こんにちは。
講師の北川です。
前回のブログでは、自分の中学時代の経験を話させていただきました。
今回は高校時代のことを書こうと思います。
http://ameblo.jp/nitoblog/theme-10088553505.html
前回のブログでも書いたのですが、
僕は第一志望の高校には合格できませんでした。
第一志望の高校には強い思い入れがあったので、
高校に通い始めた最初の頃は、とても悔しさが残っていました。
しかし友達ができ、高校生活にも慣れてくると、
不合格だったことは気にならなくなりました。
僕の通っていた高校は進学校だったので、
1年時から大学受験を意識したレベルの高い授業が行われました。
また、中学とは違い、同じくらいの学力の生徒が集まるので、
テストに関しては皆ライバルといった感じで、初めは不安でした。
しかし、僕は初めのほうは比較的苦労せずにやっていくことができました。
僕は中3の時にnitoに通っていましたが、
後期や受験シーズンの授業は、
なんと都立高校入試レベルを超えた高校の範囲を扱ったものでした。
この時は正直、こんな難しいものはやりたくないと思っていました。
しかし、この時の授業で得た考え方や知識は、高校での授業では大いに役に立ちました。
結果、高校一年の前期中間試験で僕は13教科1100点を越えて、
学年1位をとることができ、良いスタートダッシュを切れました。
もし、僕が中3の時のnitoでの勉強を諦めていたら、
都立不合格はもちろん、高校の勉強にも大変苦労したと思います。
よくnitoの生徒さんで、
「学校でやってないからやりたくない」とか、
「受験にでないならやりたくない」とか、
「テスト対策をしたいのでテストの範囲外のところはやらないで」
と言う子がいます。
もちろん自分の受けるテストの範囲をしっかり把握して、そこを中心にやることは大事です。
しかし、範囲外の内容をやる意味がないと思って学ぼうとしないのは、
とても、もったいないことだと思います。
実際、範囲外のことを学んで、そこで得た考え方が間接的にテストに結びつくことは多々あります。
このように、将来、つまり中学生なら高校での勉強、
高校生なら大学での勉強に役立つことはたくさんあります。
僕はこのことを高校1年の頃に実感し、
それから勉強をする時は、
「受験のための勉強」ではなく「勉強のための勉強」、
よく使われる言葉で言えば、「学びのための学び」といった意識で行うようになりました。
「何か知識や考え方を身につけたい」から勉強するのであって、
「学校に合格したいから」から勉強するわけではない、というわけです。
大学受験について言えば、
特に英語の単語や熟語、歴史の知識などに関しては範囲があるわけではないので、
この考え方は良いと思います。
もちろん、ある程度出る範囲を理解して優先順位をつけることは大事ですが、
この考え方も心に留めておいてください。
僕は、早稲田大学、上智大学、東京外国語大学と受けて、すべて合格しましたが、
それが出来たのも、この考え方のおかげだと思います。
生徒の皆さんも少しずつでもいいので、
「学ぶために学ぶ」という考え方を身につけていってほしいです。
早稲田大学政治経済学部 2年 北川