こんにちはちゃいこです
たまには真面目にリスク管理について語るよ。
今なにかあったわけでなく、落ち着いたら書こうと思っていたら遅くなっちゃっただけな。
少し前にあった話なんだけど
ちゃいこね「プロでない男性にサポートを頼むのは怪我のリスクが高いからもうプロ以外とはパドドゥを踊りたくない」と都内オープンスタジオのレッスンメイトさんにいったことがあるのですよ
そしたら「プロと踊ったって怪我のリスクはあるのだから、怪我については気にしなくてもいい事になっている。怪我は自己責任のお互い様でパドドゥは怪我のリスクがあるものだから、それはプロでない男性と踊らない理由にならない」といわれたのね。
この理屈はね。
リスク管理の観点からみてヤバいんです。
コンプライアンス研修や情報セキュリティ研修を受けたことがあればヤバいことに気づくと思うんだけど。
これは「人間にはうっかりミスがある。だから人に起因するミスはゼロにできない。よってミスの対策はしなくていい」という理屈で、リスク管理の観点の問いに対して、リスク管理そのものを否定する暴論なんですよ。
でもね。都内スタジオの大人バレエの人はなんか信じちゃうみたいなんだよね…
会社員時代のコンプライアンス系の研修の正誤問題に
「うっかりミスによるメールの誤送信などによる個人情報流出はどう対策しても完全には防ぐことができないから、対策しなくていい」という問いがあって。
当たり前に皆が「×」にするし、これは修了テストに合格させるためのサービス問題なんだと思っていたわけです。
でもね。その問題を当たり前に「〇」にしてしまうような企業もあると外部研修で聞いたことがあって、当時は信じられないと思ったのですが、意外と都内の大人バレエオープンスタジオ界隈はその理屈が間違っているとは思わないみたい。
つまり「プロと組んでも怪我のリスクはつきものだから、パドドゥとはリスクがあるものだから、怪我については気にせずに、危険のある力づくのリフトでもやっていいことになっている。怪我はお互い様の自己責任だから相手に怪我をさせないようにとか考えなくていい事になっている。」というような理屈を信じてしまうひとがいるんだよね。
あらためて文字にするとすごい話だよね
怖いよ君ら
私が知っているパドドゥはね。
「怪我のリスクは注意していても、ゼロにはできないけど、だからこそ怪我をしないように十分注意を払って、時には振付を簡単にしたり、リフトを減らしてパドドゥを踊る」のがプロの先生方がやって下さっていることで、その上でもし怪我をしたとしても、それはパドドゥの怪我は相手の責任にせずにお互い様ということにしましょうねというのが暗黙のルールなんだよね。
「うっかりミスによる大量の個人情報流出につながるメールの誤送信はどう防いでいるか」という問いに対し「そんなの防げるものではないからやらなくていいんですよ」という企業と「ちょっと手間ですがメールアドレスはアドレス帳に登録し、テスト送信を行っています」という企業、どちらが信用がおけてどちらと取引するかというような話だよね。
「怪我のリスクはどうせゼロにならないから、お互い様の自己責任ということになっているから、女性は嫌がっていてもリフトは力業でやります。」という方と「怪我のリスクは注意していても、ゼロにはできないけど、だからこそ怪我をしないように十分注意を払って、時には振付を簡単にしたり、リフトを減らしてパドドゥを踊らせています」というプロの先生とどちらと踊るかは、個人の自由ですが、怪我のリスクが怖いから後者の先生と踊りますといっている人に対して、「怪我のリスクは考えなくてもいい事になっているのに失礼だ」とかは頼むからいわないでください。
怪我のリスクをとってでも難しいリフトをやりたいひとも中にはいるよね。それはそれでもいいけどもそうでない人もいることをわかって欲しい。
世の中には0か1の問題にできないことのほうが多いです。だいたいは程度の問題です。
完全な0にはどうやってもできないから0.1でも0.9でも一緒だよねとかいわれても困るんです。それは9倍違うんです。
大切なのはミスを防ごうとする意識です。
以上!ちゃいこでした!!
猫の写真を貼っておくね!