実戦詰将棋。久々にあひる戦法やってみた。多分1年ぶりくらい。ピヨ幸にはまず通用しないと思ってたので採用した事がなかった。予想通り暫く劣勢だったが、相手に悪手が出て次第に一方的な展開に。その果てに現れた局面。
ソフトンさんによれば11手詰らしい。
[+Mate:11] ▲3二成銀(42)△同玉(22)▲3三桂成(45)△同桂(21)▲4二金打△同金(31)▲2一銀打△2二玉(32)▲4二龍(51)△2一玉(22)▲2二金打
てけとーに王手してけば詰みなのに、自分は19手詰くらいのをやっとの思いで読んで漸く決行したw
それにしても自玉の鉄板ぶりと来たら。前回藤井システムで居玉縛り達成したが、あひるも有りだったか。周知の通り、本来は5八に玉がいるのが本当のあひる囲いだけど、自分は居玉の事が多い。王手がかかりづらいし、左右&場合によっては上にも逃げられる点は魅力的。もし対人であひる&居玉とかで負けると悔しいだろうな…。
この将棋は、いきなり陽動振り飛車みたいな出だしで、下位ぴよの分際で序中盤プロ並の凄まじい指し回しして来て赤子の手を捻るが如くいとも簡単に劣勢にされたので、頭来てソフトンさん召喚して倒したw 後で調べたら、予想通りとんでもない量の最善手指されてた。どう低く見積もってもアマのレベルじゃなかった。そんなもんゆる甘が勝てるわけないし。とにかくその最終盤。
11手詰。
[+Mate:11] △3八金打▲同玉(28)△4八飛打▲2七玉(38)△3八銀打▲1八玉(27)△3九銀(38)▲3八桂打△同飛成(48)▲2八飛打△同龍(38)
詰将棋みたいなぴったり系。
阪田流向かい飛車の最終盤3連発行きます。
9手詰。ちょっと持ち駒が不足している様にも見えるが…。
[+Mate:9] △7九龍(39)▲同銀(88)△6五桂打▲6六玉(77)△7四桂(62)▲7五玉(66)△8六龍(89)▲6五玉(75)△6四香打 など
左の竜を捨てる事によって8六にもう一枚の竜を利かせて仕留める。何と華麗な詰まし方だ。本譜は、詰みも有りそうだなという気はしたものの結局気が付かず、△6五桂▲8七玉に△7九竜左として無難に勝った。
阪田流向かい飛車第2弾。勝勢にしてから、長手数に渡る王手ラッシュを掻い潜った後の局面。
包囲は完了しているものの、最後に放って来た▲5三銀がしぶとく、11手詰と意外に長い。
[+Mate:11] △7九角打▲同金(69)△5九銀打▲6九玉(68)△6八香打▲同銀(57)△同銀(59)▲同玉(69)△5七金打▲6九玉(68)△5九飛打
など。
第3弾。切らす方が楽だったらしいが強引に攻めた最終盤。
13手詰。どちらの飛車を切って行くか。あまり役に立ってない相手の2枚の金、だが間違えて中段に逃がすと大いに働いて来る事に…。
[+Mate:13] △7九飛成(89)▲同玉(68)△5九飛成(39)▲7八玉(79)△8八金打▲同玉(78)△6八龍(59)▲7八飛打△7七角成(86)▲9八玉(88)△7八龍(68)▲8八金打△同竜(78) など。
上部に逃がさない為の△8八金捨てが秀逸。以下は大駒の力で簡単に仕留める事ができる。え、私ですか?見えませんでしたよ勿論。普通に上に逃がしちゃってあわや負けるところでした。
最後は、相居飛車の力戦の、かなり強引に中央突破した将棋の最終盤。詰むか詰まないか一目では判らなかったが王手が続くので行ってみた。
17手詰。駒損まっしぐら。
[+Mate:17] ▲4二金打△同角(53)▲同角成(51)△同玉(31)▲5二飛成(57)△3三玉(42)▲4二角打△4四玉(33)▲5三角成(42)△4五玉(44)▲4三龍(52)△3六玉(45)▲3四龍(43)△3五角打▲同馬(53)△2七玉(36)▲1七馬(35)
露骨にバラした後、竜と馬だけで捕まえる。ちなみにピヨ幸は▲5三角成の時点で投了して来た。こっちまだ詰み見えてなかったんだが…w
おまけ 我が拳に在るのは ただ制圧 前進のみ!
手渡しばかりしてくるピヨ幸に対し、全ての位を取って聖帝様並に制圧してやろうと思ったがさすがに無理だったw 図は△6四歩と突いて来たところ。
言うまでも無いが、将棋はただ位を取れば良いってもんでもないので、評価値も800前後とそれ程良いわけではない様だ。とりあえず何か面白い形だったので載せた。やられたとしたらかなりの圧力を感じるだろう。反転して見てみたら凄まじいものがあった…
下図はその最終局面。△3一歩としてきたが詰み在り。
長くて9手詰との事。次手が見えれば然程でもないか。それにしても、前の図から考えるとかなり手こずった感w ピヨ幸はほんと粘り凄いからなぁ…。
[+Mate:9] ▲3四銀打△同玉(23)▲3五歩打△2三玉(34)▲3四銀打△1二玉(23)▲1三角成(24)△同玉(12)▲2三金打
など。初手の▲3四銀に対して△2四玉と角を取って来た場合は▲3五銀△同玉▲3六飛△2四玉▲2三金などの詰みが在る。
おまけ2 君にファイナルガーディアン
以前ピヨ幸に全駒しようとしたらとっとと投げられたので今回は設定を「最後まで指す」にして対局。凄まじく粘って来るし、相手を詰ますのが目的じゃないので従来の感覚と違ってかなり大変だったが、長手数の末に完璧に封じ込めた。僅かな攻撃も全て防ぎ切るという様な、非常に地道な作業になる。
先手玉は詰んではいないが何もする事ができない。持ち駒は無いし動ける場所も無い。ルール的には詰みと同じ扱いになるんだろうか?
苦節約1年、漸くピヨ幸君に完全勝利。反転して見てみたらなかなかつらかった。対人では決してやってはならない。人にやられたら恐らく将棋盤や駒を見るのすら嫌になるくらいのトラウマが残るだろう。まあ現実的にはその前に投了するだろうけど。








