詰めろや必至かけるのって、詰み読むより難しくないか？と日頃思う。終盤の要所でそれを探すのは、時間無いと特に大変だろうな。相手の応手に詰めろ逃れの詰めろとか在るかも知れないし、下手したら自玉に詰みが在るかも知れない。まずはそれらを全て読まなきゃならない。
詰将棋は自分の棋力向上にはあまり効果無さそうと以前書いたが、普段指してて思うのは、詰みどころか、そもそもどういうふうに攻めて行けば良いのかが見当も付かないｗ ちょっと強い相手だと絶対に隙が無いので、切り崩し方がまるで判らないのだ。
一般的な囲いとか、良く在る形なら或る程度プロの将棋でどう攻めて行くのかを観た事が有ったり、知っている手筋が或る程度通用するにしても、互いの持ち歩の数や端歩のやり取りだけで全然変わっちゃう事もある。あれ、何か違うな…とか感じた時にはもう既に遅し。大抵不利になってる。
見た事も無い囲いや中段玉なんかで攻め筋を考えるとなれば一初心者にとっては完全にお手上げ。自分一人で一から十まで攻略を構築しなければならないなんて、気が遠くなる程困難な作業だ。全然繋がりもしない、稚拙で短絡的な攻めをして、あっさり切れて敗勢確定がオチ。
弱者同士の対局でも、幾ら何でもそんなすぐに詰む詰まないの局面になるわけでもない。敵陣の弱い所を見付けて突破して行ったり、こういう感じで包囲しようとか或る程度構想を練りながら、寄せの形を次第に創り上げていく事の方がよっぽど難しいのに、突然詰みの局面を目の当たりにして即座に詰ます練習をしても、それが一体何になるのかなという気がしてしまう。まずは詰みに至る局面に持って行く技術を上げなければならないのではないだろうか。
特に詰将棋は、こんな形、どうやったらなるの？これ解けたところで、実戦で役に立つの？？みたいなものも在る。必ず詰むと判っているし、盤上の駒も持ち駒も、無造作ではなく、全て何かしらの意味が有るものしか存在しないので、作者の意図を察する事で答えを導き出せる場合も。
実戦詰将棋も、自分がおまけとして挙げるものは見慣れた囲いが薄らと残っていたり、玉が或る程度隅の方などに追い詰められている状況だったりと、初心者の将棋では割と有りがちな形ばかりだと思うが、他の作品を見ると、これ完全に有段者同士が死力を尽くした激闘の果てでしょ、みたいなものも多く、普段使えるとはとても思えない。
それで行くと、長めの詰将棋などは、もう何の為に存在するのかも判らない。最早将棋とは別物の、趣味の世界としか感じない。まず読み切れないし、5分とか10分とか考えてやっと解けたりする事も有るけど、そんな時間かけたら誰でも解けるし、ひよこ相手ならともかくもし人と指すとしたらそんな時間貰えるわけないから本当に意味無し。プロでも、実戦となると、20手超の詰みになると1分将棋じゃ読み切れない事もしばしば。
そして、逆に、自分の詰みや詰めろの回避の練習も必要な気がする。早受けまたは早逃げしないと寄っちゃうのに、気が付かないで攻めちゃうなんて事も有る。相手の持ち駒が多い時などは読むのが大変。
特に中段玉や入玉形は、一体どれくらい危ないのか、何処をどう受けて良いのか全然判らない、という様な事が多い。王手ならまだいいけど、大駒がちょっと動いて詰めろ何とか取りみたいな手はうっかりし易いし、周囲に自分の駒が多く安泰だと思っていたら実はかなり危険だった、みたいな事も。
また、王手に対して何処に逃げて良いかなども瞬時に判断できないとならない。逃げ場所が数か所在り、、しかも取る手も在る、だが正解は一つだけみたいな局面で時間無かったとしたら、もう間違える自信しか無い。
最早攻めより、受けの方が難しいのではないかという気さえする。詰将棋ばっかりやってると寧ろそっちが疎かになりそう。本将棋は相手もこっちの首狙ってるんやで、と。
一番笑えるのは、詰みや必至が在ったのに、普通に見逃してた時。どっちにしろ勝ちという事が多いので結果オーライという考え方もあるかも知れないけど。
相手が間抜けな手指してて9手詰とか3手一組の必至とか発生してるのにスルーしてるんじゃ、本当に、何の為に詰将棋やってるのかさっぱり判らない。単なるパズルゲームとしてやるだけならテトリスやドクターマリオやってる方がよっぽど面白いし。本将棋における棋力の向上に役立つと良く聞くので昔からやっていたが、実戦のさ中、詰み自体に気が付かない低レベルさではさすがに全く以て無意味。
雁木、角換わり、相掛かり。横歩取りは次回出すとして、これで居飛車は一通りやった気がする。矢倉は殆どやってないがたまにしかならず、リロードが面倒なので諦めた。やってみたいが、プロの将棋を観る限りでは、中盤で、思い付かないのは勿論理解すらできない様な難しい手が多く、どうせ指しこなせないとみた。幾ら考えても判らない上、気付けば劣勢になってる、といった状況が容易に想像できる。以前書いた竜王スペシャル（勝手に名付けた）でダメならさっさと投了する、ただそれだけ。
そろそろ本格的に振り飛車（というか対抗型）でもやってみるかな…と、最近は阪田流向かい飛車を何局かやってたが、こないだはプロの対局観ながらだったのでぼんやりしてて手順を間違え、4手目で△3三角と上がってしまった。
▲3三同角成は先手からすればやってみたい一手。5手目で既に王手がかかり、応手は△同桂以外に無かろう。
こちら（後手）は既に若干不利。まあ、5手目で投了というのも新しいかもな…。ただ、天才都成竜馬が指していた角交換振り飛車の出だしでこういうのが在った様な気がしたので続行。
7手目の▲2五歩に対しては図の通り△2二飛しか無いかな。多分。
此処で先手から▲6五角という手が在り、角成が受からないので早くも勝負有り。評価値で言うとまだ－200台という程度だがその後の展開は難解複雑を極め、かなり力の要る将棋になる。馬が強く、駒組みに制限を設けられ長く苦しむ事になる。勝った事は一度も無い（というかまともに指そうという気になれない）のでそれをやられたらノータイムでてけとーに指し、悪くなったところでてけとーに投了しようと思っていたが、本譜は▲6八玉だった。
その後も暫くマイナスだったが、この辺りになるとほぼ互角になっていた。9筋を突き越してあるのが評価されてる様だが、詳細はさっぱり判りません。昔から対抗形のこっち側の端歩はなるべく伸ばした方が良いという様な認識が自身に在り、ついやってしまう。一番最初に覚えた戦法と言っても過言ではない藤井システムの影響ではないかと推測される。
図は23手目▲9八香。へ～、穴熊ね～…。
次手24手目、△2五桂。歩と桂馬の交換。こいつは駒の価値を知ってるのかな…という感じ。
しかし、かなり前かも知れないが、こういう手もプロの誰かが指していたのを見た事が有る。従来の価値観に縛られない独創的な手に驚いた記憶が。つまり、飛車で桂馬を取れば、後手は△2四歩から飛車先を伸ばし、先手はそれを受け難いという寸法。2七に歩を成る手が間に合いさえすれば後手が良くなるだろう。
以前も書いたが、ひよこ穴熊目指し過ぎ。もう飽きたので、▲9八香見て決行した。にもかかわらず、次手の最善は▲9九玉で草。無視されて穴熊にされたら相当頭に来ただろうが、本譜は▲同飛だったので血管が切れずに済んだ。勿論取らない手も考えられるけど、下位ピヨがこれ食い付かないなんて事は無い筈だと思ったので。
と言うか、実際これ取らない相手がいたとしたら、恐らく俺には100％勝てないレベルの猛者。
27手目▲8五飛で固まった。こんな良い手が在ったのか…。形勢は僅かに良いらしいが対応を間違えると一気に終わる系と察した。あれこれやってから▲6五飛と回る手がきつそう。
中継観てた事もあり10分くらい経過。△8二銀以下、考えた通りに進行したが…。
△6四歩と打って6五にいた飛車を追い払おうとしたところ、なんと図の様に▲同飛と突っ込んで来た。こいつは吃驚。取る以外無いだろうが、▲5五角或いは▲4六角で銀その他を奪われる上、玉が不安定。ひえ～そんな手が在ったか～…。
40手目△3九飛と、とりあえずこちらも攻めを見せた。だがどう見ても悪そう。相手の玉が自陣に控えているのに対し、こっちは自ら最前線ｗ
唯一救いなのは、こっちはあんまり駒組みしてなかった為、4三の地点が空いていて避難を図れるという点。形としては銀が上がっている場所だと思うのでラッキー。そういう普通っぽい手すらマイナスに作用する事も将棋ではたまに在る。
後の調べでは、此処でもこっちが僅かに有利。囲いは先手の方が堅そうだが、こっちは三段目を左（画面で言うと右）の方に、恰もザリガニの巣穴の如く奥深くまで逃げて行く事ができそうなので、その辺りが理由なのかなと思った。ただ、駒の損得は今のところは飛車銀交換とは言えこっちは歩切れだし桂香も取られるし、玉を逃げておく手は絶対必要になるので手番も失う。
ザリガニに関しては色々と話したい事も有るが、ちょっと長くなると思うのでいずれの機会に…そういやザリガニ、もうかれこれ四半世紀くらい見てないな…ドブ川なんかでまだ元気に生息してるのかな…そもそもザリガニっていう名称面白いけど、由来って…っと、いかんいかん、マジで止まらなくなるからやめとこう…。
早逃げ後、互いに数手指した。46手目、図の△6九角はぬるいらしい。△7六桂で9九に玉を落としてからの方が良かったらしいが、わざわざ潜らせて一体何の得が有るのか…？
ちなみに△7六桂に対して▲7七玉だと途端に優勢になる。△6九飛成という手が厳しいらしい。以下5八の金を守った手に対して△9九に角を打ちかなり迫れるらしいが全く見えなかった。8八に安い駒受けられてとてもじゃないけど続くとは思えない。
というわけで、上下どちらに逃げられても嫌だったので先に6九角を選択した次第。何となく、何処かで見た様な攻めだな…という気がしたので。金銀4枚で守られているが、意外に攻め易そうな印象だった。
▲6六香と打って来た手がぬるいと判断して△4五桂と打った。後に確認すると互いに微妙な応酬だった。そんな気はしてた。感覚的に最善ではないと判っても、何が最善手かは判らない、或いは判ったとしても指せないので仕方なく妥協するという場面はしばしば在る。この時は△4五桂以外の手が見付けられなかった。参考までに、ソフトン推奨はやはり△7六桂。その後に△4五桂の方が良いらしい。確かにさっさと跳ねないと、何処かで▲8五銀みたいに守られるのは一番嫌だった。なかなかやって来なかったせいか、徐々に有利が拡大していた。
前の図から金銀の取り合いが行われた後の53手目、先手が▲5七同金と成桂を取った手は相当悪かったらしい。一気に勝勢になってたが、替えて▲7七玉が最善と言われても自分だったらできなそう。
まあ確かに、何かいきなりチャンス来たなという感覚は有った。将棋中継の終了と同時にしっかり考え、此処から数手は最善の応酬となったが…
60手目の△7九竜に対して▲6五角という手をうっかりしていた。何てこった…要の7六の桂馬を外されてしまうではないか…と思ったが、本譜はこの図で▲5五桂と王手してきた。これで勝負有り。わざわざ玉を逃がしてくれたので助かった。
63手目、▲6九銀打で先手にMate発生。後手に決め手在り。
自分が先手持ってたらこの手で受かってる様にしか見えない。王手は△8八銀しか無いし、いつでも6七に逃げれるし平気だろみたいな。死がすぐ其処まで迫ってるなんて感じない。次の手を指されて初めて、あーそっか、終わりか～、みたいな感じだと思う。
冒頭に書いたのはそういう事。幾ら詰将棋がうまくてもこういう決め手をすぐに見付ける事ができなければやっても無意味、或いは、未だ詰将棋をやるべきレベルに辿り着けていない。
自玉の安全確認含め、かなり時間かかった。5分くらい。というわけで、自分は詰将棋やる意味皆無です。
64手目、△6八桂成。竜が利いているので無論玉では取れない。銀で取るか放置すれば頭銀（△7六銀）で詰み、▲8六金や▲7六金などと7六の地点を守れば△8八銀で詰み、▲8八桂として△7六銀を受ければ△7八成桂以下詰み。普通の人はこんなん一目で判るのか…いいなぁ…。
王手ラッシュ後、68手にてピヨ幸投了。え、68手？短っ。何かもっと長かった様な気がしていたので意外…。
とは言え急戦を仕掛けたのはこっちじゃない。▲2五同飛～▲8五飛という強手が来たからこんなんなった。ほんと退かないからね～このひよこは…まあ短い方が助かるんだけどさ…。
こういった角交換振り飛車は、棋界のイケメン王子都成竜馬なら簡単に指しこなすが、ちゃんと備えながらやらないと序盤から隙ができ易く、うまく行く事はあまり無い。負けた時のケンやガイルみたいに、ボコボコにやられて顔中腫らしてブサメンになる事多し。自身4回目にしてやっと勝てた…悪手も無く、イケメンとは行かないまでもそこそこ見られる程度には落ち着いたのでは。
イケメンで思い出したけど、ものの○姫で、主人公と思しき男が、「生きよ そなたは美しい」って言ってたけど、聞く度に思うけど、それってつまり、美しくなきゃ生きてなくて構わないって事？もしあの少女が美形じゃなかったら何も言わずに放置したって事？？要するに見た目悪い奴は死に絶えていいよって事？？？
自分が男前だからって随分上から、偉そうな言い草だよな。そんな思想の奴はバルログさんくらいだと思ってたぜ。あれくらい男前で長身痩躯で動き速くて跳躍力有って仮面がミステリアスでジャーマンのシルエットが美しくて曲がかっこ良くて神がかって強ければ、そりゃ何言っても仕方ないって気にもなるけど…否、思い起こしてみれば、彼だってそこまでは言ってなかったな。「弱き者は地獄に堕ちろ！強き者は常に美しいのだ」強ければちゃんと認めてくれる彼の方がまだ良心的じゃないか（そんな彼も負けると仮面半壊して顔腫らしてちょっとブサメンになるけど…）。
あんな見た目重視の下衆野郎、バルログ様の鋭い鉤爪で斬り刻まれて醜くなってしまえばいいのに。。魔闘家鈴木みたいに、幻海師範にボコボコにされちゃえばいいのに。。。
V2.2
N+Lv30 ピヨ幸(R1650)
N-プレイヤー
P1-KY-KE-GI-KI-OU-KI-GI-KE-KY
P2 * -HI * * * * * -KA *
P3-FU-FU-FU-FU-FU-FU-FU-FU-FU
P4 * * * * * * * * *
P5 * * * * * * * * *
P6 * * * * * * * * *
P7+FU+FU+FU+FU+FU+FU+FU+FU+FU
P8 * +KA * * * * * +HI *
P9+KY+KE+GI+KI+OU+KI+GI+KE+KY
P+
P-
+
+2726FU,T1
-3334FU,T1
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%TORYO,T0
おまけ
反転実戦詰将棋。64手目△6八桂成に対し、▲8八桂と受けたと仮定した場合。
11手詰。竜を有効に使い追い詰める。
[+Mate:11] △７八成桂(68)▲同銀(69)△６八銀打▲６七玉(77)△５七銀成(68)▲同玉(67)△６六金(75)▲同玉(57)△６八龍(79)▲７六玉(66)△７五金打
など。
△6六金捨てなんか絶対見えないな…。自分は△７八成桂(68)▲同銀(69)△６八銀打▲６七玉(77)△５七銀成(68)▲同玉(67)に、△5九竜▲5八金△6八銀▲6七玉△5七金▲同金△同竜の13手詰しか読めなかった。言うまでも無く、△6八桂成をすぐに見付ける事ができる者にとっては、その時既にこれらの詰みが完璧に見えているわけで、棋力は全く以て別次元。
どうでもいいけどこの記事、おすすめのハッシュタグに「桂」「ザリガニ」「イケメン」「ひよこ」と並んでて草。一体どういう主旨の記事？みたいな。