何時の日か名もなき雀士はとある麻雀の会へ参加する事になった。
すると3年前に出会った知人が昇級していた。
おめでとうと話しかけると、優しい知人は彼を飲みに誘ってくれた。

飲んでいると、もう一人、知人を見つけた。
前述の知人とは逆に彼の事などは忘れているようだ。
また、その場所からもいなくなっていた者もいた。
時間の流れを感じると同時に寂しさも覚えた。

彼は誘ってくれた知人と数名で、輪にはそれほど加わらず

飲んでいたら、その場所に出向いて話しかけて来た若者がいた。
感じが良いなと思うと同時に、きめ細やかな気配りに
プロもまだまだ捨てたものではないなと思い、帰路に着いた。


そこで、彼は3年前に入会していたら、どういう人間に
なっていたのだろうと思い、なんとなくタイムマシンに乗って
過去の自分を垣間見たような気分になった。


だから、3年後には優しさを持った打ち手になりたいと思い
あの時、プロを目指さなくて良かったなと感じた日でもあった。


このコラムはここで完結となる。理由は冒頭の一文に関係する。
最後にタイトルを獲って、今まで出会った方へ恩返しすると

ここに誓っておく。このように公言し、出来るかは甚だ疑問だが

強い心だけは失いたくないのだ。そして、どんなに他人からみて

見苦しくても勝ちにこだわりたい。そんな日は来るのだろうか。