シネマ「湖の女たち」

>先週公開の映画「湖の女たち」観てきました。

いやー、難解です。
介護施設での100歳の老人の殺人事件の容疑者となる介護士、執拗な取り調べを行う刑事2人、若手刑事に目をつけられる介護士、先輩刑事が抱えるトラウマ、過去の隠蔽された事件、さらに戦時中の出来事、話はさらに拡がる。こんなにたくさん収拾つかないぞ。
案の定、老人殺人の犯人さえ…
結末のあるサスペンスではなく、湖の周りの女たちを中心とした人間模様でした。
福士蒼汰と松本まりかの数々のシーン、特に「全裸土下座」は強烈でした。
全体として監督は何を訴えたかったのか

よくわからなかったので映画のレビューを読んだ。それで少しわかったところもあった。
・過去から続く人間の傲慢さ、その連鎖
・大人のまねをする子供の残忍さ、これも過去から現代の子供にまで。

・人間の醜さを見てしまった人間はもはや世界を美しいものとは見えなくなった。

そういうことね。
訴えたかったのは

「いつまでも続く人間の醜さ」ですね。

ようやく自分なりに理解できた。

★★★★ 星4.0 (5点満点)