君を好きになって

何度目の冬でしょうか

 

イルミネーションの街並みに

毎年

想い出を重ねて

 

 

 

冷たい風が

頬にあたると

想い出が

たちのぼって

 

こころは

ゆりおこされて

 

ときめきで

胸があたたかくなる

 

 

 

冬の夜の帰り道

冴えた星空の下に

浮かび上がる

息の白さに

 

君を待っていた

日比谷の夜を

ふと

懐かしむ

 

 

 

今年は

どんな冬に

なるかしら

 

 

君と交わした

視線と

笑顔を

胸に抱きしめて

 

 

ブーツのかかとを

響かせて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は

冷たい風が

頬に

あたることすらない

 

君を想うよすがも

断ち切られてしまうよう

 

 

会えない冬が

来るなんて

思っても

みなかったね

 

 

 

 

 

 

瞳と瞳で

笑いあえる

 

あの時間が

ないまま

この冬は終わるなんて

 

 

 

急に佇まいが
変わった君

見たことのない
背中をしてた



さびしいような
うれしいような

複雑



ただ
君が
好き


あたし自身の感情が
君の姿に
まざまざとうつしだされるようで




胸がはりさけそうに
熱い