山の家にいます。
「修験場」と呼ばしめているこの家の近辺は、今夜はなんだかべらぼうに風が強いです。
春一番というやつでしょうか。
コンポストの中身を乾燥させたくて、蓋を開けておいて、それが飛ばないように撹拌用のスコップを重しに乗せておきました。
明日の朝には蓋どころかコンポスト本体ごとぶっ飛んでいるかもしれません。
近況。
いろんな宿題が程よいところにまとまりそうな兆しで、やや機嫌が良いです。よう踏ん張りやした己。
———
いつも飲んでいるジンのボトルが空いたので、満を辞して某Kuradashiで溜め買いしてみたハイランドクイーンとやらを開栓しました。
直線的に開ける、太くて甘い香り。これは日々のささやかなご褒美酒として飲めそうなやつです。
いい買い物をしました。
———
程よい酔いに呼ばれて久々に「rough 'n' frank night」という、酒飲みしながら延々流す用プレイリストを爆音でかけてみました。
が、前より酔えない…?
酔えないというか、前より平静のままで聴けてしまうと言った方がいいのか。
多分ですが、コロナ禍という名の、私にとっては正直長い休暇でもあったようなあの頃、今住まう地とはまた別の山奥にて、気ままに暮らし呆けに呆けたあの頃の幻想が醒めつつあるということなのかもしれないです、これは。
あの頃は大した偉業を成し遂げていなくても生き延びて音楽を発信できているだけで世の中に赦しを付与してもらえた時節でした。
だからこそ、今思えば、幸福のハードルも激低でした。
冬の終わり、洋酒の湯割りをすすって、そんなことにこっそり気が付く山奥の夜。
こうしてまた新しいステージに足を踏み入れつつも、人生は淡々と更けてゆくのであります。
