【Vol.228】
今後の日本は
ダイバーシティ(多様性)が広がり
外国人、高齢者、障害者 など
多くの人と共に仕事をする
機会が多くなると思われます。
そこで
考えの邪魔になってくることが
『傾向・先入観・偏見』 です。
こちらは、
『バイアス(偏った傾向)』
とも呼ばれます。
これからの時代
経営者は
自身のバイアスに
とらわれず、
客観的に分析し
経営判断していく能力が
必要となってると考えられます。
仕事に関わる
あるあるバイアスを
取り上げてみます。
● 確証バイアス
長年の経験による
「感」などから
ストーリーや結論を作り上げて
それに合った証拠ばかりを
集めてしまう傾向です。
投資などで多く見られ
失敗するケースがあります。
● 正常性バイアス
突発的な異常や危険に遭遇した時
ある程度まで正常に平然として
対処して、安心したいという傾向です。
地震や津波、水害や火事など
災害時に逃げ遅れる原因となります。
従業員の避難指示が
遅れれば責任問題となります。
● 合意憶測バイアス
自身の行動や意見は
一般的(常識)だと思い込む傾向。
職場においても
自分と似た感覚が多い
またはそうあってほしいと思うが
そうでないことが
経営者には多いようです。
「よかれ」と思ってしたことも
ありがた迷惑だったことありませんか。
● 紋切り型バイアス
性別や年代、出身地
人種、容姿など
限られた経験や噂から
その人々のイメージを作る傾向。
『女は・・・』『あの世代は・・・』
『○○人は・・・』等々
決めつけで差別的な扱いを
してしまいます。
この他にも
様々なバイアスが存在します。
無意識に行っている
『あるあるバイアス・・・』
思い当たるものが
あったのではないでしょうか。
経営者のバイアスは
ダイバーシティ、ハラスメント、
リスクマネジメント
経営判断、生産性の向上 など
様々な弊害になる可能性があります。
なかなか難しいですが
客観的に判断できるよう
意識するようにいたしましょう。
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