[Vol.210]
前回の
ハラスメントゲームは
秋津室長(唐沢寿明)が
パワハラと訴えたあと
役員秘書にはめられ
セクハラで訴えられるという
展開でした。
被害者が加害者となりました。
恨みを買って
上げ足を取られてしまった訳です。
(テレ東ドラマ ハラスメントゲームより)
秋津室長は
ICレコーダーで
会話を録音していたのですが
証拠を出したところで
会社自体が変わる訳でないと
提出しませんでした。
このように
最近ではハラスメントを
恨みを晴らすための手段として
利用しようとする方なども
増えてきており
本質を見失っております。
ハラスメントとは
行為者本人の意識の有無に関わらず
相手を不快にさせたり
自身の尊厳を傷つけられたと
感じたりさせる発言や行動を指します。
捉え方によっては
「当事者の受け取り方次第」と
考えることもできます。
意図的に
ハラスメント(いじめや嫌がらせ)を
行っている場合は
問題外ですが
無意識に発生した問題に関しては
そもそも
「信頼関係」が築かれていれば
ハラスメントは発生しなかったとも
考えられるのです。
例えば
指導をしているつもりの上司と
NOといえない部下がいて
ハラスメント問題として
大ごとになってしまったのであれば
その上司を罰するのではなく
問題が起きてしまった
環境自体にメスを入れない限りは
本当の問題解決にはならないのです。
知り合い中小企業
経営者に聞いた話では
上司と部下、部下同士が
本音で思っていることを
ぶつける時間を意図的に
設けるようにしたところ
(お酒なしの完全無礼講)
企業としても連帯感が飛躍的に高まり
経営も行いやすくなったと聞きました。
このように
ハラスメントが起きてしまう原因は
社内環境や仕組みに
問題があるケースが多く
その大部分は
「信頼関係」を築けていれば
発生しなかったと考えられる場合が多いのです。
企業における
「ハラスメント防止対策」は
働きやすい職場空間をつくり
社内の信頼関係を築くことによって
結果、業績向上につながる可能性があるのです。
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