[Vol,203]
毎度ハラスメントゲームネタですが
先日のテーマは
「リスハラ(リストラハラスメント)」でした。
(ドラマ ハラスメントゲームより)
経営者としては
頭の痛い話となりますね。。
ドラマの中では
リストラ対象者に対して退職金など
条件面を詰めること(退職勧奨)や
絶対に退職に応じない社員を
リスハラにみえないよう
どう対応していくか問題となっていました。
望まない出向を言い渡し
自分から辞めるように促すなど
ドラマが展開していきます。
しかし
ドラマのように
退職金の割増しや出向など
中小企業にとって
なかなか考えにくいものです。
(ドラマ ハラスメントゲームより)
私も
いろいろな経営者と
話をする機会が多いのですが
「採用が集まらない」
という、悩みと同じように
「問題社員の対応に困っている」
という経営者がとても多くおります。
これは
中小企業で特に多く
人材不足のため
選択肢がなく
仕方なく採用したために
問題が起きてしまうケースも
多いようです。
問題社員に対して
解雇を行うにしても
厳しい制約などがあり、
誰の目から見ても明らかでなければ
法的には認められません。
そうなると
自主退職を促しますが
先ほど説明した
「リスハラ」と
いわれかねないわけです。
企業としては
専門家(弁護士や社労士など)に
相談し、
多少面倒であっても
従業員の問題行動に対し
日時などを細かく書きとったり
本人との会話を
ICレコーダーで録音する など
対応する必要があると考えられます。
そして、解雇を避ける ため
トラブル解決や配置転換など
努力を行ったという
事実も必要となります。
その上で
労働契約を継続することは
不可能だと、本人に伝えます。
ここまで行えば
問題社員は、解雇されて
次の就職にひびくよりも
自主退職を選択するかもしれません。
ただ現実は、
時間も手間もかかりますし
そんなにうまくはいきません。
最悪の場合は
不当解雇やハラスメントに対応できる
損害保険もあります。
いずれにしても
企業側にとって採用するよりも
従業員に辞めてもらうことは
とても大変 だということです。
(ドラマ ハラスメントゲームより)
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