[Ｖｏｌ．174]
今週のドラマ
「ハラスメントゲーム」では
(ﾃﾚ東やＢＳ、ﾃﾚ東ｱﾌﾟﾘで毎週放映中)
『セクハラ』が
メインテーマとなっていました。
内容として
社長のセクハラ発言が
反社長派の画策により
パートリーダーに伝わります。
これが原因となり
新店舗開店３日前に
パート１８人全員が辞める
と言い出すところから始まります。
ドラマであるため
内容は極端ではありますが
経営者の発言とは
このような展開になる
可能性を秘めています。
ここでセクハラについて
説明します。
セクハラには
法律上の定義があります。
これは
男女雇用機会均等法に
述べられております。
男女雇用機会均等法１１条１項
事業主は、職場において行われる
性的な言動に対するその雇用する
労働者の対応により
当該労働者が
その労働条件につき不利益を受け
又は当該性的な言動により
当該労働者の
就業環境が害されることがないよう、
当該労働者からの相談に応じ、
適切に対応するために必要な体制の整備
その他の雇用管理上必要な措置を
講じなければならない。
こちらには
【２つの類型】があります。
① 対価型セクハラ
性的な言動を拒否することで
解雇、降格、減給などの
不利益を受けること
② 環境型セクハラ
性的な言動により、
労働者の能力の発揮に
悪影響が生じること
事例として
①の事例
・ 部下をデートに誘ったが
断られ、解雇
・ 部下の腰をさわり
嫌がられたため、配置転換 など
②の事例
・ 業務に関係のない
容姿や身体についての発言
・ しつこく食事に誘う など
ドラマでは
業務に関係のない
容姿や身体についての発言で
環境型セクハラが
原因となっておりました。
現代社会において
経営者や管理責任者の
「不用意な発言」が
いつの間にか広がり、
企業にはかりしれない
影響を与える可能性があります。
しかし
パワハラやセクハラ発言を恐れ
萎縮しすぎることは
もっと良くありません。
コミュニケーションが遮られ
企業の成長に影響を
与える可能性があります。
「わかっていて発言すること」 と
「わかっていないで発言すること」では
発言の深み も変わってきますし、
もしもの際の対応 も異なってきます。
ハラスメントについて
理解を深めることも
企業のリスクマネジメントといえるのです。
