お世話様です。 ㈲日成塗装の長田です。
昨日の暖かさが嘘のように朝から冷たい風が肌を突き刺しました。
しかも明日は雪予報。。。 都心で積もらない事を願います。
世田谷区 菅原神社 神楽殿 塗装工事 その3 になります。
今回ご紹介は 欄間(こちらでは室内ではないので表現が違うと思いますが)の透かし彫り 彫刻 の再塗装をご紹介いたします。
こちらの透かし彫り。
足場組み立て前は「灰汁洗いシミ抜きして綺麗な木目を復活させ含浸ワックスで仕上げるぞ」と計画しておりました。
が、、、足場が組みあがり、高圧洗浄後に確認してみると、、、
クリアー塗装が施させている。![]()
これでは思い描いた仕上がりにならない。。。しかもこの状態の彫刻を剥離するのは難儀。。。
剥離によって彫刻を痛めてしまう恐れがありますので断念。経年でクリア塗膜が劣化している部分が大半でしたので作戦を切り替え、
木の風合いを生かし、クリアーを再塗装することに致しました。
まずは固めのナイロンブラシで劣化した部分の塗膜をやさしく除去
続いて灰汁洗い。今回は塗膜が残っている部分もあるので漂白、シミ抜き作業は行わず、全体的に明るくする感じで。
乾燥後
案の定塗膜が残った部分があり色ムラが目立ちます。
あらら、、、、、どうしましょ~。
でも安心してください。私はこんな事では動じません。
経験で培った技で状況に応じた下地洗いを施しましたので完成がイメージできるのです。
欅(ケヤキ)の綺麗な素地の色まで漂白しておりませんのでクリアー塗ると綺麗な色に戻ります。
では早速クリアーを塗装を
ね!!
色ムラが目立たなくなったでしょ?
後は上塗りを艶消しか艶あり仕上げか吟味することに。
塗料の乾燥前に艶有仕上げの状況が見れましたので参考にしましたが、やはりつや消しの落ち着いた雰囲気の方がこの建物にあっているので今回はつや消し仕上げにすることに。
周りの塗装が終わるまで暫し上塗り作業は休止。
肝心な上塗り写真を忘れましたが、完成はこちら
しっかり彫刻が判り、存在感のある仕上がりになりました。
下地処理をやりすぎても日焼けでムラムラになってしまうし、処理を行わないと真っ黒な仕上がりになってしまう難しい案件でしたが
絶妙な洗いで見事風合いを活かしました。
ところでなぜ牛の彫り物なのか???
実は菅原道真と牛は切っても切れない仲だったようです。
少し調べたところ、、、
当時は遺骸を載せた車を引くのは牛が主流で、菅原道真公を運んでいた牛があるところで座り込み全く動こうとしなくなってしまいました。
道真公はこの牛が動かなくなった場所を自分の墓地としたいのだと周りの人は考え、そこを墓地と定めたそうです。(太宰府天満宮)
また道真公は丑年生まれだった事から神の使いとして共に神聖視されることになったそうです。
こちらの神社にもしっかり撫で牛が鎮座しております。
皆さんも参拝時には撫でなでしてくださいね。
撫で牛の透かし彫りも見事復元。 ㈲日成塗装の灰汁洗い、クリアー塗装。 お試しあれ。

















