西川ゴム工業(5161) | ひかこのブログ

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ゴム関連企業を引き続き調べてみました

 

自動車部品の独立系メーカー。

一般産業資材も。

すべての国内自動車メーカーにシール製品納入(四季報)

 

 

【沿革】

西川氏が田村工業に在籍中にスポンジゴム部を創設したのち、これを独立させ、昭和9年西川ゴム工業を開業、スポンジゴム製品の製造・開発を開始

 

昭和53年 後山化工(西川ビックオーシャン)に資本参加

 

昭和61年 米国に子会社設立

 

平成3年 株式上場

 

平成13年 中国上海に子会社設立

 

 

【事業内容】

・自動車用部品:ゴム・樹脂シール製品(ドアシール、ドリップシール、トランクシール、グラスランチャンネル)および内外装製品(ドアオープニングトリム、ドアホールシール)等の製造販売

 

・一般産業資材:住宅用外壁目地材の製造販売

 

 

【業績】

業績

売上高

当期

利益

一株益

(円)

一株配

(円)

連16.3

89,932

3,654

186.7

36

連17.3

92,844

-6,914

-353.1

36

連18.3

96,256

2,519

128.7

36

売上高800-1,000億円で増加傾向です

 

H29.3に巨額の特別損失を計上し、赤字に転落しています

 

 

【財務諸表】

①    資産

・現金預金298億円(24%)

 

・有形固定資産295億円(24%)

 

・投資有価証券339億円(28%)

 

②    負債

・有利子負債113億円(9%)

 

③    純資産

・自己資本比率55%

 

・配当性向28%

 

・利益剰余金417億円(34%)

 

④    損益計算

・売上高

営業利益率9%

経常利益率9.9%

当期純利益率2.6%

 

・前期独占禁止法関連損失134億円

 

・訴訟関連損失58億円

 

⑤    キャッシュフロー

・投資額(百万円)

科目

前期

当期

減価償却費

5,074

5,348

固定資産に対する支出

6,075

6,006

 

 

【トピック】

①    大株主の状況

氏名又は名称

割合

(%)

西 川 正 洋

7.34

株式会社ハイレックスコーポレーション

6.34

西川ゴム工業取引先持株会

5.20

公益財団法人西川記念財団

5.11

株式会社広島銀行

4.89

三井住友信託銀行株式会社

3.20

西 川 泰 央

3.06

株式会社山口銀行

2.78

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)

2.72

西川ゴム工業社員持株会

2.48

43.11

 

②    特定投資有価証券

銘柄

貸借対照表
計上額
(百万円)

保有目的

ダイキョーニシカワ㈱

20,640

自動車部品の販売取引の維持・強化

㈱ハイレックスコーポレーション

2,960

自動車部品の販売取引の維持・強化

トヨタ自動車㈱

1,368

自動車部品の販売取引の維持・強化

住友不動産㈱

1,274

住宅関連分野での連携のため

本田技研工業㈱

1,142

自動車部品の販売取引の維持・強化

㈱ヨンドシーホールディングス

871

地域社会との関係維持のため

㈱広島銀行

714

金融取引等の安定化

㈱山口フィナンシャルグループ

535

金融取引等の安定化

大和ハウス工業㈱

410

産業資材部品の販売取引の維持・強化

コカ・コーラ ボトラーズジャパン㈱

378

地域社会との関係維持のため

㈱伊予銀行

240

金融取引等の安定化

㈱ジェイ・エム・エス

238

地域社会との関係維持のため

スズキ㈱

234

自動車部品の販売取引の維持・強化

㈱あじかん

199

地域社会との関係維持のため

㈱自重堂

166

地域社会との関係維持のため

㈱中国銀行

150

金融取引等の安定化

いすゞ自動車㈱

121

自動車部品の販売取引の維持・強化

㈱北川鉄工所

117

地域社会との関係維持のため

MS&ADホールディングス

112

金融取引等の安定化

三井住友トラスト・ホールディングス㈱

102

金融取引等の安定化

㈱みずほフィナンシャルグループ

85

金融取引等の安定化

日産車体㈱

82

自動車部品の販売取引の維持・強化

丸紅㈱

76

自動車部品の販売取引の維持・強化

㈱SUBARU

64

自動車部品の販売取引の維持・強化

ショーボンドホールディングス㈱

51

産業資材部品の販売取引の維持・強化

マツダ㈱

38

自動車部品の販売取引の維持・強化

㈱三井住友フィナンシャルグループ

33

金融取引等の安定化

㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ

30

金融取引等の安定化

豊田通商㈱

28

自動車部品の調達取引の維持・強化

積水化学工業㈱

18

産業資材部品の販売取引の維持・強化

 

③    研究開発活動(637百万円)

・自動車用部品事業:

シール材開発:自動車軽量化動向において自動車メーカーにより進められている軽量ドアのドア閉じ性向上をなす新材料開発/断面設計活動や、車両としての段差を縮小して外観性を向上させるヒドンタイプの開発

防音性向上開発:新たな機能の追加、他の既存製品への活用およびドア部以外への展開拡大を図るべくベンチマーク活動の充実、発泡技術の深耕や異種材料との複合化、異領域の研究、既成概念にとらわれない新発想推進

 

・一般産業資材事業:耐久性および機能性を向上させたシール材開発と複層階住宅の階下への防振に着目した防音製品の開発

 

 

【株価 購入価額】

 

1,915円(2018.10.26)

 

2.09%(10/26)配当利回り(会社予想)

40.00(2019/03)1株配当(会社予想)

---倍(---) PER(会社予想)

(連) 0.56倍(10/26)PBR(実績)

---(2019/03)EPS(会社予想)

(連) 3,424.82(2018/03)BPS(実績)

 

直近5期のEPS(H29.3除く):185円

 

需要・顧客構造(▲30%):自動車メーカーが主要顧客であり、日米貿易摩擦によるグローバル経済の景気減速の悪影響がありそうです

 

競争環境(+5%):自動車メーカーはグローバル化に伴い世界同一品質および同一価格確保あるいはグローバル展開車種増加のため、世界規模での一括発注を進めており、どの地域でも競合他社との受注競争をしており、価格競争により利益を圧迫することが考えられます

 

研究開発費の比率が高く、技術力はありそうですが、不安はあります

 

・ビジネスモデルの有望性(▲10%):急激な技術革新の可能性は低そうです

 

・株主優待(+10%):100株単元で500円相当の自社開発関連商品とクオカード500円分がもらえます

 

・個人的な好み(▲20%):マツダ車向けの納品が多いようですが、マツダ車に思い入れがないので、あまり関心がありません

 

・目標株価

PER185×14倍=2,585

PBR3,425×0.7倍=

プレミアム2,491×0.7×1.05×0.9×1.1×0.8=1,450

 

1,450円以下になったら購入しようと思います

 

 

以上