東光高岳 [6617] | ひかこのブログ

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風力の電気関係を手掛けており、スマートメーターの機器も手掛けています

 

機器主体に電力ネットワーク関連が主力。

旧高岳製作所、旧東光電気が14年経営統合。東電系

 

成長の余地は十分あると思い、調べてみました

 

 

【沿革】

平成24年 高岳製作所と東光電気の共同持株会社として設立

 

平成25年 日本リライアンスの株式を取得し子会社化

 

平成26年 埼玉県にてスマートメーター生産工場が竣工、東京計器工業より失効替工事等に係る事業を譲受

 

平成29年 計量事業に関して販売・生産体制を一体化した計量事業本部を設置

 

 

【事業内容】

・電力機器:主に受変電・配電用機器、監視制御システム・制御機器等の製造販売及び据付工事

 

・計器:各種計器の製造販売、計器失効替工事等の請負等

 

・エネルギーソリューション:エネルギー計測・制御機器、電気自動車用急速充電器、産業機械用駆動装置等の製造販売

 

・情報・光応用検査機器:三次元検査装置、シンクライアントシステム、組込みソフトウェア等の製造販売

 

・その他:賃貸ビル等の不動産賃貸事業、新エネルギー分野の研究開発受託事業、LED照明事業等

 

 

【業績】

業績

売上高

当期利益

一株益

一株配

連15.3

111,440

1,014

62.5

50

連16.3

115,169

1,512

93.3

50

連17.3

107,763

2,101

129.5

50

売上高は700-1,100億円で増加傾向です

 

赤字期はありませんが、利益率は低迷しています

 

 

【セグメント】

 

電力機器

計器

売上高

61,072

40,067

損益

4,794

3,315

 

エネルギー

ソリューション

情報・

光応用

検査機器

8,581

3,836

113,558

△510

△379

7,219

電力機器・計器が売上・利益ともに大半を占めています

 

 

【財務諸表】

①    資産

・現金預金123億円(11%)

 

・有形固定資産409億円(38%)

 

・投資有価証券15億円

 

②    負債

・有利子負債89億円(8%)

 

・製品保証引当金11億円

 

・退職給付に係る負債148億円(14%)

 

③    純資産

・自己資本比率44%

 

・配当性向39%

 

・利益剰余金321億円(30%)

 

④    損益計算

・売上高

営業利益率18%

経常利益率3.8%

当期純利益率1.9%

 

・製品保証費用

前期15億円、当期3億円

 

・環境対策引当金繰入額3億円

 

⑤    キャッシュフロー

・投資額(百万円)

科目

前期

当期

減価償却費

3,117

2,981

固定資産に対する支出

4,196

4,226

 

・前期固定資産売却による収入30億円

 

 

【トピック】

①    大株主の状況

氏名又は名称

割合(%)

東京電力パワーグリッド株式会社

34.84

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

3.08

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)

2.65

富士電機株式会社

2.39

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9)

1.76

東光高岳従業員持株会

1.30

三井生命保険株式会社

1.28

明治安田生命保険相互会社

1.22

GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

1.15

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5)

1.14

50.86

社長も東京電力出身者で、東京電力の影響が非常に強いです

 

②    販売実績

セグメント

販売高

(百万円)

前年同期比

(%)

電力機器

56,417

△9.1

計器

38,106

+2.5

エネルギー

ソリューション

8,093

△11.8

情報・

光応用

検査機器

2,698

△20.1

報告セグメント計

105,316

△5.8

その他の事業

2,447

△27.2

合計

107,763

△6.4

・電力機器:受変電設備等の電力プラント製品及び工事案件の売上減少

 

・計器:電力量計等の支給方式が変更になったことによる売上高減、国内電力会社向けのスマートメーターの需要が増加

 

・エネルギーソリューション:電気自動車用休息充電器の補助金事業の規模縮小

 

・情報・光応用検査機器:光応用検査機器の売上減少

 

 

【株価 購入価額】

 

1,715円(2018.4.14)

 

2.92%(04/13) 配当利回り(会社予想)

50.00(2018/03)1株配当(会社予想)

(連) 18.49倍(04/13)PER(会社予想)

(連) 0.59倍(04/13)PBR(実績)

(連) 92.75(2018/03)EPS(会社予想)

(連) 2,905.22(2017/03)BPS(実績)

 

・直近4期の平均EPS:81円

H25.3期は合併による負ののれんが209億円あるので、考慮外としました

 

・進捗:13%(3Q)

4Q傾倒だと思いますが、少し厳しい気もします

 

・将来性(+5%):東電の動向次第で業績が著しく左右されますが、電気需要、EVの進展により、成長の余地があります

 

・業界特性(+5%):電力関連で、更新投資など景気の影響は少なさそうです

 

・株主優待(+%):水素水生成器の交換カートリッジフィルターの購入割引券がもらえます

販売促進の面が強く、貴重性は乏しいです

 

・個人的な好み(▲10%):風力・太陽光発電も手掛けており、魅力を感じますが、退職給付の額から推測するに、従業員に過度に甘い気がし、規制緩和によりグローバルな戦いになった場合、苦しそうです

 

・目標株価

PER81×14倍=1,134

PBR2,905×0.7倍=2,034

プレミアム

1,584×1.05×1.05×0.9=1,572

 

1,570円以下になったら購入しようと思います

 

 

以上