クレディセゾン【8253】カードの利用の増加は業績にプラスなのか? | ひかこのブログ

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最近、カードの利用額が格段に増えました。

カードの請求額が手取りの8割以上になることも

あります。

 

カードが使用できるところ家電等の高い買い物以外でも

極力使用しています。

 

以前は、カードで支払いを行うと、お金を支払ったという

感覚がなく、無駄遣いをする危険性を感じていました。

 

しかし、家計簿アプリ(マネーフォーワード)を使い、カード

の使用履歴を家計簿に自動的に連携させるようになったら、

その問題は解消されました。

 

むしろ、現金で支払い、レシートを家計簿に転記するほうが

手間で忘れるリスクがある。

 

このように、家計簿アプリの自動連携機能の登場で、

「カードの使用=無駄遣い」という算式がなくなることで

今後カードの利用高は増加!!

 

と考えたので、カードの利用高が業績に最も影響しそうで、

自分も使っているカード会社クレディセゾンについて

調べてみました。

 

 

【事業内容】

クレジットサービス・リース・ファイナンス・不動産・エンタテインメント

の事業を行っているが、営業利益の75%はクレジットサービス事業

が占めている

 

クレジットカードのビジネスモデルは、一般に

加盟店から代金立替の対価としての加盟店手数料、会員から

カード発行・リボ払い・分割払いに対する年会費・利息・代金

から成り立っている

 

カードの利用残高と加盟店の増加は、直接クレディセゾンの業績に反映

 

 

【業績】

業績

売上高

 

経常利益 

当期利益

一株益(円)

 一株配(円)

連14.3

247,577

 

44,426

25,569   

139.2

30

連15.3

259,076

 

43,687

12,628

68.8

30

連16.3

269,919

 

43,802

26,163

147.4

35

 

売上はここ3期で拡大

直近5期間の成長率の1年で換算は、

売上は2.5%/年、当期純利益は40%/年で成長

 

平成24年3月と平成28年3月と比較しており、

少し、実態ベースで乖離があるかもしれないが、

確実に成長している

 

 

【財務諸表】(平成28年3月期)

 

①特別利益35億円の受取和解金

セゾン情報システムズに対する共同基幹システム開発案件の

開発遅延等によって特別利益を計上

 

当期純利益が261億円であるので、13%と割合が大きい

 

②資産の主要部分

流動資産の割賦売掛金が62%と大半を占めている

割賦売掛金とはカードを利用者に対する売掛金であり、

カードショッピング1回払い債権は流動化して、B/S

からオフバランスしているので、実質的にはリボ払いした人

に対する債権が中心となる

 

③固定資産

固定資産は、金融サービス業であり、無形固定資産

(ソフトウェア等)1,757億円(6.9%)を保有

 

5年均等償却のソフトウェアが利益の7倍あるということ

にぎょっとする

 

販売費及び一般管理費の内訳にソフトウェア償却がない

ので、売上原価を構成すると推測されるが、償却額影響

は計算の必要があると考える

 

③負債項目

純資産額は4,189億円(16%)

メガバンクの自己資本比率よりも良い

 

④損益計算書

営業外費用の支払利息13百万円と非常に少ない

リボ払いに関する財務費用は売上原価に入ってきている

のかもしれない

 

 

【トピック】

①カード利用高が増加

ショッピング取扱高 4兆2,582億円(前年比+4.1%)

リボビング残高3,387億円(前期比+14.8%)

 

毎年、カードの利用残高は5%程度で成長すると

考えられる

 

②クレジットカードの利用機会の拡大

ガス・電気の公共料金、固定資産税、ふるさと納税の支払い

も利用可能

 

今年は、自分もふるさと納税をしましたが、クレジット

カードで支払うことができるのは、非常に便利でした。

 

③ 海外進出

アジア圏内でのリテール金融ビジネスへの本格的

な参入を行っており、ベトナムへも進出

 

国内で培ったビジネスモデルを海外での利用は

業績への影響が大きいと考える

 

【株価・購入金額】

2,194(2016.12.14)

1.60%(12/13)   配当利回り(会社予想)

35.00(2017/03) 1株配当(会社予想)

(連) 9.31倍(12/13)  PER(会社予想)

(連) 0.82倍(12/13)  PBR(実績)

(連) 235.72(2017/03) EPS(会社予想)http://i.yimg.jp/images/finance/common/image/btn_yougo.png

(連) 2,683.00(2016/03)BPS(実績)http://i.yimg.jp/images/finance/common/image/btn_yougo.png

 

金融株と同様に非常に割安になっていると

考える

 

ソフトウェア増加の影響額を

(175,749(H28.3無形固定資産)-149,626)/5年=52億円

EPS▲31円

 

5年後の指数目標(金融株をベース)

PERを10倍

PERを0.8倍

 

クレディセゾンの利益成長率を5%

 

前期と同様の利益創出能力が存在

 

2,450円くらいまでなら購入する価値があると

考える

うん、買おう!!

 

 

以上