夜中の12時だから、セリさんの誕生日になったね
お誕生日おめでとうございます
ドラマ「愛の不時着」【第16話】のジョンヒョクさんを真似て、これが言いたいばかりに今年も2月2日にセリの誕生日をおする企画を考えました。
テーマはずばり「セリの誕生日」
セリの誕生日におこった出来事を振り返り、ジョンヒョクさんだけでなく私も、セリのことを思ってセリが寂しくないようにしたいと思います ←大きなお世話
写真は、先月取った臘梅(ロウバイ)です。
黄色の花が青空に映えて美しいと思いましたが、うまく撮れませんでした
セリの誕生日が明かされた【第12話】
ドラマ「愛の不時着」でセリの誕生日が出てくるのは、以下です。
【第4話】エピローグ、スイスの橋から飛び降りそうな場面の回想
【第12~13話】2020年、セリ両親のわかめスープ朝食から、指輪プレゼントまで
【第12話】エピローグ、スイスの橋でセリがボイスレコーダーに吹き込むに回想
【第16話】2021年、ジョンヒョクから最後の予約メールを受信
複数回視聴しているので、【第4話】のエピローグがセリの誕生日だと認識しているのですが、このときセリフの冒頭は「ここはジーグリスヴィルの橋の上」で、また誕生日であることは明かされていません。
つまり、【第12話】に至って初めて、「今日がセリの誕生日」であることが、朝のわかめスープを前にしたセリ母のセリフから知ることになります。
そして「その日」が「2月2日」であることは、【第12話】エピローグの回想シーンで、セリがボイスレコーダーに吹き込んだ最初の言葉をジョンヒョクが聞くことで明確にされます。
うかつな私は、【第4話】のエピローグでは、まだ誕生日が明かされていなかったことを、このたび初めて気づきました
そうか、この情報はまだドラマ冒頭では要らないものね。
あの風景や服装から、2月2日であることはちょっと不自然な感じだから言わない方がいいかも。
【第12話】では、もう突っ込む余裕がないくらいストーリーにどっぷり浸かっていますものね。さすがだわ「愛の不時着」。ツッコミどころを気にさせなくさせる技術に、まんまとハマりました
うまいぐあいにセリの誕生日をジョンヒョクに伝えて、感動シーンを作ってくださいましたね
その手腕に脱帽どころか、感謝するレベルです
セリの誕生日・事実確認
さて【第12話】から始まる2020年2月2日のセリの誕生日
その前段階で、すでに忘れがたい出来事がいっぱいです。
前日の2月1日は、名場面「家呑み」の翌日にあたり、セリズ・チョイスのインテリア展示場のオープン日でした。ピョ・チスら中隊員達と感激の再会を果たし、焼き肉を囲む楽しいひとときを過ごした…かと思いきや、マンボクさんがジョンヒョクに帰ることを促しているところを聞いてしまいます
そして翌日、2月2日誕生日の朝、セリは何も言わず出勤しようとするところをジョンヒョクに呼び止められ、怪我の治癒を確認すると「約束を守ってくれたから、いなくなっても大丈夫」と伝えて素っ気なく出て行きます。
これ、セリはすごく我慢して、ジョンヒョクを帰すことだけを考えているのでしょう。でも、いいの セリちゃん、いいの
案の定、朝の会議は上の空。せっかく購買チーム長が頑張って発言しているのに。
母が来ても、八つ当たりするようにひどいことを言います。
でもさー、セリ母も朝食にセリの誕生日を思ってわかめスープを食べる気持ちがあるなら、どうして最初に「お誕生日おめでとう」と言わないのかしら。それが素直に言えない、きまずい間柄なのね。
仕事を終えて暗い自宅に戻り、もうジョンヒョクが帰ってしまったと、泣き崩れるセリ。それがサプライズだと知って思わず、外に飛び出してしまい、そこから伝説のバッグハグ・シーンですよ。
気持ちを落ち着けて、改めてパーティし、自室に戻ったところで、ジョンヒョクから指輪のプレゼント。
感情のアップダウンが激しい1日でしたが、最後は幸せな気持ちで締めくくれてよかったです
特に言及したい、大好きな誕生日シーンを3つセレクトしてみました。
1.髪に口づけるバック・ハグ
ひどい顔をしているから来ないで、というセリの言葉をくんで、バック・ハグするジョンヒョクさん。ただでさえ胸のバック・ハグなのに、「セリの言葉をくんで」顔が見えないバックハグの必然性を生み出したところに感動したのが、まずひとつ。
後ろからセリをすっぽり包むように優しく抱擁する姿が素敵で、私まで癒やされるような気がしました。
それから、ジョンヒョクの愛がこもった珠玉のセリフ。
「来年も、その次の年も、その翌年も、幸せな日になる。僕が思っているから。『生まれてきてくれて、ありがとう。愛する人がこの世にいてくれてうれしい』と。だからずっと幸せな誕生日になるはず。」
ジョンヒョクのセリフ大賞があれば、まちがいなく最有力候補のひとつでしょう。
で、セリフもさることながら、ここでセリフを言うときのジョンヒョクさんの清々しくも美しいお顔にも胸打たれました
ジョンヒョクさんの右頬に、セリの髪が触れて、それを感じながら言葉を発しているところです。
映画でも、ドラマでも、1シーンにつき、いくつかのバージョンを撮影するのでしょうね。この名場面はちょうど【第12話】と【第13話】にまたがっているせいか、同じシーンを違うテイクで挿入しています。お能でも大事なセリフは繰り返しているから、これは常套手段なのでしょう。
ここで私が一番好きなのは【第13話】の「だからずっと幸せな誕生日になるはず」の「クロニ、アップルドゥ」という瞬間。強調して物を言う感じで少し顔を傾けるのですが、セリの髪に口づけているようなのにときめきます。ここにね、愛を感じるのです。
【第12話】では、口づけていない感じです。私はこの瞬間だけに限って言えば【第13話】のテイクのほうが好きー。それを言いたかった
そして、「この口づけている感じが好き」と思ったのは、まだおふたりの熱愛が発覚する前で、噂としてささやかれている頃でした。このとき「もちろんヒョンビンさんは【演技として演じた】のだろうけど、もし熱愛説が本当だったら、私はこのシーンを根拠として驚かないだろう」と思ったことを覚えています。(まあ、「ザ・ネゴシエーション」の頃から軽く予想がつくほどダダ漏れでしたけどね)
でも、「この瞬間だけ」以外、シーン全体では、どちらも好きです。
【第12話】のBGMは清らかな女声の「All of My Days」
【第13話】のBGMは優しい男声の「Let Us Go」
どちらも選べないくらい、良いシーンでした
2,誕生祝いソングを歌った後
バック・ハグの後、家に戻るところでジョンヒョクの右手がセリを支えていたところに心惹かれたことは「セリを想うジョンヒョクの手」でかつて語ったことがありました。今回、それは略して「誕生会」を挙げたいと思います。
北朝鮮特有の「お誕生祝いソング」を歌うシーン。ホントに見ていて楽しいのですが、セリの目がウルウルしているところにキュンとします。それを見つめるジョンヒョクさんの優しいまなざし。これは惚れます。でもこれほどまでに尊いと、もはや恋心なんで湧きません(私の基準)。セリのために、深々とうれしく、幸せのお裾分けをいただいたような気持ちになります
そのハイライトが、ローソクの火を前に願い事をして、目を開けた瞬間。
セリの目から涙がこぼれそうに潤んでいます。
この時のセリの瞳が好きです。
何を願ったのでしょうか。
かなわぬことを願った切なさを瞳に語らせながら、微笑みを絶やさないセリの強さと、愛の深さに感動します。
それをまるまる愛おしく見つめるジョンヒョクさんの視線も
3,初めは辛かった、指輪のシーン
そう、私は最初、指輪のシーンは切なくて、切なすぎて胸が苦しくなるから、あまり好きなシーンではありませんでした。
特にセリが辛そうにしているわけでもなく、悲しみに暮れているシーンでもなく、むしろキュートなふたりの会話で構成されているのに、最高に幸せなはずなのに、その幸せの絶頂に発した言葉が「何があってもあなたを忘れない」なのが、私には迫り来る別れが想われて、切なすぎました。
その気持ちを変えてくれたのが、ある方のブログでした。
このシーンについて、ジョンヒョクが指輪を渡す前に「『何かの証や印ではない、特別な意味は与えなくていい』というのは、全部裏返しです。」と評し、最後にこのシーンを「二人だけの結婚式」という言葉で締めくくっていました。、
私は、その記事によって、私自身の気持ちが昇華され、救われたような気持ちになりました。ドラマのなかで、私が是非とも見たかったジョンヒョクとセリの幸せな結婚式を見ることができなかったけれど、記事の言葉で「見ることができた」、そう思いました。
それ以来、私の心は落ち着いて、指輪のシーンを幸せな気持ちで堪能することができるようになりました。ありがとうございます
まとめ:幸せをもたらす誕生日プレゼント
思えば、スイスでの誕生日は橋の上から飛び降りたいくらいの絶望のさなかにいましたが、ジョンヒョクの振る舞いによって生かされました。
そして、2020年の誕生日は、ジョンヒョクが帰ったであろう悲しみに打ちひしがれましたが、極上の言葉と、生涯身につけているだろう指輪をもらいました。
2021年の誕生日は、ひとりで迎えたものの、「いつか会おう」というメッセージを受け取りました。
人生で辛いことはいっぱいあるけど、セリは(作家の先生から)生きてゆく力をプレゼントされていましたね。
架空の物語なのに、セリの誕生日を祝い、幸せを心から祈っているなんて、我ながら不思議な縁だと思います。でも、そこまでの気持ちにさせてくれた「愛の不時着」とセリちゃんに感謝し、今年もお誕生日を心からお祝い申し上げます
セリちゃん、生まれてきてくれて、ありがとう