いつも、スポットライトが当たるのは、点を取った選手だけ。点を取った選手だけがもてはやされて、その陰で黒子役に徹して、チームプレーを行った選手を評価するシステムが無い(出来ない)。そんなマスコミ報道や個人ブログ(サイト)に疑問を感じている人はいませんか?
スタジアムやテレビで試合を見ているとき、どうしてもボールを持った選手に目がいきがちですが、その陰で、地道に縁の下の力持ち的な仕事をしている選手の奥深いプレーを見逃しているとしたら、サッカーの一部しか見れていないことになります。もったいないと思いませんか?
本当にチームに必要とされている選手は誰なのか?真に実効性のあるプレーをしているのは誰なのか?何故、この選手はプロの監督たちに評価されるのか?評価されないのか?本当の意味で将来性のある若手選手は誰なのか?
当サイトは、サッカーを深読みする人のためのサイトです。
名古屋グランパス-大分トリニータ (ナビスコカップ準決勝 1st)
日時:2008年9月3日(水) 19:00-
対戦スコア:名古屋グランパス 1-1 大分トリニータ
スタジアム:瑞穂陸上競技場
【名古屋グランパス】:
GK-西村弘司 : 5.5
→ 悔やまれる失点シーンも、それ以外は落ち着いて対応。
DF-竹内彬 : 5.5
→ クロスが相手DFに引っかかるシーンが多かった。
DF-バヤリッツァ : 6.0
→ 鋭い出足で大分の2トップを封じる。ドリブルも効果的だった。
DF-増川隆洋 : 5.5
→ 守備は問題なし。得意のセットプレーでは高さを生かしきれなかった。
DF-阿部翔平 : 5.5
→ 鋭いクロスを送るシーンも多かったが、なかなか中の選手と合わなかった。
MF-米山篤史 : 5.0
→ 序盤からパスミスが多く、不本意な出来だった。
MF-吉村圭司 : 5.0
→ やや判断に正確さを欠き、攻撃のリズムを作れなかった。
MF-マギヌン : 5.5
→ 何度か個人技で突破するシーンを作ったが、周りとかみ合わないシーンもあった。
MF-小川佳純 : 6.0
→ 序盤から鋭い動きで好調を印象つけたが、終盤はやや失速。
FW-巻佑樹 : 6.5
→ シュートが枠にいかなかったが、高さと強さは印象的。
FW-ヨンセン : 5.5
→ ストライカーらしい嗅覚で先制ゴール。
(途中出場) FW-杉本恵太 : 5.5
→ 後半21分から出場。相手の警戒が強く、思うような働きは出来なかった。
(途中出場) MF-藤田俊哉 : 5.5
→ 後半30分から出場。リズムを変えられなかった。
(途中出場) FW-津田知宏 : 採点なし。
→ 後半34分から出場。
【大分トリニータ】:
GK-下川誠吾 : 6.0
→ 西川不在の冷静を感じさせない対応を見せた。
DF-深谷友基 : 6.5
→ 粘り強い守備で空中戦を制する。
DF-森重真人 : 6.5
→ 随所に巧みなカバーリングを見せて、相手に決定機を作らせなかった。
DF-上本大海 : 5.5
→ 怪我の影響もあったのか、前半のみで交代。
MF-西山哲平 : 6.0
→ 思い切りのいい攻め上がりで好シュート。ベテランの味。
MF-藤田義明 : 5.5
→ 攻撃面は今一つも、守備では貢献。
MF-高橋大輔 : 5.5
→ 前半からやや控えめなポジショニング。後半は何度かチャンスに絡んだが精度を欠いた。
MF-鈴木慎吾 : 6.0
→ 豊富な運動量でサイドの攻防を制する。
MF-金崎夢生 : 7.0
→ ドリブルとキープが効果的。高い可能性を感じさせた。
FW-森島康仁 : 5.0
→ 思うようなプレーが出来ずに途中交代。
FW-ウェズレイ : 6.0
→ ミスも多かったが、貴重な同点ゴールで帳消し。
(途中出場) DF-小林宏之 : 6.0
→ 後半0分から出場。スタメンと遜色ないプレーを見せた。
(途中出場) FW-高松大樹 : 6.0
→ 後半23分から出場。高さを生かして同点ゴールをお膳立て。
(途中出場) MF-小林亮 : 採点なし。
→ 後半42分から出場。きっちり試合をクローズした。
Pick up Player
MF金崎夢生(大分トリニータ)
→ トップ下の位置で攻守に貢献。プレーの随所に見られる身体の強さは特筆すべきものがある。FWウェズレイがやや精彩を欠く中で、チームの軸となって、攻撃をリードした。末恐ろしい19歳である。
従来の日本のトップ下の選手には無いパワー溢れるプレーは大きな魅力であり、相手DFと比べて劣勢の状態からでも、すぐに身体をリカバーして、次の動作に移ることができる。動きが止まらないので、相手DFとしては非常に対応しにくいだろう。
Pick up Player
FW巻佑樹(名古屋グランパス)
→ いわずと知れた日本代表FW巻誠一郎の弟で、プロ2年目のストライカー。プレースタイルは兄と同じで、ガムシャラさが売り。このガムシャラなプレーが出来る選手というのは、実に少数なので、数多いるテクニシャンタイプの選手よりも、はるかに貴重な存在である。
高校時代はCBで、FWの位置でプレーするようになったのは遅い時期からだったというが、FWとしての経験の浅さはほとんど感じさせない。強さや高さに注目が集まりがちだが、ボールを引き出す動きや、ポストプレーで味方を生かすプレーも上手い。将来性という意味では、Jリーグの若手フォワードの中では随一である。
まとめ
戦前の予想通り、名古屋が攻め込んで、先制ゴールを奪ったが、後半にDF阿部のバックパスのミスから大分が同点に追いつくと、その後は、大分が優勢となった。名古屋は、FW杉本ら攻撃的な選手を投入するが、イマイチ機能しなかった。
アウェーゴール2倍のシステムにおいて、第1戦が「1対1で終了」というのは、どちらのチームが優位とはいえない。ホームに強い大分は、第2戦で無失点に抑えれば、決勝進出となるが、リーグ首位の名古屋は立ち上がりから、アグレッシブに来るだろう。勝敗の行方は、全く分からない。
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