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06Sep
- 「想い出はモノクローム」　大瀧詠一
  　ダイハツのムーヴキャンパスのテレビCMがある。　浜辺に駐車しているムーヴキャンパスに、女性が乗り込もうとしている約１５秒のCMである。　　「想いでは　モノクローム　色を点けてくれ」というフレーズが流れる。　どこかで聴いた覚えがある・・・・・・。　そうだ、大瀧詠一が歌っていたはずだ。　曲名は・・・・・・・？　「想い出は　モノクローム」を頼りに検索してみた。　「君は天然色」という曲であることが分かった。　作詞は松本隆。作曲・唄／大瀧詠一で、１９８１年３月に自身７作目のシングルとしてリリースされている。　テレビCMに起用されたのは、今回のダイハツだけではなかった。　１９８１年　「新・ロート」　　　　　　　　　(ロート製薬)　２００４年　「生茶」　　　　　　　　　　　　(キリンビバレッジ)　２０１０年　「アサヒすらっと」　　　　　　(アサヒビール)　２０１１年　「アルトエコ」　　　　　　　　(スズキ)　２０１２年　「金麦・糖質７５%オフ」　　 (サントリー)　そして今回のダイハツのCM。　懐かしさと、新鮮な感じを覚えた。　歌っているのは、藤原さくら。２４歳のシンガーソングライターであり、女優でもある。　彼女は２０１６年に放送されたフジテレビ系列の連続ドラマ「ラヴソング」(主演・福山雅治)で、ヒロインの佐野さくら役で女優デビューしている。　大瀧詠一は、２０１３年１２月に、６５歳で急死している。　１９７０年代、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」のメンバーで、ボーカル・ギター・作曲を担当していた。　メンバーには、細野晴臣、松本隆、鈴木茂がいた。　「はっぴいえんど」解散後は、CMソングの作詞・作曲やプロデューサーとして活躍。　彼自身の歌唱による作品は少ないが、提供曲は多数ある。　「さらばシベリア鉄道」　　　　　　 (太田裕美)　「風立ちぬ」　　　　　　　　　　　(松田聖子)　「冬のリヴィエラ」　　　　　　　　　 (森　進一)　「熱き心に」　　　　　　　　　(小林　旭)　といったヒット曲を提供している。　「君は天然色」は４０年ほど前に発表された楽曲だが、懐かしさよりもむしろ新鮮さを覚えた。　　
05Sep
- 映画「糸」に感じた物足りなさ
  　平成元年に生れた高橋漣と園田葵は１３歳の時、北海道・美瑛の花火大会の夜に出会い、お互い惹かれあう。だが、幾度も出会いと別れを繰り返し、二人の「赤い糸」は結ばれることはなく、１８年の歳月が流れる。漣は桐野香と結婚し結という子供ができるが、香はガンのため亡くなってしまう。葵は大学卒業後、シンガポールに渡り、女実業家として成功するかにみえたが、親友の裏切りにより、すべてを失ってしまう。そして、年号が平成から令和に代わる前日の夜、イベントで賑わう函館港のフェリー乗り場に二人の姿があった。この「糸」という映画に物足りなさを感じた理由は、ストーリー全体が雑に扱われていることだ。だが、これは仕方のないことかもしれない。映画には時間の規制があり１３０分という時間の中に、漣の歩んだ１８年と葵が歩んだ１８年をそれぞれに描こうとすると、やはり無理が生じてくるだろう。むしろ連続ドラマという手法で、時間をかけて丁寧にストーリーを進めてこそ漣と葵の「糸」の物語が、より鮮やかに生かせるはずだ。漣には葵という想い人があったはずだが、なぜ桐野香との結婚を決意したのか。葵の１８年の歴史の中で、漣という存在は一体何だったのか。これらが描かれていないから、物足りなさを感じるのは私だけではないはず。
03Sep
- 心療内科へ
  　一ヶ月ぶりに、心療内科へ。　フェーン現象のためか、外を少し歩いただけで汗が出てくる。　今日は待ち時間なしに、診察を受けることができた。　問診、血圧測定。そしていつもの薬をもらって帰宅。　今日は木曜日だから、スムーズに終わったと思う。　先月、診察を受けたのは月曜日。1時間以上待たされた。　病院へ行くなら、月曜日や週末は避けるべきだ。
02Sep
- 越中八尾「風の盆」
  　昨日から、越中八尾の「風の盆」が始まるはずだった。　しかし、全国各地の祭りが新型コロナにより開催中止を余儀なくされたように、今年の「風の盆」は中止となった。　国内だけではなく海外からの観光客が訪れ、坂の町・八尾に三日三晩、三味線と哀調をおびた胡弓の音が流れるのだが。　町の中心部にある「宮田旅館」。　ここはタレント柴田理恵由縁の旅館で、二階は絶好の観覧席になる。　宿泊者の多くは、来年の予約を入れて帰る。　八尾中心部に生れた子供たちは、幼い頃から町流しに参加する。　しかし、八尾で結婚した女性や、結婚で八尾を離れる女性は町流しに参加できない、という話を聞いた。　今年の「風の盆」で最後の町流し、となる女性たちもいたはず。　彼女たちは、どんな思いで過ごしているのだろうか。
31Aug
- 北陸不動尊霊場・十五番札所
  今日の北日本新聞朝刊にこんな記事があった。密蔵寺本堂など解体　大門の古刹、霊園整備を検討」平安中期の９５６（天暦１０）年の創建と伝わる射水市水戸田（大門）の真言宗の古刹（こさつ）「熊野山密蔵寺」の本堂や観音堂、庫裏といった主要施設が、３０日までにほぼ解体された。２００５年に元住職の不祥事が発覚した後、多くの檀信徒が寺を離れ、使用されなくなり老朽化も進んでいた。本堂は消滅したが、同寺は檀信徒の意向も尊重し、伝統ある寺名を残して、跡地で霊園の整備を検討している。　密蔵寺は、陶房「匠の里」西側の丘陵地にある。寺伝などによると、定実和尚によって創建され、真言宗高野山金剛峰寺派の流れをくむ。解体された本堂などは江戸時代の１８１３（文化１０）年に再建され、２００年余りたっていたとみられる。　１５年前に、当時の住職が旧大門町指定文化財を含む仏像などを古美術商に売却したことが発覚。業務上横領罪に問われ、１３年前に有罪判決を受けた。現在は価値の高い所蔵物はない。平安時代の作とみられ、町指定文化財だった「本尊胎蔵界（たいぞうかい）大日如来像」などが売却され、現在も戻っていないという。　事件後は、上田雅裕住職（６４）＝同市三ケ（小杉）＝が寺を引き受けている。上田住職によると、引き受けて数年後には解体を決め、費用を積み立ててきた。老朽化は激しく、本堂で法要をしたことはない。不審者が建物に侵入したことがあり、維持管理していくには防犯、防災面で不安が大きかった。　主な施設は解体したが、寺を完全に消滅させないよう礼拝所を兼ねた旧位牌堂は残した。檀信徒は半減して３０人を切っているが、除草などの奉仕は続けており、由緒ある寺を存続させる思いは強いという。２０２０年８月３１日　北日本新聞より　　北陸三十六不動尊霊場というものがある。　石川県の能登半島からはじまり、富山県内を移動。石川県金沢市から加賀地方、そして福井県に入り、小浜市で結願する不動尊霊場である。　私の記憶は曖昧だが、昭和50年代に創設されたと思う。　この北陸不動尊霊場の十五番札所は当初、富山県大門町(現・射水市)の熊野山・密蔵寺だったので、平成19年に私は北陸観音・不動尊霊場の巡礼を行なっていたので、この密蔵寺を訪れた。　平安時代の天暦10年(956年)の創建で、七堂伽藍の威容を誇っていたが、戦国時代の兵火によりすべてを消失したが、江戸時代に加賀藩の庇護により再建されたお寺であった。　　密蔵寺を訪れた時、境内は鎮まりかえり人の気配がまったく感じられなかった。そして、庫裡の玄関には、妙な貼紙が2枚。　「無断立ち入り禁止　前住職○○○○とは何ら関係もなく、権利も存在しません。の密蔵寺責任役員」もう1枚の貼紙は、　「北陸不動尊霊場・十五番札所は、射水市三ケ高寺に移転しました　　　　　　　　移転先漣王寺」　「小杉大仏」のお寺として知られている鷹尾山・漣王寺で、不動尊霊場十五番札所の御朱印を戴くことができた。　これは後で知ったことだが、密蔵寺で平成4年から17年にかけて寺に務めていた住職が、旧大門町の文化財だった御本尊の大日如来像や不動明王像など12点を古物商に売り、約400万円を横領し、平成19年1月に逮捕される、という事件があった。　事件後は密蔵寺の檀家さんにより、伽藍や境内を維持管理してきたが、主要な建物が解体されたというニュースだった。
29Aug
- 残暑。私の主食
  　今日は８．２９で「焼肉の日」とのこと。　そういえば最近、肉食っていない。野菜も高すぎて、なかなか手が出せない。　最近の主食は、冷たいビールにぴったりの「キュウリの塩こんぶあえ」である。　ぶつ切りにしたキュウリと、市販の塩こんぶをタッパーに入れてかき混ぜ、冷蔵庫に放り込み数時間冷やすという、いたってシンプルなもの。　冷たいキュウリを肴に、冷えたビールを一杯。　塩こんぶも色々なメーカーのものがあるが、私にはふじっこ塩こんぶが口にあっているようだ。　残暑厳しい毎日。私の主食は、冷えたビールとこんぶ味のキュウリになりつつある。　とはいうものの最近、キュウリも高くなっており、家計にはちょっときびしい。　ビールとキュウリの食事だから痩せてもいいと思うのだが、なぜかジーパンがはき辛くなってきた。　ヤバイ。太鼓腹になりつつある。　運動せねばと外にでてみるものの、この暑さ。　家に戻り冷蔵庫のドアを開け、ついついビール缶に手がのびてしまう。
- 映画「糸」　ちょっと長めのあらすじ
  　映画「糸」は菅田将暉と小松菜奈のW主演で、他に山本美月・高杉真宙・倍賞美津子・松重豊・永島敏行・田中美佐子・成田凌・斎藤工・榮倉奈々などが出演している。　あらすじは、平成元年に生まれた高橋漣(菅田将暉/少年期・南出凌嘉)と園田葵(小松菜奈/少女期・植原星空)は13歳の夏、北海道・美瑛の花火大会で出会い、お互い心惹かれる。　葵は母子家庭で母親の愛人から虐待を受けており、いつも暗い表情をしていたが、漣と会っているときは笑顔を見せてくれた。「葵ちゃんのことが好きだ」と初めて告白し、次の日に「美瑛の丘」で待ち合わせの約束をしていたが、葵は現れなかった。葵の一家は、夜逃げ同然で行方をくらました。　ある日、葵の同級生・後藤弓から葵一家が札幌にいることを知り、札幌へ向かった。殴られた跡を隠すために葵が眼帯をしている姿を見た漣は、葵がいまだに虐待を受けていることを察し「そんな所にいちゃ駄目だ」と、葵を守るため青森のおじさんの所へ行こう、と嘘をつき札幌を離れた。　函館近くの無人のキャンプ場のロッジで一晩過ごしたが、翌朝、二人は警察に発見され引き離されてしまう。そして葵に暴力を振るっていた愛人は母親にも手を出すようになったため、母親に連れられて東京に引っ越していた。　それから8年後、漣は地元美瑛のチーズ工場で働いていた。　漣の幼馴染、竹原直樹と後藤弓の結婚式に参加するため東京に出かけた。披露宴の席で、大学生になっていた葵と再会したが、お互いの近況を語るだけで、漣は自分の想いを告げることができなかった。会場を去ろうとする葵を追いかけたが、「漣くんに会えてよかった」とだけ言い残し、ファンドマネージャーの水島大介(役・工藤工)が運転する高級車の助手席に乗り込み去って行った。　葵との東京で再会にひそかな期待をしていた漣は、失意のうちに美瑛に戻った。落ち込んだ様子の漣を心配した同じ職場の先輩・桐野香(榮倉奈々役)と急速に親しくなり、結婚を決意する。　漣が香との転入手続きをするため、美瑛の町役場に出かけ、そこで偶然に葵と再会する。葵は、母親の生活保護の通知を受けて美瑛に帰ってきたが、消息がつかめないために町役場を訪れていた。葵の伯父が函館に住んでいることを知り二人は函館に向かう。そして、葵の母親が亡くなっていたことを知る。「一度でいいから抱きしめてほしかった」と涙ぐむ葵をそっと抱きしめる漣だったが、葵は東京に戻って行った。葵は生活費や学費のために働いており、そこで高木玲子(山本美月役)と出会い友人となる。また、ファンド・マネージャーだった水島の出会ったのもこの店で、二人は同棲していた。　平成21年9月のリーマンショックの影響で水島の事業が破綻し、葵を残して水島は沖縄に逃げてしまう。葵は水島を追って沖縄へ行き、「今度は私があなたの面倒をみる」と伝えるが、水島は「手切れ金」とも思えるお金を残して、再び葵の元から姿を消した。もう沖縄にいる意味もなくなり、他に居場所がなくなった葵は、友人の玲子から誘われていたシンガポールのネイルサロンで働き始めた。しかし、玲子の起こした傷害事件により、ともに店を辞めることになった。二人はシンガポールでネイリストの派遣会社を起業するが、水島から残していったお金には一切手をつけず、必死に働いた。　葵と玲子の会社は順調に発展していったが、玲子が会社の金で不動産投資したが騙され、銀行に多額の借金を作った。万策尽きた葵は、水島から預かったお金で会社を清算し、日本に帰ることにした。　一方、漣は香から妊娠していることを告げられていたが、平成23年3月11日「東日本大震災」があった日、香の体に悪性の腫瘍があることを告げられる。漣や周囲の人々は子供を諦めることを勧めるが、香は産むことを優先し自分のガン治療は出産後、という決意をしていた。そして生まれたのが「結」と名付けられた女の子だった。　それから3年、香のガンは再発していなかった。結も順調に成長し、平凡で幸せな日々を送っていた。香は結に、「泣いている人や悲しんでいる人がいたら、抱きしめてあげられる人になってね」と言い聞かせていた。香のガンが再発した。香は漣に「運命の糸って私はあると思う。でもその糸は、たまにほつれる。そして切れることもある。でもまたそれは何かにつながる。生きていれば必ず何かにつながる。そういうふうにできているんじゃないのかな、世の中って…」と言い残し、帰らぬ人となった。漣は「チーズ国際コンクール」に出品するために創作していたチーズが、東京の一流レストランのシェフに認められていた。一方、東京に戻っていた葵はネールサロンの店員として働いていたが、シンガポールで苦楽をともにした冴島亮太(高杉真宙役)からシンガホールに来ないかと誘われていた。冴島はシンガポールに残り、新たに起業していた。平成最後の日(平成31年4月30日)、葵はシンガポールに旅立つ決意をしていた。そして漣は、自分が創作したチーズを採用してくれたレストランでスピーチするために東京にいた。ふたりは、東京の雑踏で急接近するが互いに気づくこともなく離れていった。葵の姿は、北海道・美瑛にあった。シンガポールに向かう決意をしていたが、子供の頃、村田節子(倍賞美津子役)の家でご飯を食べさせてもらった「子ども食堂」のニュースを見つけ、訪れるつもりのなかった美瑛を再び訪れることにしたのである。節子がテーブルに並べてくれたご飯を口にして、「ここのご飯が一番美味しい」と、葵は泣き出してしまう。そんな葵に節子は「お帰り」と、やさしく声をかけた。そして、泣いている葵の背中を、そっと抱きしめたのが結だった。香から「泣いている人がいたら抱きしめてあげなさい」と教えられていたから抱きしめたのだと結は語り、葵は結に「いいお母さんだね」と言葉をかけた。東京から戻っていた漣は結から、「子ども食堂」を訪れていた女性に節子が「お帰り」と言っていたと伝えた。漣は、その女性が葵だと気付き、「子ども食堂」に向かおうとするが躊躇し立ち止まってしまう。そんな漣の背中に、どんぐりが飛んできた。それは香が生前、漣にどんぐりを投げていた仕草と同じで、結が投げたものだった。そして、どこからか「行けよ、漣」という声が聞こえたのだった。「子ども食堂」に葵の姿はなかった。節子から「函館から本州に渡る」と教えられた漣は、函館のフェリー乗り場に急ぐ。平成から令和へのカウントダウンイベントが開催されている桟橋の人ごみの中で、漣は葵の名を叫んだ。フェリーに乗り込んでいた葵は、漣の声が聞こえたような気がした・・・・・・。出航したフェリーの桟橋にひとりたたずむ漣だったが・・・・・。平成元年に生まれた漣と葵が初めて出会った美瑛の花火大会のように、函館の海上に華やかに花火が打ち上げられていた。何度ももつれ切れてしまいそうだった「糸」が、ようやく一つに繋がることになった。漣と葵、そして結によって、これから新しい布が織られることになるのだろう。
- 映画「糸」観てきました
  　中島みゆきの名曲『糸』をモチーフにして制作された映画、「糸」を鑑賞してきた。　平日ということもあり、観客は数十人。年配の女性の姿が目立つ。菅田将暉のファンだろうか。　それとも、私のように中島みゆきファンなのだろうか。　若い女性のグループ、これは菅田将暉のファンに違いない。◯主演　・菅田将暉　　　(高橋　漣)／南出凌嘉　　　(少年期)　・小松菜奈　　(園田　葵)／植原星空　　　(少女期)◯キャスト・山本美月　　　(高木玲子役)　　　　　葵の同僚で親友・榮倉奈々　　　(桐野　香役)　　　　　チーズ工場の同僚・漣の妻・工藤　工　　　 (水島大介役)　　　　　ファンドマネージャ・成田　凌　　　(竹原直樹役)　　　　　漣の幼なじみで親友・馬場ふみか　 (後藤　弓役)　　　　　直樹の最初の妻・倍賞美津子 (村田節子役)　　　　　「子ども食堂」の女主人・二階堂ふみ (山田利子役)　　　　　直樹の2度目の妻・高杉真宙　　 (冴島亮太役)　　　　　葵、怜子のビジネスパートナー・松重　豊　　　 (富田幸太郎役)　　　漣のチーズ作りの師匠・永島敏行　 (桐野昭三役)　　　　　香の父親・田中美佐子　 (桐野春子役)　　　　　香の母親・山口沙弥子 (園田真由美役)　　　葵の母親・竹原ピストル (矢野　清役)　　　葵の伯父
16Aug
- 法名と戒名
  　重箱の隅をつついたような話になるけど、8月15日の「日刊スポーツ」のネット配信記事に俳優の渡哲也さんが肺炎で亡くなった日刊スポーツの記事があった。　　　抜粋になるが、　「法名は２０００年2月に、故郷の兵庫県淡路市の高雄山・観音寺で授かっており、萬修院泰然自道居士とのこと」　この記事にちょっと違和感を感じた。　私が間違っていたら「ごめんなさい」と謝りますが、故・渡哲也さんが死後の名前を授かった高雄山・観音寺の宗派は、高野山真言宗であるはず。「法名」という記載はあり得ない。　仏教各宗派では一般的に死後の世界の名前を「戒名」としているが、浄土真宗は「法名」、日蓮宗は「法号」と、異なった呼称をしている。　8月15日付の日刊ニュースでは「法名」と記載されているから浄土真宗のお寺であるはずなのだが、「淡路市の観音寺」を検索してみると高野山真言宗の観音寺という結果になってしまう。　だから、「法名」はあり得ない。「戒名」と正確に記載されるべきである。　
15Aug
- 中島みゆきの名曲「糸」が映画化
  中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにした映画「糸」は、今年4月に公開予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響を受け公開が延期されていたが、今月21日(金曜日)に公開されることになった。主演は菅田将暉・小松菜奈。脚本・林民夫。監督は瀬々敬久。　脚本の林民夫は1991年、テレビアニメ『サザエさん』で脚本家としてデビュー。テレビアニメなどの脚本を多く手がけている。また、映画では「永遠の0」(2013年)、「チア☆ダン」(2017年)、「空飛ぶタイヤ」(2018年)などの脚本を手がけている。　監督の瀬々敬久は、監督業の他に脚本、演出、俳優などマルチな活動をしている。「ピンク四天王」と呼ばれたこともあり、いわゆる成人映画の脚本や監督を数多く手がけてきた。　「感染列島」や「64-ロクヨン-」「8年越しの花嫁」などの代表作がある。　映画「糸」は、平成元年に生を受けた2人の男女が出逢いと別れを繰り返し、平成の終りに再び出逢うまでの18年間の軌跡を描いたラブストーリーとのこと。　原案・企画プロデュースを担当したのは平野隆で、TBSテレビ事業局映画・アニメ事業部所属のサラリーマン。「陰陽師」、「祈り幕が下りる時」、もう「64-ロクヨン-」などの映画に参加している。　平野は映画「糸」を企画するにあたり、「お客様が映画を鑑賞する前だけではなく、鑑賞した後も幸せな気持ちになれる映画を作りたい」と語っているから、離れ離れだった二人は平成の最後に「運命の赤い糸」によって結ばれるのだろうか。　自身の曲が映像化されることについて中島みゆきは、「様々な方がこの曲を唄うのを耳にするたびに様々な色に彩られことに驚きを感じている。今回の映像化により、新たな『糸』の姿が見られることを心待ちにしている」とのコメントを残している。　中島みゆきが歌う『糸』の世界観が映像としてどのように描かれているのか、『時代』の頃からのファンである私には興味深い。　映画の主題歌、あるいは挿入歌として作られた楽曲は多いが、今回の『糸』のように名曲をモチーフして映画化された作品は少ないように思う。『涙そうそう』(2006年)、『ハナミズキ』(2010年)などがある。　中島みゆきが歌う『糸』は平成10年(1998年)、自身35枚目のシングル曲としてリリースされたが、それ以前の1992年10月にリリースされた20作目のアルバム「EAST ASIA」に初めて収録されている。もともとは、同年4月に結婚する知人のために作った曲で、花婿の父親が披露宴の席で、この『糸』を唄ったらしい。中島みゆきの曲の中では珍しくハッピーな曲である。　数年後、シングルカットされた『糸』は、TVドラマの主題歌やCMに起用されたことで人気に火が付き、多くのミュージシャンがカバーし、カラオケでも歌われるようになった。　主演の菅田将暉は1993年2月生まれ。また小松菜奈は、1996年生まれだから、『糸』が作られた頃を知らない世代であることに驚きを感じ、名曲は時間を重ねても色褪せないものだ、とつくづく感心させられた。　恋愛映画とはこれまで無縁だった私だが、「そうだ、映画館にでかけよう」
14Aug
- 欅坂4６の「不協和音」は、プロテストソングだ (その2)
  　　絵画などの芸術作品を鑑賞した後や、読書後の感想は人それぞれであり、それが間違っていると否定、批判することはその人の人格をも否定することだと思う。　このことを前提に、「不協和音」という詩を語らせてもらうと、この詩はメッセージ色の強いプロテストソング(反戦歌・反抗歌)だと感じた。　香港という特別な地域が、いま巨大な国家権力によって人々の思想を一つの方向にねじ曲げようとしている。当然そこには不協和音が生じるだろうが、いま香港で起きていることは、権力を武器に異を唱える人々を「問答無用」、と力ずくでねじ伏せようとしている。これは香港だけでは、ウィグルやチベットの人々にも共通しているかもしれない。　あらためて、「不協和音」という詩を読んでみた。　いまアグネス・チョウ女史や香港が置かれて状況、そして彼女の心情を考えると、　彼女が留置場で、欅坂4６の「不協和音」の歌詞が浮かんだのもうなずけた。「まわりの誰もが頷いたとしても、ぼくはYesと言わない。絶対、沈黙しない。最後の最後まで抵抗し続ける。君はYesと言うのか。軍門に下るのか。理不尽なこととわかっているだろう。プライドさえも捨てるのか。反論することに何を怯えるんだ。みんな揃って、同じ意見だけではおかしいだろう。意見を貫け。ここで主張を曲げたら生きている価値がない。欺きたいなら、僕を抹殺してから行け。調和だけじゃ危険だ。まさか自由はいけないことか。人はそれぞれバラバラだ。何か乱すことで気づく。もっと新しい世界。僕は恐れたりしない。僕には僕の正義があるんだ。一度妥協したら、死んだも同然。支配したいなら、僕を倒してからいけよ」　　『不協和音』の中には、いくつもの過激な言葉が並べられている。まるでアグネス・チョウ女史の決意表明のようにも受け取ることができる。　作者の秋元康は、いまの香港を憂いてこの詩を作ったわけではないが、なぜか香港がいま置かれて状況と合致する、と感じるのは私だけだろうか。　「支配したいなら、僕を倒してからいけよ」　香港を一国一制度のもとに理不尽な正義を振りかざし、力づくでねじ伏せようとしている中国に対して、「僕は嫌だ」とNOをつきつけている。　　『不協和音』は、作者・秋元康が意図としないものとして解釈されているかもしれない。しかし、作品が作者の手元を離れたその時から、作品は一人歩きし、作者の意図するものとは異なる作品になることは多分にある。この『不協和音』もそのひとつかもしれない。　２３歳という若い女性が、理由も告げられぬまま国家組織に逮捕され、暗い留置場に拘束されていたとき、『不協和音』という詩は彼女を勇気づけたことは確かだ。プロテストソングの定義はひと言で説明することはできないが、政治的事項に対して抗議を込めたメッセージ性の強い歌だといえる。　１９６０年代から７０年代にかけて、歌で世界を変えられる、と信じた若者たちがいた。世界ではベトナム戦争や学園紛争等の政治的な諸問題が山積みとなって、積極的に政治的なものに参加する若者たちがいた。そんな流れの中で、詩に自分の思いを込めて歌う若者たちがいた。反戦歌、あるいはプロテストソングと呼ばれ、多くの若者たちは時代が変わる、という幻想を抱いた。その流れは日本国内でも同様で、反戦あるいは体制批判するプロテストソングが多数生まれた。海外ではボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、ジョン・レノンなどがおり、日本では岡林信康、高田渡、五つの赤い風船などがプロテストソングを歌っていた。しかし、７０年代後半になるとプロテストソングは徐々に少なくなっていった。欅坂4６はアイドルグループとして活動しており、歌よりも彼女たちのパフォーマンスに目が奪われがちだったが、この『不協和音』は、１９７０年前後に歌われたメッセージ色の強い過激なプロテストソングと同類だ、と言えそうだ。
- 欅坂4６の「不協和音」は、プロテストソングだ　(その1)
  　　香港の民主活動家の周庭(シュウ・テイ)(アグネス・チョウ)氏が香港国家安全維持法(国家法)で、今月10日に逮捕されたが、11日深夜に保釈された。彼女は1996年生まれで、まだ23歳。「民主の女神」として、全世界に知られており、香港民主活動の象徴ともいえる。　保釈直後、彼女は日本のメディアのインタビューに流暢な日本語で、「なぜ逮捕されたが分からない」と語り、パスポートを押収されたことを明かした。また拘束中に、アイドルグループ・欅坂46のヒット曲「不協和音」の歌詞が頭の中に浮かんだ、と語った。そして、「恐怖感に負けずに引き続き自分の信念、私たちが信じている自由と民主主義のために戦っていくことがとてもとても大事だと思っています。これからも一生懸命、香港人の自由、そして民主主義を守るために頑張っていきたいと思います(後略)」と語っている。　「不協和音」という曲の歌詞がどのようなものなのか、私はまったく知らなかった。欅坂46のヒット曲だから、作詞は秋元康だろうとの見当はつくが。　人気アイドルグループの「不協和音」の歌詞を調べてみることにした。「不協和音」　作詩・秋元康／作曲・バクベア　僕はYes とは言わない　首を縦に振らない　まわりの誰もが頷いたとしても　僕はYesと言わない　絶対沈黙しない最後の最後まで抵抗し続ける　叫びを押し殺す見えない壁ができてきた　ここで同調しなきゃ裏切り者か仲間から撃たれると思わなかった　僕は嫌だ　不協和音を僕を恐れたりしない　嫌われたって僕には僕の正義があるんだ　殴ぐればいいさ一度妥協したら死んだも同然　支配したいなら僕を倒してから行けよ!　君はYesと言うのか軍門に下るのか　理不尽なこととわかっているだろう君はYesと言うのか　プライドさえも捨てるのか反論することに何を怯えるんだ?　大きなその力でねじ伏せられた怒りよ　見て見ぬ振りしなきゃ仲間外れか真実の声も届くって信じていたよ　僕は嫌だ　不協和音で既成概念壊せ　みんな揃って同じ意見だけではおかしいだろう　意思を貫けここで主張を曲げたら生きてる価値がない　欺きたいなら僕を抹殺してから行け　ああ調和だけじゃ危険だああまさか自由はいけないことか　人はそれぞれバラバラだ何か乱すことで気づく　もっと新しい世界　僕は嫌だ　不協和音で既成概念を壊せ　みんな揃って同じ意見だけではおかしいだろう　意見を貫けここで主張を曲げたら生きてる価値がない　欺きたいなら僕を抹殺してから行け　不協和音を僕は恐れたりしない　嫌われたって僕には僕の正義があるんだ　殴ればいいさ一度妥協したら死んだも同然　支配したいなら僕を倒してからいけよ　Discord Discord　Yeah! Discord　Discord＝不要なものを捨てる　おそらく、「不協和音」という曲を、私はテレビで何度も耳にしたことがあると思う。しかし、アイドルグループの歌ということで、どうしても映像に集中してしまい、彼女らが歌っている歌詞の意味まで汲み取ることはできなかった。アップテンポな曲で早口のため、歌詞はまったく入ってこなかった。また、テレビではフルコーラスで歌われることもない。何よりも、彼女らのパフォーマンスに目がいってしまっていた。
12Aug
- 大分・明豊高校校歌
  　昨日(11日)のことである。　甲子園で開催されている高校野球の交流戦、明豊高校(大分県) VS :県立岐阜商業(岐阜県)がテレビ中継されていた。　試合は、明豊高校が４－２のスコアーで岐阜商業を下し、この夏、甲子園で一度しか聴くことができない明豊高校の校歌のイントロが流れた。　「あれ、これって校歌なの」、と耳を疑った。　慌ててテレビ画面を観ると、作詞・南育代／作曲・南こうせつのテロップが写し出されていた。　さらなる驚きは、南こうせつの歌声が甲子園に響いていた。　南こうせつは、１９７０年代「かぐや姫」を率いて数々の名曲を世に出した、シンガー・ソングライターである。　おじさん世代にとっては、なんとも懐かしい名前であり、歌声だった。　明豊高校は、２００１年に２つの学校法人が合併して誕生した新しい学校。　この時に、南夫妻の作詞・作曲による新鮮な校歌が生まれたような気がする。　イントロを聴いただけで、「大分・明豊高校の校歌だ」と答えることができそうだ。　一度だけではなく、何度も聴いてみたいと思わせてくれる校歌だった。
15Apr
- 　女優・杏　加川良「教訓Ⅰ」を歌う
  　最近、私生活で芸能ニュースで取り上げられている、女優の杏が、ギターの弾き語りで、１９７０年代の名曲・加川良の「教訓Ⅰ」をカバーし、動画をＹｏｕ　Ｔｕｂｅに投稿、話題となっている。彼女のセンスの良さに感服した。「教訓　Ⅰ」　　上野瞭・加川良作詞　　　　　　命はひとつ　人生は１回　だから命をすてないようにね　　　　　　あわてると　ついフラフラと　御国のためなのと　いわれるとね　　　　　　青くなってしりごみなさい　にげなさい　かくれなさい　　　　　　御国は俺たち死んだとて　ずっと後までのこりますヨネ　　　　　　失礼しましたで終わるだけ　命のすスペアーはありませなヨ　　　　　　青くなってしりごみなさい　にげなさい　かくれなさい　　　　　　死んで神様と　言われるよりも　生きてバカだといわれましょうヨネ　　　　　　きれいごと　ならべられた時も　この命を　すてないようにネ　　　　　　青くなってしりごみなさい　にげなさい　かくれなさい　「教訓Ⅰ」は加川良の作詞とされているが、１９６７年、作家の上野瞭著「ちょっとかわった人生論」の中の「戦争について」の中にあった「教訓ソノ一」をアレンジしたもので、反戦歌・プロテストソングだった。　１９７０年代前後、歴史的にはべトナム戦争や日米安保闘争いう現実があった。　１９７０年の第２回中津川フォークジャンボリーで加川良は飛び入りで、「教訓Ⅰ」を発表。一躍注目を集め、１９７１年にアルバムデビューした。　いま全世界は、新型コロナウイルスと戦っている。ウイルスとの戦争である。　戦時下、自分の命はひとつだけ。国は自分の命を守ってくれる保証はないから、自分自身で守るしかない。　命を守ってくれない政府に対して、加川良は皮肉を込めている。　杏女史は、政府に対して皮肉るつもりはないだろうが、使い物にならない「アベノマスク」や経済政策の遅れ、星野源の動画投稿など、どこかピントがずれている政府を皮肉った詩だと信じたい。　加川良「教訓Ⅰ」、高田渡「生活の柄」、よしだたくろうの「イメージの詩」など７０年代の懐かしいフォークソングを聴いた。　よしだたくろうの「イメージの詩」の中にこんな一節がある。　「古い船には　新しい水夫が　乗り込んで行くだろう　古い船を　今　動かせるのは　古い水夫じゃないだろう　なぜなら　古い船も　新しい船のように　新しい海へでる」　ウイルスとの戦争が終わった時、古い船（日本国）は新しい海にでる。古い船を動かせるのは、新しい水夫たちで、大阪府の吉村知事や北海道の鈴木知事の若い水夫たちに、日本丸という古い船を動かしてほしいと願う。　残念ながら、加川良も高田渡も故人となった。　加川良は２０１７年４月５日没。そして高田渡は２００５年４月１６日没。いずれも、桜咲く今頃のシーズン。　しかし、５０年程前の名曲は、色あせることなく人々の心に生き続けている。　　
27Mar
- モンブラン万年筆、試し書き
  　中古のモンブラン社製の万年筆を、ネットオークションで落札。その品物が今日、その現物が届いた。これまで国産・普及品の万年筆を使っているが、ドイツ生まれのモンブラン社の万年筆は憧れの的だった。　届いた万年筆にインクを入れ（カートリッジではなく、吸入式）、さっそく試し書き。　少々お値段は張りますが、いま使っている万年筆とは、やはり違うと感じた。　これはあくまで私個人の感覚なのたが、多少の押圧がないと文字がかすれてしまうのだが、モンブラン社製の万年筆はペンを押しつける必要がなく、万年筆の重量だけで文字が書ける感じで、実に滑らか。　今回、落札した万年筆はモンブラン社の中で、一般的に普及して物。　試し書きをしていたら、ワンランク上のモンブラン社の万年筆がほしくなってきた。
22Mar
- みきおが語った「兄と母まで傷つけた犯人を許さない」の意味。ＴＢＳドラマ・「テセウスの船」
  　日曜日、夜9時からＴＢＳ系列で放送されているテレビドラマ「テセウスの舟」にはまってしまった。個性の強い役者が脇を固め、子役たちの演技も見逃せない。　いよよい今夜が最終回で８５分拡大での放送となるが、黒幕は誰なのか、動機は。そして佐野家の未来はどうなるか。ハッピーエンドなのか、それともバッドエンドなのか。いずれにしても、今夜すべてが明らかになる。ただ、８５分の間ですべての真実が明らかにされるのか、との不安を感じる。　ストーリーが雑にならないことを祈る次第。　このドラマの原作は、東元俊哉の同名の漫画だが、ドラマと原作とでは真犯人が異なると、制作側のツイッターでの発信があり、ネット上では黒幕（共犯者）探しで盛り上がっている。　ドラマの映像の中や、セリフの中に重要なヒントが隠されており、視聴者は様々な推理を展開している。　また、制作側のツイッターで犯人は佐野家の家族ではない。あるいは、第一回から登場しているレギュラーだと、視聴者にヒントを教えており、視聴者の犯人探しに拍車をかけた。　＜ざっくりしたあらすじは＞　３１年前に発生した大量殺人事件で、死刑判決を受けた元警察官・佐野文吾（役・鈴木亮平）の無実を信じた息子の田村心（役・竹内涼真）が、事件が発生する３１年前にタイムスリップし、父・文吾とともに事件を防ぐため奔走する。大量殺人事件は未然に防ぐことができたが、過去の出来事を変えたことによって、現代に戻った田村心の環境は大きく変わり、３１年前に関わりのあった人物が次々と殺害される。　真犯人を捜すため再び３１年前に戻った心は、再び事件に巻き込まれ、加藤みきお（子役）が事件に関与していると確信、みきおの背後に黒幕がいると確信する。　ところで、ドラマタイトルの「テラウスの舟」は、ギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス（逆説）のことで、古代ギリシャの英雄・テセウスがクレタ島から帰還した船に３０本の櫂があり、アテネの人々はこの船を保存していたが、朽ちた木材を少しずつ新たな木材に取り換えた。　後にギリシャの哲学者たちの間で「テラウスの船」が格好の議論の的となり、木材を取り換えてもまだ同じ船だとし、一方、もはや同じ船ではないと主張していた。　主人公・田村心が過去を変えたことによって、未来の家族は同じだと言えるのか、という問題提起がされている。　いよいよ今夜が最終回。個人的に気になることが二つ。　木村さつきの養子となった「加藤みきお」は、現代では「木村みきお」となるはずなのだが、ＴＢＳのホームページにある相関図には名前ではなく、「車椅子の男」（役・安藤政信）となっている。本来であれば、「加藤みきお」、もしくは「木村みきお」と表記すべきなのだが、これには制作側の何らかの意図が込められているのだろうか。　また、ドラマの中て、現代に生きる木村たくみ語った「兄と母まで傷つけた犯人を許さない」というセリフが、妙に気になる。　みきおに兄がいたのだろうか。そして母というのは、「木村さつき」のことなのか。　泣いても笑っても、今夜ですべてが明らかになる。　ハッピーエンドであってほしい。　
03Mar
- コンビニのトイレ
  時々、コンビニのトイレを利用させてもらうことがある。ところがである。今日、コンビニに立ち寄ってみると、「トイレ使用禁止」の貼紙。また、「トイレットペーパー、ティッシュ在庫有りません」との貼紙。先の土曜日、ドラッグストアーから紙製品が消えていたし、今日はコンビニからも消えた。テレビでは、各地で紙製品の買い占めで品不足となっていると伝え、空になった棚の映像を流している。一方で、製造メーカーの在庫は豊富で心配する必要はない、と伝えているものの、現実問題として町から紙製品が消えている。この国は一局集中だから、大都会中心に流通が回復されるだろうが、私が住む地方の小都市の店頭に紙製品が揃うのはいつのことやら。ヤオフクを覗いて見ると、マスクや紙製品が高値で出品されていた。違法ではないが、モラルとしてマスクや紙製品の転売が大きな問題となっているのに、未だに削除されていない。また、マスクをめぐって喧嘩という事例もあった。新型ウイルスで、日本全体が殺伐とした社会になりつつある。私、しばらく引き籠ることにします。
29Feb
- 群衆心理
  　新型コロナウイルス感染は怖いけど、もっと怖いことがあった。　今日、近所のドラッグストアーにビールを買いにでかけたときの話である。　マスクの棚は、相変わらずの売り切れ状態。　政府は、国内のマスクメーカーに増産を指示し、電気製品製造のシャープがマスク生産を始めるとのことで、明るい兆しが見え始めている。　テレビでは各店舗で、トイレットペーパーやティッシュペーパーが品切れになっている、というニュースを耳にしたが、数日前にドラッグストアーを訪れた時には品切れ状態ではなかった。　ところがである。今日は、見事なまでにティッシュペーパーもトイレットペーパー完売状態。ただただ、唖然とするばかり。　紙製品製造メーカーは、在庫も豊富で品切れになることはないと断言していた。紙製品が店頭から消える、というのはフェイクニュースとは知りつつも、目の前の現実に不安になってきた。そして、店員が台車いっぱいに積み上げられたトイレットペーパーを運んできたのだが、棚に陳列することなく瞬く間に台車は空っぽに。　これが群衆心理というものなのかだろうか。　レジのおばちゃんによると、「昨日あたりから品薄に」とのこと。　幸いにも、我が家にはトイレットペーパーもティシュペーパーも買い置きがあるのでいまのところ不安はないが、目の前で繰り広げられた光景にコロナ感染以上の恐怖を感じた。　それから、近接する別のドラッグストアーの駐車場が満杯になることがないのに、なぜか今日は満杯。　おいおい、ここでもペーパー探しかよ。　流言飛語に踊らされる日本人。　ちょっとおかしいぞこの国。　私、いま一度、深呼吸することに。
14Feb
- 中島みゆきとサントリーコーヒー「Ｂｏｏｓ」のテレビＣＭ
  　この2月上旬から、サントリーのコーヒー飲料「Ｂｏｓｓ」の新しいテレビＣＭが流れ出した。　この「Ｂｏｓｓ」のテレビＣＭは、ハリウッドスターのトミ・リー・ジョーンズが宇宙人に扮し、シリーズ化されされている。　今回は「宇宙人・ジョーンズ　漁港」篇で、俳優の光石研、そしてタレントのゆきぽよが共演している。そしてＣＭのバックに流れているのが中島みゆきの「ホームにて」である。　　「ふるさとへ向かう最終に　　乗れる人は急ぎなさいと　やさしいやさしい声の駅長が　　街中に叫ぶ　振り向けば空色の列車は　　いまとドアが閉まりかけて　灯りともる窓の中では　　帰りびとが笑う　走り出せば間に合うだろう　　かざり荷物をふり捨てて　街に街に挨拶を　　振り向けばドアは閉まる」　　「ホームにて」は、1977年6月に「わかれうた」のＢ面としてリリースされ、アルバムにも収録されている隠れた名曲といってよい。　実に物悲しい詩で、映画の一場面が浮かんでくるような歌である。　やさしいメロディーに対して、厳しい現実が描かれている。　以前、ＪＲ東日本の特別乗車券「ふるさと行の乗車券」のラジオＣＭソングに使われていたらしい。　そして今回、サントリーの「Ｂｏｓｓ」のＣＭソングとなった。　サントリー「Ｂｏｏｓ」のＣＭでは、昭和の名曲が数曲使われている。・吉田拓郎　「今日までそして明日から」・財津一郎　「サボテンの花」・矢沢永吉　「時間よ止まれ」・坂本　九　「上を向いて」　などがＣＭソングとして使われているが、中島みゆきに関しては、今回の「ホームにて」の他にも4曲（計5曲）が使用されている。・漁港篇　　　　　　　　　「ホームにて」　（俳優・光石研　タレント・ゆきぽよ）・トラックドライバー篇　「ヘッドライト・テールライト」　（吉本芸人多数）・寿司職人篇　　　　　　「時代」　（芸人・あぱれるくん）・力士篇　　　　　　　　　「糸」　（力士・高見盛）・トンネル工事篇　　　　「地上の星」　（俳優・大杉漣）　上記の5曲を確認することができた。　必ずしも、ＣＭ映像のストーリーとバックに流れる曲がベストマッチとは言い難いが、どれも印象の残るＣＭとなっている。　「Ｂｏｓｓ」のテレビＣＭに使用された楽曲は中島みゆきが最も多いが、宇宙人ジョーンズと共演した回数が多いのは、タレントのタモリなのではないだろうか。
03Jan
- くじ運の悪い私
  今月末に金沢で2日間開催される中島みゆきのコンサートチケットをネット予約していたのだが、見事に落選。2日間のうち、いずれかは当選するだろう思っていたのたが、つくづく自分のくじ運のなさを嘆くというより、もう笑うしかない。過去の「夜会」のチケットにしても全滅で、オークションに出品されたチケットを落札し、出かけていたのだが、これからは転売が難しくなりそうだ。東京五輪の開催を控え、以前から問題となっていたチケット転売が厳しく規制されるようになった。中島みゆきのコンサートチケットには名義人が記載され、会場に入場するにあたり、運転免許証、パスポート、あるいはマイナンバーなどの身分を証明できるものの提示が厳密に行うとのこと。だから、転売目的のチケット購入は確実に少なくなっているはずなのに、それでも落選するのだから自分のくじ運の悪さを嘆くばかり。