重箱の隅をつついたような話になるけど、8月15日の「日刊スポーツ」のネット配信記事に俳優の渡哲也さんが肺炎で亡くなった日刊スポーツの記事があった。 

 

 抜粋になるが

 「法名は2000年2月に、故郷の兵庫県淡路市の高雄山・観音寺で授かっており、萬修院泰然自道居士とのこと」

 この記事にちょっと違和感を感じた。

 

 私が間違っていたら「ごめんなさい」と謝りますが、故・渡哲也さんが死後の名前を授かった高雄山・観音寺の宗派は、高野山真言宗であるはず。「法名」という記載はあり得ない。

 

 仏教各宗派では一般的に死後の世界の名前を「戒名」としているが、浄土真宗は「法名」、日蓮宗は「法号」と、異なった呼称をしている。

 8月15日付の日刊ニュースでは「法名」と記載されているから浄土真宗のお寺であるはずなのだが、「淡路市の観音寺」を検索してみると高野山真言宗の観音寺という結果になってしまう。

 

 だから、「法名」はあり得ない。「戒名」と正確に記載されるべきである。