【貴婦人Aの蘇生】小川洋子

久しぶりに小川洋子さんの本です。

趣味で集めた剥製が山のように鎮座する洋館を相続する代わりに、伯母さんのお世話をすることになった主人公です。

(わぁ・・私なら、そんな相続イヤやワァ~)と、瞬時に思いました^^しかも、日本のお話しじゃ無いので、どこか、転生もののアニメっぽいと思いながら読み進めました。(そうでもしないと、どうにも進みません!)最初の登場人物、場所、時代、主人公の境遇など、一通り頭に入ったところで、さて、この汚部屋をどうしたものか!と、頭を抱えます。物好きは居るもので、大きな剥製やらに興味のある紳士が現われたときは(売れっ!!)って全力で思いました^^

でも、とても高貴な物言いで、昔話でのらりくらりと話しをそらしていく様子は、ちょっと痛快でした。雑誌に紹介という形で、洋館に閉じ込められていた剥製達が日の目を浴びます。そして、ロマノフ王朝の生き残りかも?という謎なワードが人々を引きつけていきます。もう、その頃には、最後まで読まないと気が済まなくなっていた私です。

 

【六人の嘘つきな大学生】朝倉秋成

これは、気になっていた一冊です。

実際、就活生だったのは、2011年の話しです。今はそれぞれ

大人になっていて、当時を振り返る形で現在と当時が行きつ戻りつしながら進みます。

 まず、初っぱな「6人が最終面接までこぎ着けていて、ほぼ内定」という話しから始まります。一ヶ月後の最終のディスカッションまでに、その6人で社内のことをよく調べて、グループとして底上げして欲しいと言われたので、6人は毎週会合を開きます。その間、お互いの性格と長所短所もわかり合えているように求められると思い、それぞれが前を向いて話しが進みます。ところが大震災により、会社の都合で採用枠がたった1人に変わりました!!しかも、「6人で話し合って内定者を推薦してください」という無茶ぶりです。

 どうぞ、読んでください。

 

【後妻業】黒川博行

結婚相談所と、公正証書がキーワードです。

舞台は、大阪。でも、黒川さんの配慮で、ばりばりの大阪弁ではなくて、読みやすく書いてあります。

 警察を退職した探偵さんが、良い味を出しています。

ちょっと分厚かったから、読み応えは抜群でした^^v

 

 

1月は3冊。お正月はバタバタしましたが、入院中に2冊読めたので取り返しました~

 

今年も、ぼちぼち読んでまいります。

だいぶ、リストが貯まってはおりますが、オススメの本がございましたら、コメント欄にてお知らせください♡

宜しくお願い致します。

 

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