心次第で地獄極楽が右と左に岐れます。 | ヒロボーの筋ジストロフィー徒然日記

ヒロボーの筋ジストロフィー徒然日記

人は無量の恩の世界で生かされています。一日を真剣に生き努力に生き、感謝報恩に生きる。

幸不幸は自分がつくる
諸君は人間の幸不幸というものを、万人に共通した客観的な何かだと思ってはいないだろうか。たとえば、金持ちは幸福で貧乏は不幸、健康は幸福で病気は不幸、入試合格は幸福で浪人は不幸、といったぐあいだ。たしかに、貧乏よりはかねもちになりたい、病気よりも健康がいいと誰もが思うことだろう。だけど、金持ちだけが幸福で貧乏は不幸、健康だけが幸福で病気になるのは不幸だと、はたしていい切ることができるだろうか。

梅雨の時期、雨ばかりの蒸し暑い日が続くと、誰でも憂鬱になり、「うっとうしいなぁ。早く青空が見たい」と思うに違いない。ところがその同じ雨を、お百姓さんたちは「恵みの雨」と心から感謝し喜んでいるだろう。また偉人伝に出てくるような古今東西の偉い人たちが、例外なく若い時代に大変な逆境(苦労の多い境遇)をくぐり抜けてきていることを、諸君も知っているはずだ。つまり彼らにとって逆境は、かならずしも、不幸とはいえず、成功につながる好機でもあったのだ。

逆境に陥り、思いがけない苦難に直面するのは、たしかに誰にとってもつらいことである。しかし、いま直面しているそのつらい状況が即、不幸であるとはかぎらないということを、けっして忘れてはいけない。実際、自分にとって何が幸福で何が不幸なのかは、われわれ人間には絶対にわからないことなのだ。ただいえることは、逆境にせよ、順境(物事が都合よく運んでいる境遇)にせよ、いま自分が置かれている状況をどう受け止めるかという、自分の心が、それを幸福にも不幸にもしていくということだけなのである。
【解脱四月号 金剛さまのお言葉 第40回118】

読者の皆さん、お早う御座います。
良い一日で在りますようにお祈り申し上げます。
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