デッカイお肉なんかをサーブする時にお肉を押さえるコレまたデカいフォークがあります。
私の愛用品はガーバー社(オールド)のロンです。
最初のRONが出たのが1947年だったと思いますから半世紀以上経過して色褪せないデザインですね。
左が1954年製、右が1970年製で未だ現役バリバリです、1950年位迄のデザインは平べったいデザインでしたが51年製ジェットハンドルからキッチンシリーズのグリップデザインの様な立体感のあるデザインになりました。
同じデザインラインの2本ですが微妙に違いがあります、先ずフォーク歯のカーブ加減が微妙に違います。
軸の太さも違います。
ヒルトエンドもやや異なりますね。
スタンドヒルトが付いた事でテーブルなどに置いてもフォーク歯が接地しなくなって利便性も衛生面も良くなりました。
テーパーも若干異なります。
本日は昼からロンを使って調理しました。
本日は旧タイプ('54年製)を持ち出して大きな鹿の肋肉を切り出していきましょう、私も同志(嫁)も鹿が好きなんで我家の鹿肉消費量は結構あります。
豚と違い次回バラはそんなに量が無いので半身位なら家庭で充分解体出来ますよ。
3kgチョイの塊を肩側赤身、背側赤身、筋付き赤身、ロース近くの骨側のすき身、脂の付いた下側と鹿バラと言っても部位で味わいや歯応えが全く違い個性的です。
この作業が面倒で余り流通しない鹿肉ですがロンでガッチリ固定してサクサク切っていけます。
美しい美味しそうな赤身ですね、ステーキにヨシ、煮込料理にヨシ、焼肉もヨシですが舌で溶ける様な綺麗なサシの入ったA5黒毛和牛とかとは対極なんで好き嫌いは分かれるでしょう。
暫く熟成させてから頂きます♪
ワインならフランスかチリのボディのしっかりした赤、ビールならトラディショナルなビターかゴールデンエール、日本酒なら旨口〜辛口の純米酒なんかと合わせるとより楽しめます。