「どうちゃん」
と呼ばれることが多い。
苗字にちゃん付け。
あとは「どぅ」「どぅちゃん」も次に多い。
小学4年生の転校前、
「日焼け止め子」とみっこちゃんに
呼ばれていたことも記憶にある。
転校先で仲良くなって
いまだに連絡を取り合う友だちは、
ずっと「どう」と呼ぶ。
昔からの付き合い感が出ていて良い。
高校の時から仲良くなった友人は
「ひろこ」と呼んでくれる。
苗字ばかりだった呼び名から脱して
嬉し恥ずかしかった。
専門学校でも
どうちゃん、ひろこが多い中、
ただひとりだけ「かんちゃん」と
呼んでくれていた子がいた。
これはお気に入り。
社会人になって、
「どんちゃん」「ひろぽん」
というあだ名もできた。
私は両親のことを
「おとう」「おかあ」と
長らく呼んでいた。
しかし、弟が産まれてからは
弟もそうなってはいけないと考え、
お父さんお母さん呼びに直した。
よくぞ修正できたものだと
褒めることができる。
母は自分の父母のことを
お父ちゃん、お母ちゃんと
呼んでいた。
この呼び名はとてもかわいくて憧れる。
弟が母のお腹にいて、まだ名前がない時は、
家族みんなで「ちろ」と呼びかけていた。
姉と私の名前から一文字づつとったとか。
ほんとか知らんけれど。
ほんとだったらばとても愛を感じる。
今になって思えば。
私は姉のことをちゃん付けで呼ぶ。
気恥ずかしい時期もあったけれど
今は気に入っている。
姉も私をちゃん付けで呼んでくれていたような
記憶があるんだけれど、
いつのまにか、ちゃんは消えた。
弟は姉のことをお姉ちゃんと呼ぶ。
私のことは呼び捨てで呼ぶ。
これは私がそう呼ぶように教えたと思う。
母は自分の夫のことを
名前にちゃん付けで呼んでいた。
これもなんだか今思えば素敵だ。