2016プレナスなでしこリーグ1部第12節
9月11日14時 @萩谷総合公園
コノミヤ 0-4 浦和
得点:36分栗島、45+2分猶本、53分塩越、58分北川
試合は浦和が序盤から攻勢に出て、高槻陣内でポゼッション高く有利にゲームを進めていく。
受けて立つ高槻は、時折サラ・グレゴリアスの脚力を生かしたカウンターをみせるが、浦和はピンチに至る前に断ち切り、高槻に攻撃のペースを与えない。
36分浦和。左コーナーから繋いで、ゴール前後方から栗島がシュートを放つ。ゴール右上へ鋭い弾道が決まるファインゴール。栗島のリーグ戦い初ゴールにより浦和が先制。
その後も浦和は、サイドへの展開を効果的に、高槻を揺さぶり優勢を続けると、前半終了前、左サイドを深く侵入した北川からのクロスに、ゴール前ファーで受けた後藤がシュートもGKに弾かれるが、リバウンドを猶本が押し込みゴール。
浦和が2-0で前半を終える。
後半に入り、依然高槻のDFが手薄になる左サイドを衝く攻勢がストロングポイントとなり、北川の独壇場と化す。
53分、北川が左サイド深くに侵入しDFを交わしてクロスを入れると、ゴール前プレゼントボールを受けた塩越が難なくヘッドを決めて3点目。
塩越柚歩、栗島に続いてトップチームでの初ゴール。
58分、さらに左サイドから畳み掛ける浦和は、左への展開を受けた北川が、自ら持ち込み左足を振り抜くと、ゴールニアポスト側上段に、ズドンと叩き込み4点目。
勝負としては後半序盤に加点して雌雄を決した浦和。以降、反撃の高槻に押される場面はあれど守り切り完封。
守りに入ることなく、前掛かりに攻守に補完しあいながら、終始優勢にゲームを進めての、久しぶりに安心して見ていられた完勝といえるでしょうか。
高槻が4月対戦時に比べて全体的に精彩を欠いていたとはいえ、縦横につなきながら隙をうかがい崩し、サイド・中盤から積極的に攻撃参加してフィニッシュに至る形は、シュート数21本に表れているとおりに理想的に持ち運んでいたでしょうか。
ただ、シュートの精度があれば、もっと得点できていたのは、課題として求めておきたいところ。
主に守備的に支えた続けた筏井、高槻の反撃を食い止め奮闘した乗松、右SH復帰から攻守をつなぐ起点となった柴田、3選手の貢献ぶりを挙げておきたいです。
次回ホームでこそ、今回のような胸のすく思いがしたゲームを、待ちわびている多くのレディースサポのもとで披露してもらいたいものです!
楽しみです!