安藤梢選手が所属するSGSエッシェンは、5月8日・ドイツ女子ブンデスリーガ第21節、リーグ2連覇を果たした岩淵真奈選手が所属するバイエルンと対戦。0-1の敗戦に終わりました。
安藤選手は3試合連続スタメンからフル出場しました。
バイエルンの岩淵選手は、スタメン出場から65分に途中交代しました。
SGS Essen 0-1 Bayern Munchen
得点:
56 V. Miedema
会場/ Stadion Essen (Essen)
観客数/ 1718人
エッセンの安藤選手、バイエルンの岩淵選手がともにスタメンでの出場。
両選手ともに、ケガからなかなか本来の調子に戻らなかったのか、今季は出場機会も少なかったのですが、前節には両選手ともに今季初ゴールを決め、今節もスタメンでの連続出場となりました。状態の良さがうかがえます。
◆今節はまたこちらの試合ハイライトから振り返ります。→Highlights: SGS food vs. Bayern Munich
試合前のセレモニー?時、ステフィー・ジョーンズ氏の背後に、岩渕選手と右にわずかに安藤選手らしき目が。お話してますね。
さて試合は、安藤選手が試合序盤から左サイドから果敢に仕掛けます。対峙する相手を瞬時に交わして次につなげ、シュートチャンスにまで至りました。
相手が寄って来ても自分の間合いからタイミングよくボールを前に出し、瞬発力を活かした無駄のない一連のキレの良い動きには、カナダW杯前の好調時を思い出させます。安藤選手のコンディションの良さがうかがえます。
岩淵選手も左で受けて内側に入り、FWミーディマ選手へ絶妙なラストパスを供給。惜しくもゴールならずでしたが、受け手の走る先のスペースへ通す、息の合ったシーンに惹かれます。チームメイトとの信頼関係も良さそうですね。
バイエルン優勢に進み後半11分、オランダ代表FW ミーディマがDFの間を抜け出してゴール上へ豪快に決め、バイエルンが先制。エッセンは上位の強豪チームに善戦し得点も多いが失点も多い(37得点36失点)チーム。来季は特にDFラインを簡単に破られないよう整備が必要と思われます。
後半に入っても、なかなかチャンスをつくれないエッセン。スルーパスに前線が出ますが、GKがいち早く出て来てカット。
GKと交錯したルーズボールを後方のDFがカバーに入るところ、さらにエッセンの選手が食い下がる。
安藤さん、後ろから虎視眈々と・・
さらにDFとエッセンの選手が交錯したボールは後ろに転がり、安藤さん追いかける。
たとえ獲れるチャンスはわずかでも追いかける、プレッシャーのかかったGKはサイド外へ蹴りだしセーフティに逃れる。これで少なくとも敵陣マイボールから攻撃は始まる。
ドイツでも7年間掲出され続けている「安藤梢」の段幕に応えるプレーは継続されています。
そんな安藤選手に千載一遇のチャンスが巡ってきますー
後半40分、DFラインのボール回しの隙をついてボールを奪うと、GKと1対1も…うまくかすみ獲られ絶好のチャンスを逸しました。うーん残念!
安藤選手にとっては悔やみ切れない場面もありましたが、これで3戦連続スタメンフル出場を果たして、いよいよ次はリーグ最終戦を迎えます。
ドイツ女子ブンデスリーガ、次節最終節第22節は5月16日に開催。
安藤選手の所属するエッセンは、リーグ4位のフライブルクとアウェーゲームで対戦。キックオフは日本時間で21時の予定です。
安藤選手のさらなる活躍と、勝利をもたらすゴールで有終の美を飾りたいですね!