プレナスなでしこリーグ2015
エキサイティングシリーズ 第3節
10月24日 @浦和駒場
浦和L 4ー4 JEF千葉L
(得点) ※得点シーンはアバウトです。
5分 吉良(浦和)
乗松の縦の浮きパス!?に中央から吉良が出て、PA前からすかさずシュート→前に出ていた山根が不意を突かれて上を越され、ゴール右に決まる。
31分 長船(浦和)
浦和がコーナーから繋いで、右から柴田→高畑がクロスを入れる→ゴール前で長船がヘッドを合わせてゴール
52分 菅澤(千葉)
浦和のクリアーボールを拾い、川村→深澤と細かく繋いで、ゴール前菅澤へ。受けた菅澤が振り向き様にシュートは、グラウンダーがゴール右に決まる。
57分櫻本(千葉)
右コーナーから、瀬戸口キックインを、ゴール前ニアで菅澤がバックヘッドで中に流す→ゴール前中央で櫻本が合わゴール。
60分深澤(千葉)
中央の瀬戸口から、右に出たフリーの保坂が持ち込み、ゴール前へシュート気味のクロスを入れる→GK池田が弾くも、リバウンドがゴール前に詰めて来た深澤のちょうど胸元あたりに収まり、深澤はそのままゴールに押し込む。
63分深澤(千葉)
左から菅澤がゴール前に入れる→保坂のシュート→GK池田の弾いたリバウンドを、深澤が押し込んだ(ように見えました。DFが戻り切れず雑な対応、あっさりやられ過ぎ)
80分吉良(浦和)
中央から長野→柴田がゴール前出して吉良→吉良がDFをかわして豪快な一撃→ゴール左にライナーが突き刺さる。
84分猶本(浦和)
吉良が持ち込み→柴田がゴール前左からでクロス→中央右でフリーの猶本がヘッドを叩きつけてゴール!
[浦和]
_______後藤___吉良_______
加藤___岸川___猶本___柴田
臼井___高畑___長船___乗松
__________池田__________
64分加藤→長野
65分岸川→石井
70分後藤→白木
(長野、石井、白木選手が入った70分過ぎ)
_______白木___吉良_______
柴田___長野___猶本___乗松
臼井___高畑___長船___石井
__________池田__________
※FWとボランチの左右は適宜変化
[千葉]
_______筏井___菅澤_______
深澤__瀬戸口__川村___保坂
上野___磯金___櫻本___千野
__________山根__________
35分筏井→鴨川
86分保坂→安齋
90分深澤→小澤
後半序盤、魔の10分間4失点でした。前半の状況からは、最も注意すべき菅澤選手に全くといっていいほどボールが入らず(入れさせず!?)、シュートはおろかゴールにチャンス絡む機会もなく、よって、千葉にシュートらしいシュートを与えずに、先制→追加点と願ってもない2点差で前半を折り返すことのできたレッズレディースではありました。
前半、浦和はいつもの千葉のプレスバックを受けながらも、うまくかい潜りながらチャンスに結びつける連携した動きを見せていました。特に中央からワンタッチで繋ぎゴール前に迫るなど、最近の千葉相手にはない進化を、ベレーザ戦からの勢いを感じさせましたが…
決められては絶対にいけないエースFW菅澤にゴールを許すと流れが変わり、千葉の勢いに拍車がかかります。連続失点で成す術を見失った浦和が、失点後取り返そうと前がかりになりさらにバランスを崩し、失点を繰り返す悪循環という最悪な状況に、一時陥ったでしょうか。
4失点後すぐに2選手を代えてポジションを変更し打開を図り、その後さらに白木選手を入れて反撃体制に。千葉が守りに入らなかったことも幸いだったか、浦和に攻め込めるスペースがあり、吉良の今季ベストゴール弾から気勢が上がると、猶本が今季待望の初得点となる同点ゴールと続き、しかし追撃は及ばず。アディショナルタイムには菅澤選手のシュートをGK池田が左に飛んでナイスセーブもあり、4-4ドローで試合終了となりました。
たとえば先週のベレーザ相手に、同じ2-0で折り返したなら、どんなサッカーやってただろうか?
技術が高い個々がポゼッション優位に攻めて来るぶん警戒し、ある程度引いて守ることを念頭に置いて反撃できるチャンスをうかがうなど、もっとケアできる入り方になっていたのではないか?
レギュラーシリーズ・アウェー仙台戦、後半15分頃までは、レッズレディースは逆転後も自分たちのサッカーで相手に攻め入る隙を与えず押し切ろうと、自信をもうかがえるサッカーを展開していたが、カウンター一発で同点にされると、後は脆さが露出してチャンスらしいチャンスを得れず逆転負け。この時の反省は、今回活かされていたのだろうか??
仙台戦の時は、仙台がしっかり引いて守りからの反撃の徹底があったぶん成す術がなくなったのだが、今回の千葉はまだ付け入る隙があったのは幸いだったでしょう。
ずっと勝ててない相手なら、リードしたなら、徹頭徹尾守り抜いて勝ち点3を得ることで、それまでの負の流れを断ち切ることは、今季不調のレッズレディースなら尚更求められるのではないか!?5バックを後半頭からでも、十分通用したんじゃないでしょうか。
千葉、仙台、新潟相手なら、まだ、どこか自分たちのサッカーで、ベレーザなら違うのかな?甘くないかな、すでに全然勝てなくなった相手なのにね。
今のままじゃ、皇后杯準々決勝に進めたとして、仙台にはとても勝てないでしょう。身体的な強さの差とか、ならベレーザはなんで仙台に勝てて来てるのか、もっと検証したほうがいい。
要は、やり方次第で、2-4から追いつけるレッズレディースがあるなら、相手を上回る戦術を、もっと必死こいてピッチに反映させてください。今日は勝てたはず、残念です。
2005年以来の2点差リードの逆転負けを更新するのを救ったのは、どんな状況にも動揺なく絶え間なく、応援し続けた方々の後押しのおかげ様を、離れているとより実感できました。
ありがとうございました。