安藤・明日菜フランクフルト、痛い引き分け (ドイツ女子リーグ第4節) | うらじょ

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女サカ好きです。
浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー

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先週末の試合についてで遅くなりましたが、まとめておきますー


安藤梢選手と田中明日菜選手が所属する1FFC フランクフルトは、

10月5日に女子ブンデスリーガ第4節・レバークーゼン戦を行い、

2-2の引き分けに終わりました。


安藤選手は61分から途中出場、65分に2点目となるアシストでチームに貢献しました。

明日菜選手は88分から途中出場しました。


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●2013年10月5日
【女子ブンデスリーガ 第4節】

1FFC Frankfurt 2-2 Bayer 04 Leverkusen


会場/ Stadion am Brentanobad (Frankfurt)

観客数/ 1240人


得点/

1-0 28分 C. Sasic

2-0 65分 D. Marozsan

2-1 80分 I. Linden

2-2 90+2分 F. Weber 


【Frankfurt line-up】
01 D. Schumann

25 S. Bartusiak

23 B. Schmidt

27 P. Kuznik

18 K. Garefrekes

07 M. Behringer

11 S. Laudehr

19 F. Bajramaj

12 M. Weber

10 D. Marozsan

09 C. Sasic


61分 S. Laudehr → 14 K. Ando

83分 M. Weber → 21 A. Crnogorcevic

88分 F. Bajramaj → 24 A. Tanaka


安藤選手は、後半16分から出場。

4-1-4-1の左前・ラウデア(Laudehr)選手と代わり、同ポジションに入りました。




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途中出場から間もない後半20分、安藤選手は左サイドで敵陣深く相手DFにプレッシャーをかけ、マイボールのスローインを獲得。

ヴィーバー選手のスローインを、左サイドライン際でボールを受けた安藤選手は、ドリブルで攻め上がり左ゴールライン際でDFを交わすマイナスクロスを入れると、ゴール前左のマロジャン選手の足元ジャストに収まり、すかさずシュート→ゴール右隅に決まり、フランクフルトの追加点となりました。(実際、ゴールライン際を出た様子があり、プレイヤーすべての動きが止まっていた感じはありましたが・・インプレー継続とみなされればいいわけで(^_^;)


その後もフランクフルトは、前線からの絶え間ないプレスが効果的で試合を優位に運んでいましたが、後半35分にパスミスから攻め込まれ、左からの豪快なシュートをゴール右上に決められ失点。

その後は終了時間が迫るにつれ、レバークーゼンの攻勢に押され自陣に下がる守勢となり、ついにアディショナルタイムに、左からのハイクロスボールに、ゴール前が手薄なところを入り込まれ合わせられて同点を許し、試合終了となりました。

フランクフルトは後半終盤に手痛い2失点、勝ち点3を逃したといえるでしょうー



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(試合ハイライト:画像をクリックすれば動画へ飛びます)



フランクフルトは後半38分に、左サイドバックのヴィーバー選手が負傷退場し、代わりに入ったクノゴルセビッチ(あるいは、クルノコルセビッチ?)選手が左サイドハーフに→同ポジションだった安藤選手は、左サイドバックに下がってのプレーとなっていました。

88分に、バイラマイ選手に代わり明日菜選手が入り、以下が最終的なフォーメーションであることを、DFBーTVで確認しました。

   ↓ 

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安藤選手の左サイドバックは・・・うーん、それならば明日菜選手のほうが、彼女はDFのポジションならマルチに対応できる、予見力のある選手ですし、同サイドを日本人プレイヤーの上下にしたほうが疎通が良いのでは・・と思うところがありました。

バイラマイ選手も、88分に交代なら最後まで出来るでしょうし。


明日菜選手なら、同点にされたシーンのゴール前へのクロスに、ゴールニアの裏へフリーでゴール前に入って来たヴィーバー選手を、あらかじめマークすることができたのでは!?

代表でもアイナックにいた時も、ゴール前でのピンチの勘所に優れた選手でしたから。

そのヴィーバー選手を、不慣れなポジションで後追いし見送った感じの安藤選手がありましたので、なおさらにそう思えました。


同点にされ終了となり、激昂して雄叫びをあげてる様子のベル監督(C.Bell)がDFB-TVに映りましたが、終盤勝ち切るにあたり、(明日菜選手の起用云々はあくまで私的な意見に過ぎませんので割愛します)、レバークーゼンの勢いの増した攻撃に対し、チーム全体がどう対応していくのか意思統一されていたかというと、必ずしもそうは窺えませんでした。

試合の推移に、しっかりと統率を導いていくことは、ベンチワークの重要な役割でもあります。


フランクフルトは名だたる代表選手、元代表選手もたくさんプレーしてきた、ドイツで数々の実績を含めれば最高峰の伝統あるチームでしょう。

ですが最近は、他の台頭があり、今はチャンピオンズリーグ出場権も逃す状況(ドイツ・女子ブンデスリーガで昨年3位)となってしまっています。


他と比較すれば、選手層の厚いチームであることは今も変わりありません。現在多くの代表クラスの選手がケガから戦線離脱しており、すべてが復帰すれば断然ドイツNo.1でしょう。

今季も充実しているはずなのですが、エッセン(Essen)、レバークーゼンと、実力的には下位とみられるチーム相手に勝ち点3を取りこぼしています。

昨年もそうでした。リーグ戦で、上位争いをしているヴォルフスブルクやポツダムとの違いでもあり、後々順位を巡っての勝ち点差に影響を及ぼしています。


ボールポゼッション優勢にゲームを運びながらも決めきれずに、相手の少ないチャンスを活かされ決められてしまう・・この傾向が今節も窺えたわけで、修正していかなければなりません。特に攻から守の切り替え時に、手薄で間延びしない対応力が必要だと思いました。今朝見たフランスのリヨンは、違いました。



次節フランクフルトは、12日土曜日に近年進境著しいバイエルン・ミュンヘンとの対戦となります。

開幕戦で、昨季のCL制覇・ブンデスリーガ優勝のヴォルフスブルクと対戦し引き分け、以降3連勝で3勝1分けの勝ち点10は、首位ポツダムと並びますが、得失点差で現在2位と好調です。

フランクフルトにとっては、リーグ序盤戦での山場となりますー


この試合も先週に引き続き、DFBーTVで視聴することができます。

日本時間では、12日19時30分キックオフです。

Die nächsten Livestreams



強豪相手に、安藤選手・明日菜選手の活躍にもちろん期待ですー