ーUEFA Women's Champions League 2012-2013 Finalー
*2013年5月23日20時30分キックオフ(現地時間)
*Venue/Stamford Bridge (London)
Wolfsburg 1 - 0 Olympique Lyon
得点:
1 - 0 73分 M. Müller (PG)
◆キックオフから、徐々に持ち前の攻撃力で優勢を強めていくリヨン。総シュート数でも19本vs8本と圧倒したリヨンが決定機を多くつくるが、守備的に構えてゴール前でフィニッシュに至らせないヴォルフスブルク。ドイツらしいDFの粘り強さとGKの好判断で凌いでいく。
機をうかがって反撃に出ていたヴォルフスブルクは、後半終盤にゴール前の競り合いでリヨンDFのGEORGESがおかしたハンドでPKを獲得。
これをFWのMüllerがゴール左に決めて先制し、その後もリヨンの攻撃を凌いだヴォルフスブルクが、初の欧州王者となりましたー
日本時間で今朝午前3時30分から、2012ー13女子欧州チャンピオンズリーグ決勝戦(UEFA Women's Champions League 2012-13)が、ロンドンのスタンフォードブリッジで行われました。
決勝戦は、VfLヴォルフスブルク(VfL Wolfsburg)がオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に1-0で勝利し、初の欧州王者となりました。
昨シーズン、ドイツ女子ブンデスリーガで2位となり、女子CL(Champions League)への初の出場権を獲得したヴォルフスブルクは、初出場初優勝という快挙。2003年の女子部門創設から10年足らずでの栄冠となりました。
またヴォルフスブルクの今季終盤戦は、この上ない輝きに満ちた日々となりました。
今月12日に女子ブンデスリーガ最終節(Frauen Bundesliga)で初優勝を決め→19日の女子ドイツカップ(DFB Pokal Women)でも初優勝。そして今日、女子CLでも初制覇と、瞬く間に3冠を達成してしまいました。最高の形でシーズンを締めくくった格好です。
近年現役ドイツ女子代表選手を中心に、派手に補強を強め強豪にのし上がって来たとはいえ、いきなりここまで成し得たクラブは過去にありません。
また、ドイツ国内ではヴォルフスブルクの実力が突出しているわけではなく、他にフランクフルトやポツダム、バイエルンなど、実力伯仲のクラブが常に切磋琢磨しています。
ドイツは女子でもクラブレベルの層が厚い中、とりわけ旬の選手が集うヴォルフスブルクが、欧州でも勝ち抜く実力を見せつけたでしょうか。
男子CLのバイエルンvsドルトムントというドイツのクラブ同士の対戦が控える中、今季のチャンピオンズリーグは、男女ともにドイツが欧州No.1であることを示しているかの様相ですー