安藤梢選手と熊谷紗希選手が所属する1FFC フランクフルトは、5月12日に女子ブンデスリーガ最終節・第22節の試合をバイエルン・ミュンヘンと対戦、1-2の敗戦。2012ー13シーズンを終了しました。
安藤選手、熊谷選手ともに先発出場。
安藤選手はフル出場、熊谷選手は69分に途中交代。
フランクフルトは、最終22節に勝てば自力でのリーグ2位となり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場を獲得できるチャンスでした。
しかし残念ながら敗戦に終わり、3位のポツダムが勝利したため順位が入れ替わり、チャンピオンズリーグ出場権を逃しました。
1FFC Frankfurt 1-2 FC Bayern Munich
得点:
0-1 31分 Hagen (Bayern)
0-2 41分 Lotzen (Bayern)
1-2 85分 Overgaard-Munk (Frankfurt)
会場/Stadion am Brentanobad (Frankfurt)
観客数/3620人
○リーグ22節の得点シーンをまとめたハイライト動画:画像クリックで動画へ
[安藤選手の2012ー13シーズン: 出場状況]
所属チーム | 出場時間 | 試合 | スタメン | 交代 | 途中出場 | ゴール | アシスト | |
フランクフルト | リーグ戦 | 804分 | 10 | 9 | 6 | 1 | 4 | 2 |
デュイスブルク | リーグ戦 | 957分 | 11 | 11 | 1 | 0 | 2 | 3 |
デュイスブルク | カップ戦 | 182分 | 2 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 |
[熊谷選手の2012ー13シーズン: 出場状況]
所属チーム | 出場時間 | 試合 | スタメン | 交代 | 途中出場 | ゴール | アシスト | |
フランクフルト | リーグ戦 | 1558分 | 18 | 18 | 6 | 0 | 0 | 0 |
フランクフルト | カップ戦 | 120分 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
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大儀見優季選手と永里亜紗乃選手が所属するポツダム(Turbine Potsdam)は、5月12日に女子ブンデスリーガ第22節ギュータースロー(Gütersloh)と対戦。2-0で勝利。
大儀見選手は先発からフル出場、62分に今季18得点目となるゴールを決め、勝利に貢献。
ポツダム勝利により2位へ浮上、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。
2013年5月12日
Gutersloh 0-2 Turbine Potsdam
得点:
0-1 45分 Cramer (Potsdam)
0-2 62分 Ogimi (Potdsdam)
会場/Heidewaldstadion (Gütersloh)
観客数/311人
○画像クリックで大儀見選手のコメントへ:DFB-TV
「こんにちは、日本代表の大儀見優季です。6月29日、ミュンヘンのアリアンツアリーナでドイツとの親善試合があります。みなさん、見に来てください!」
[大儀見選手の2012ー13シーズン: 出場状況]
所属チーム | 出場時間 | 試合 | スタメン | 交代 | 途中出場 | ゴール | アシスト | |
ポツダム | リーグ戦 | 1941分 | 22 | 22 | 2 | 0 | 18 | 8 |
ポツダム | カップ戦 | 321分 | 4 | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 |
ポツダム | UEFA・CL | 328分 | 4 | 4 | 1 | 0 | 2 | 2 |
ー大儀見選手が、ドイツ女子ブンデスリーガ2012ー13シーズンの得点王を獲得しました!
◆女子ブンデスリーガ:得点ランキング(上位15選手)◆
(選手名) | (国籍) | (チーム) | (得点) |
大儀見優季 | 日本 | Turbine Potsdam | 18 |
C.Pohlers | ドイツ | Wolfsburg | 16 |
M.Islacker | ドイツ | FCR Duisburg | 15 |
L.Lotzen |
ドイツ | Bayern München | 14 |
K.Garefrekes |
ドイツ | 1FFC Frankfurt | 13 |
S.Hagen | アメリカ | Bayern München | 13 |
G.Anonma | 赤道ギニア | Turbine Potsdam | 12 |
A.Popp | ドイツ | Wolfsburg | 12 |
M.Muller | ドイツ | Wolfsburg | 12 |
Mbabi |
ドイツ | Bad Neuenahr | 10 |
A.Goransson |
スウェーデン | Turbine Potsdam | 8 |
J.Maier | ドイツ | Freiburg | 8 |
N.Kesler | ドイツ | Wolfsburg | 8 |
A.Hearn | ニュージーランド | USV Jena | 7 |
安藤梢 | 日本 | 1FFC Frankfurt | 6 |
※大儀見選手のtwitterよりー
「本日リーグ最終節、2-0で勝利し2位なり、来季のCL出場権を獲得することができました。また個人として、リーグ得点王を獲得することができました。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。これに満足することなく、また更に上を目指して挑み続けていきたいと思います。」
安藤選手の1ファンとして、私的にはとても残念でなりませんー
シーズン半ば早々に、首位ヴォルフスブルクとの勝ち点差が開き優勝争いが難しくなったフランクフルトは、2位ポツダムにも及ばなく低迷していましたが、シーズン終盤でポツダム、ヴォルフスブルクとの直接対決を含む4連勝から2位へ浮上、自力でのチャンピオンズリーグ出場の可能性が最終節まで持ち越されました。
シーズン途中に移籍してきた安藤選手が、レギュラーとして定着しチームへ馴染んで行くにつれ、エースストライカーのガレフレーケス選手が勝利を呼び込むゴールを量産し活躍。また、センターバックの熊谷選手をはじめとしたDF陣が、強敵相手でも安定感のある守備力を発揮し連勝に貢献していました。
上り調子のチームがあと1戦、バイエルンに勝てれば念願のチャンピオンズリーグだっただけに、勝負の結果は、時に非情なものであると感じざるを得ません。
以前から噂されていた、熊谷選手のフランクフルト退団についてですが、きょう各マスコミから一斉に記事になりました。
※熊谷、フランクフルト退団 欧州内の移籍希望 (スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20130514-OHT1T00010.htm
安藤選手とチームメイトの歳月は、実質3ヶ月ちょっとの期間で終わることになるようです。
今年1月末、安藤選手電撃移籍の発表。元レッズレディースの中心メンバーとして、2009年のリーグ優勝に大きく貢献した攻守の要が、ドイツで再び同じユニフォーム同士で戦うことになるとは、胸踊りました。
来季以降も、もちろんこの両雄が並び立つ姿を見続けて行きたかったのですが、熊谷選手はさらなる高みを目指して巣立っていく・・寂しく思いますが、これからも応援していきたいと思います!
大儀見選手もドイツを離れることが噂されています。
来季の安藤選手を取り巻くドイツの状況は、様変わりしていきそうです。
大儀見・熊谷・安藤選手、今シーズンもトップリーグで活躍し続けました。お疲れ様でした。
そして、安藤選手の公式サイト「世界でたたかうKOZUE」 で、詳細な記事を発信し続けられたスタッフの方々様に、今季はもっともお疲れ様を申し上げたいです。
安藤選手の元所属先であるデュイスブルクが、経営破綻しフランクフルトへ移籍後も、別サイトを立ち上げられ現地の情報発信に尽力されていたのには、頭が下がる思いです。
身近な報告が継続されていたからこその、最後まで望みを繋ぐチャンスを導いて頂いた。感謝申し上げます。
「世界でたたかうKOZUE」は、これからも、どんな環境になろうとも跳ね返していく強靭さを兼ね備えているはずです!