昨日レッズランドへ、東関東大学選抜との練習試合を見て来ました。
レッズレディースの布陣は4ー4-2
こんなスタメンで、前後半30分×2本(一本目。①とします)と
と入れ替わって前後半30分×2本(日本目。②とします)で行われました。
結果は、
レッズレディース 2-2 東関東大学選抜
①の前半6分ぐらいにMF堂園選手が先制、前半13分ぐらいに失点、後半は0-0、①は1-1の引分け。
②の前半(時間不明m(_ _)m)に失点、前半の失点後に浦和が吉越のゴールで追いつき、後半は0-0、②も2-2の引分け。
①(1ー1、0-0)、②(1ー1、0-0)の2-2という結果に終わりました。
ーわかる範囲で適当に、試合経過をふりかえってみますー
※状況説明と時間は、私的に見えた限りでありアバウトになります。また今回は、常に浦和が攻めて来る側のゴール裏で見学したので、東関東選抜の攻撃と浦和の守備側については見づらく不明な点が多いです、ご了承ください。
(一本目)
*試合開始後、東関東選抜
左から持ち込み、ゴール前へ入れるも合わせる選手おらず(あるいはシュートだった?)、ボールはゴール前を流れて行く。開始早々、浦和はヒヤッとする場面。
*浦和、6分頃
東関東選抜が押し気味の中、浦和が自陣から一気に攻め上がる。中央のMF猶本から右へ展開→右サイドで受けたFW後藤がドリブルで持ち込み、ゴール前へのセンタリング→ゴール前でFW安田がうまく受けれなかったリバウンドを、後ろからMF堂園が抑え気味にコントロールしたシュート(右足インステップだったと覚えがあります)を、ゴール右隅へ決めて、浦和先制。
*東関東選抜、13分頃
右でパスを受けた19番の選手が、ペナルティエリア前からどーんとミドルシュートを蹴り上げると、ゴール左上隅を絶妙に突いてGK池田はとどかず、ゴールが決まる。
東関東選抜 1-1 浦和
*浦和、15分頃
左SB和田から→左サイドの後藤に渡り、センタリング→ゴール前でフリーの安田がヘッドを合わせるが、ゴール右へ外れる。決定的場面。
*浦和、25分頃
ペナルティエリア前あたりから、後藤がシュート→GK左に飛びはじき出す。(後藤には、その前にもシュートチャンスがあり、ゴール上へ外している。)
*浦和、30分頃の前半終了際
ペナルティエリア前右サイドからのフリーキックに、堂園がキックイン→ゴール前で安田が押し込むがゴール右へ外れる。
さらに攻勢から、右から堂園が抜け出してクロス→ゴール前で後藤が直接ボレーを試みるが、ゴール上へ外れてタイムアップ。
*後半開始後、…
序盤、東関東選抜の攻勢にシュートを許す場面もあり、とにかく浦和が、ゴール前まで攻めて込んで来る場面がありません。(_ _)
*浦和、15分~20分頃
猶本ー堂園らが繋いで、右からゴール前へ迫る場面が2度ほどあるも、シュートへ行けずチャンスは潰える。
*浦和、25分頃
左から後藤が持ち上がりセンタリング→安田が受けて、堂園がシュートは、GKが弾いてセーブ。
*東関東選抜、28分頃
攻め込んで右クロス→ゴール前合わせに行くが、浦和DFがブロックして防ぐ。(そんな感じでした。)
(二本目)~ゴールシーンのみ~
*前半、東関東選抜
左から攻め込みゴール前でのシュートは、浦和DFに当たったのか!?浮き球となり、GKを越えてゴール右へ決まる。
*前半、浦和
左サイドからのパスをFW泊がくさびで受け、泊に交差して入ったFW吉越がダイレクトに受けて抜け出す(泊と吉越の絶妙な受け渡し)→吉越は滑り込みながらシュート、前に出て来たGKをかわし流し込まれたゴールが決まる。

一本目は試合序盤から、東関東選抜が積極的に高い位置から浦和に応対していこうという姿勢がうかがえ、試合を通して浦和陣内での攻防が多く見受けられていたと思います。
浦和は、ハーフウェー付近で待ち構える東関東選抜のラインを突破して攻め入ることがなかなか容易ではなく、前半の中頃から終わりにかけては攻勢に転じ決定機も続きましたが、後半に入ってからはチャンスらしい場面がほとんどうかがえなくなり、見所なく終わったのには物足りなさを覚えました。
私的には、先週市原のなでしこ交流戦で見た、新潟戦に近い印象です。ポゼッションは浦和で、待ち構える新潟のラインの位置も同じ、奪われて反撃からピンチに陥る状況や、後半ゴール前でシュートが撃てない様子も似ていた感じがしました。
浦和が後方からボールを繋いで行こうとする→繋いでサイドから前や、前線のくさびに当てる→相手に付かれて前へ行けず向けずに、戻す→回して様子を見ながら作り直して行く→相手のプレッシャーに戻され、ボールを奪われては取り返し、再びボールを繋いで行こうとする・・・といった感じを、繰り返し延々と見ていた気がします。
ボールを受けてルックアップして次への展開は、ショートパスを連綿と足元へ繋いで行くことが多く、やがて行き詰まってしまうという、閉塞感は拭えません。
もっとペースを変えるような、例えば中へ速い一本の縦をドンッと入れ展開を早めたり、サイドチェンジを大きく使うとか、個々の力量においても、何か局面を打開してくようなストロングポイントはうかがえませんでした。
前線ではもちろんFW後藤選手や安田選手が身体を張り、MF猶本選手がポジションに工夫したりもうかがえましたがー
誰がどうというより、全体としての勢いがうかがえず、もっと積極的な目を引くパフォーマンスを見たかったという思いは、昨日見学に来られた方々の多くが感じられたのではないでしょうか!?
反面二本目の、ユースの選手を中心とした布陣のほうが、私的には見応えがありました。
CBに大戸選手、中盤にはMF中村みづき選手、右に小嶋選手・左にユース出身の栗島選手と、FWに吉越選手を配し、この選手たちを中心にボールがよく回り、全体的な攻撃の活性化を引き出していたと見受けました。
相手の東関東選抜の選手も入れ替わり、疲労等も鑑みれば、力量差は一本目の選手たちとは異なり、浦和の選手たちは実力を発揮しやすかったにしても、ゴールを目指す連携においてしっかり統一されているものが感じられました。
中村選手が攻撃の起点の中心となり、素早いテンポでボールを展開して行くー
左右に出された先に、栗島・小嶋選手が受けてゴールへ迫る場面が、二本目の試合が経過するにつれ、目立つようになりました。
ゴール前のニアゾーンを使ったスルーパスが有効に、FWの泊と吉越が受けてシュートまで行く形も見受けられます。
ユースの選手たちには、中学年代から体格差のある年長チーム相手に、臨機の対応を迫られる場面が多いと聞きます。いかに相手を早く交わして繋いで行くのかは、受けてからルックアップの手間をかけなくても、周囲がどう動くのかをお互いの感覚で理解しており、次への展開が素早くなる。培われてきた連携の良さを、二本目の試合では垣間見た思いがしました。
レディースのトップチームにも、引き継がれてもらいたいところは感じられます。
ユースの選手たちに混じって、FW泊選手が攻撃を活性化していた場面が多くありました。
前線で動き回り、くさびで受けて繋げるという点では、攻撃のアクセントとして有効に吉越選手を活かし、同点ゴールを引き出しました。
自らもペナルティエリアに持ち込み勝負する場面が3度はあり、相手に身体を入れられ防がれると奪い返せない面はありましたが、積極的に挑む姿勢は良かったと思います。
試合終了際には、中村選手からのスルーパスに、ゴール前右で抜け出しシュートに行きましたが、GKに弾かれてゴールならず→直後にタイムアップとなり惜しいチャンスでした。
リーグ戦開幕まで、あと1ヶ月。
今後もTMの予定はあるでしょうし、試合を重ねる中で、少しずつでも収穫を得ながら、チーム力を引き上げていってもらいたいところですね。