レッズランドへ、ノジマステラ神奈川との練習試合を見て来ました。
こんなスタメンで、前後半30分×2本。
(※3本目もありましたが、浦和はユースに入替え)
後半に池田→田尻に交代のみで、フィールドプレイヤーの交代はありませんでした。
結果は、
レッズレディース 2-1 ノジマステラ神奈川
*8分浦和、
右サイドバック(SB)の成合選手が、右から低ライナーのミドルをゴール左隅に決めて先制。
*11分ノジマ、
ノジマの2番吉見選手が、ペルルティエリア(PA)前からミドルをゴール右隅に決めて同点。
*後半15分浦和、
右から泊選手のセンタリングを、ゴール前ファーでフリーの加藤選手が、頭で合わせてゴール、勝ち越し。
序盤から浦和は、中央縦を起点にして展開して行く形が目に付きました。
ビルドアップは、GK→センターバック→藤田選手を介して繋いで行くことを基本として、あるいは後列から前線縦に出した先で堂園選手か安田選手がDFを背負いクサビとなり、中へ戻したり左右を使いながら、攻撃を推し進めて行く形が多かったと思います。
左右SBの積極的な攻撃参加が目立ち、特に成合選手には、運動量とフィジカルの強さを感じました。
先制点は、中盤で栗島選手が右前方に出したスルーパスに、上がって来た成合選手が受けて持ち込み、勢いよく振り抜いたファインゴールでした。
攻守に切り替え早く活発な動きを見せ、相手の侵入にはしっかり体を入れて対応しています。昨年1試合も出場が無かった選手とは。今季は宝の持ち腐れにしてはいけません。
今年レディースユースから昇格した栗島選手が、藤田選手とボランチを組み、縦横無尽に動き回ってボールによく絡んでいました。
中盤でボールを収めキープして繋ぎ、ノジマのボールホルダーには食い下がって出先を抑え、有効に機能していたと見受けました。
守備的にうまくバランスを整えながら、チャンスメイクできる選手という印象です。
それにしても、藤田選手のスキルの高さが目立ちました。
1人2人は簡単にかわせる足元のうまさと、常にスペースをつくりながら受け出しする意識がうかがえ、ボールさばきは誰よりも俊敏で格上でした。
大分合宿に行ってほしかったです^_^;
泊選手は、試合を通してボールタッチの機会が少なく(特に前半)、サイドから勝負を仕掛ける場面も少なかったのですが、勝ち越し点へのアシストの場面では、サイドライン際から対峙する相手DFをかわして中へ入り絶好のセンタリングを上げ、得点へのお膳立ては完璧でした。
また、右から持ち上がって積極的なシュート2本と、PA内右にフリーで受けてシュートを放つ絶好機があり、いずれも枠外に飛んだのは残念ではありました。
瞬発力ある動き出しやシュートチャンスへ入り込むタイミングの良さに、ストライカーとしての嗅覚は感じられるだけに、今後期待したいです。
1トップの安田選手とトップ下の堂園選手は、堂園選手が前半の好機にゴール右外へシュートを外した以外覚えのある限り、得点チャンスでのシュートシーンはなかったと見受けました。
前線中央でしっかり軸になり受け出してはいましたが、ゴール前でのフィニッシュに絡むには今ひとつだった印象。
とはいえ、今まで見たことがないポジションの2選手でしたし、今後どう進化して行くのか、あるいは他ポジションに移行するのかは不明ですね。
ノジマに、不意を付かれたミドルを決められた以外では、試合を通してPA内に持ち込まれる場面はほとんど無く、ゴールへの可能性あるシュートも許してなかったと思います。
ただ後半に入った後、ノジマが攻勢に出てペースをつかんでいた時間帯もありました。サイドを広く使われて攻め込まれていたでしょうか。
相手コーナーのピンチが続いたときには、GK田尻選手に代わっていても、危なげなく凌いではいましたが。
最も危ない場面は、試合終了際に、右サイドからアーリークロスをゴール前に入れられ、合わせに入った選手に、成合選手が捨て身でカバーに入りクリアーして難を逃れました。
センターバックの齋藤選手と坂本選手は、常盤木学園高時代に同級生でチームメイトだった2人であり、今回コンビを組んでの起用となりました。
ノジマの攻撃をゴールに寄らせずほとんど未然に防いでいたので、特に守備機会で目立ったところはなかったですが、坂本選手のほうが守備の統率を執っている感じです。
試合の合間に、他選手と話し合い確認している様子の坂本選手に、DFリーダーとしての風格がうかがえました。
来週14日から千葉で行われるなでしこ交流戦では、代表合宿の選手たちも帰って来てまたさらに変わっていくのでしょうね。
また注目していきたいと思いますー