安藤梢選手が所属するドイツ;デュースブルク(FCR2001 Duisbrug)と
永里優季選手が所属するドイツ;ポツダム(Turbine Potsdam)は
5月20日女子ブンデスリーガ第21節で対戦。
ポツダムが2-0で勝利しました。
永里選手はFWとして先発からフル出場、
安藤選手はFWとして先発出場、66分に途中交代しました。
◆5月20日/ 現地14時キックオフ(日本時間21時)
◆試合会場/ PCC-Stadion(Duisburg) 観客/ 2234人
FCR2001 Duisburg 0-2 1stFFC Turbine Potsdam
*得点*
0-1 46分 Hanebeck
0-2 86分 Hanebeck
女子ブンデスリーガは残り2節を残した上位の優勝争い。
デュイスブルクは前節の痛い敗戦により、1位ポツダム2位ウォルフスブルクに勝ち点で引き離され、優勝のためには残り2節を全勝し一縷の望みをつなげたいところでしたが、首位ポツダムに適わず敗戦。
優勝の可能性はなくなり、また2位ウォルフスブルクがフランクフルトに勝利したので、今季3位か4位が確定。
リーグ2位以上に与えられる、UEFA女子チャンピオンズ・リーグ出場権も逃しました。
安藤選手は、リーグ戦では3月25日のウォルフスブルク戦から、5試合ぶりの先発出場となりました。
(試合出場は、4月12日ドイツカップ決勝・フランクフルト戦に途中出場以来)
寄せの早いポツダムの守備陣に気圧され、攻撃の形がつくれないデュイスブルク。
安藤選手も、なかなか前を向いて運んで行くプレーができず、ポジションを下げて対応する場面が目立ち、ゴールチャンスには程遠いプレーに終始することとなりました。
前半21分すぎに、右サイド前へ走るラウディア選手へ縦パスを通し、惜しいシュートに至ったチャンスを演出。
39分に、ゴールから30mはある遠い位置から内に切り込んでシュートを放ちましたが、力なく左外へ逸れました。この試合で放った唯一の、シュートらしいシュートでした。
安藤選手らしく、ピッチを縦横に運動量多いプレーぶりは変わることなく、膝の影響を見せない健在ぶりがうかがえました。
ですが、ブランク明けのせいか、パスの出し受けのタイミングが合わなかったり、踏ん張り切れなかったりで、ボールを失うらしくない場面が何度か見受けました。
また、前線で攻勢時にパスが巡って来る機会がほとんどなく、前半途中からはほぼトップ下の位置でのプレイとなり(ポジションチェンジした!?)、繋ぎ役に徹していました。
日本でのプレイ時にもなかった、2ヶ月ものブランクを経て復帰を果たした安藤選手。
チームとしての望みは絶たれてしまいましたが、残り1節の試合、熊谷選手のいるフランクフルトとの最終戦が控えています!
精彩を取り戻し、有終の美を飾るいい形でシーズンを終え、これからのオリンピック代表での活躍を魅せてほしい!
(安藤選手・試合後の談話)
◇ピッチ立てた
デュイスブルク・安藤 負けたことは悔しい。ただ、4試合ぶりにピッチに立てたことは自分にとって大切なこと。コンディションはベストではなく、これから上げていきたい。
永里選手も安藤選手と同様に、トップに張ることなく下がって受けて前線へ出す、チャンスメイクするプレーが目立っていました。
中盤で激しく競り合って引けを取らない、よりいっそうの強靭ぶりが、身に付いてきている様子です。
「自らが周りを生かすプレーによって、自らも生かされる。」
最近の永里選手が発言したことばどおり、
アルガルベカップやアメリカ・ブラジル親善試合でも見せた献身的な境地が、いまブンデスリーグでも実践されチームを鼓舞し、栄冠へいま一歩近づきました。
最終節に勝てば、ポツダムのリーグ優勝。
リーグ4連覇はもう目前です。
(永里選手、試合後の談話)
◇勝てると思っていた
ポツダム・永里 相手に前回の対戦ほどの怖さがなく、自分たちのリズムで勝てると思っていた。優勝に向けて、自分たちのサッカーができれば、負けることはないと思う。
熊谷紗希選手が所属するドイツ;フランクフルト(1FFC Frankfurt)は、
5月20日女子ブンデスリーガ第21節の試合を
ウォルフスブルク(Wolfsburg)と対戦。
0-1の敗戦に終わりました。
熊谷選手はボランチとして先発からフル出場しました。
◆5月20日/ 現地14時キックオフ(日本時間21時)
◆試合会場/ VfL-Stadion am Elsterweg 観客/ 8689人
Wolfsburg 1-0 1FFC Frankfurt
*得点*
1-0 56分 L.Gossling (PK)
(熊谷選手・試合後の談話)
◇起点にならないと
フランクフルト・熊谷 (守備的MFで出場し)自分が攻撃の起点にならないといけない。点が取れなければ勝てないことは、みんなが分かっている。残り1試合、来季につながるいい試合をしたい。
※女子ブンデスリーガ第21節を終えての順位表です。
最終第22節は、5月28日(日)です。
首位ポツダムは、最終節に降格が確定した12位最下位のライプチヒ(Lokomotive Leipzig)と対戦。
勝てばリーグ優勝。
来季チャンピオンズリーグ出場を決めた2位ウォルフスブルクは、エッセン・シェーネベック(Essen-Schonebeck)と対戦。
3位デュイスブルクと4位フランクフルトは3位の座をかけての直接対決となりました。
いよいよ今シーズンも終わりが近づいて来ました。
最後まで日本人選手たちの活躍と、そして無事にシーズンを終えることを願いたいです!