スフィーダ世田谷vs愛媛FCレディース観戦記 | うらじょ

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2012年05月13日 13:00キックオフ / 味の素フィールド西が丘

スフィーダ世田谷FC 4-6 愛媛FCレディース



得点;

3分 中田麻衣子(愛媛)
6分 吉冨桃子(世田谷)
25分 田中真理子世田谷)
26分 中田麻衣子(愛媛)
38分 丸形梨恵(愛媛)


63分 笹子正恵(世田谷)
68分 小川明莉(愛媛)
72分 中田麻衣子=PK(愛媛)
75分 森仁美(世田谷)

78分 春山沙織(愛媛)



◆スフィーダ世田谷

(GK)

1川口真奈
(DF)
2福原菜緒、23吉冨桃子、14田中麻里菜(Cap)、4岡田あやめ
(MF)

8田中真理子、24峯本千鶴、7森仁美、
(FW)
15笹子正恵、10石渕優紀、26長澤優芽
(SUB)
GK12村松優希、DF19黒川晃、MF6川嶋珠生、MF18薄田春果、FW9内山朋香


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◆愛媛FCレディース

(GK)
1大迫華子
(DF)
2串山早希、9丸形梨恵、6小野山奈々、3佐藤裕美
(MF)
7西川早弓、8岩本有加、18山城見友希、11春山沙織
(FW)

10中田麻衣子(Cap)、14小川明莉
(SUB)
GK21森賀茉洸、DF26萩原真純、MF23山田真弥、MF19上里早紀、FW25丹羽瑞穂

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※フォメは、現地での確認でしたので、違ってましたらご指摘ください。





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【試合経過】


~~前半20分過ぎからの観戦でしたので、それ以降の経過になります。~~


◆前半25分、世田谷

MF峰本選手がPA(ペナルティエリア)前からグラウンダーのシュート→PA内にいた田中真理子選手がシュートに当てると、ボールはコースを変えた浮き球となり、ゴール右隅に決まる。

世田谷2-1愛媛


◆26分、愛媛

PA内でFW中田選手が浮き球を胸トラップから振り向きざのボレーシュート→ゴール左上へ決まる。

愛媛2-2世田谷


36分、愛媛

MF春山選手が左から突破し、中央の中田選手へパス→中田選手のシュートは、左外へ。


◆37分、愛媛

MF春山選手が左から抜けたところを防がれCK(コーナーキック)に。

左CKから、PA内で中田選手→春山選手とつながり、シュートを決める。愛媛勝ち越し。

愛媛3-2世田谷


41分、愛媛

右タッチライン際からFK(フリーキック)

ゴールニアで中田選手が合わせるが、ゴール右外へ。


(後半)

14分、世田谷

世田谷がPA前左からFKのチャンス。FW石渕選手がチョン出ししたボールが、DF田中麻里菜選手の足元へ入り過ぎてシュートに至れず。


◆18分、世田谷

MF森選手が、PA横左タッチライン際で囲まれるも粘ってクロス→フリーのMF笹子選手がシュートを決める。

世田谷3-3愛媛


◆23分、愛媛

中田選手が右へ展開したパスを世田谷DFがクリアし、愛媛のCKに。

向かって右からのCKに、キッカーFW小川選手がキックインしたボールは、弧を描きながらGK川口選手の頭上を越え、ゴール左奥隅に決まる。

愛媛4-3世田谷


◆25分、愛媛

世田谷ゴール前にドリブルで入って来る愛媛の選手を、世田谷DF2選手が防ごうと絡んで共に転倒。→こぼれ出るボールを奪取しようと、愛媛の春山選手(小川選手?)が突っ込んで来たところを、倒れていたDF田中麻里菜選手が、ボールを手で抑えこんでしまいハンド。

PK献上に、田中麻里菜選手は2枚目のイエローとなり、レッドカードで退場。


PKは、中田選手がゴール右上へ豪快に決める。

愛媛5-3世田谷


◆30分、世田谷

田中真理子選手のライナー性のフリーキックを、森選手がトラップし転びながらも、ゴール右へ流し込む。

世田谷4-5愛媛


31分、世田谷

石渕選手のシュートはゴール左外へ。


◆33分、愛媛

PA脇左からのFKに、MF西川選手から→中田選手→春山選手とつながり、春山選手がシュートを決める。

愛媛6-4世田谷


34分、世田谷

笹子選手がフリーで抜け出してシュート→GK大迫選手が弾いたボールを、DF吉冨選手が拾いループシュート→ゴール上へ外れる。


34分、世田谷

森選手→石渕選手が受けてシュート→ゴール左外へ。


36分、愛媛

春山選手が左からドリブルでDFを交わしてセンタリング→MF岩本選手?が受けてシュート→GK川口選手が上方へ弾き出すナイスセーブ


37分、世田谷

MF川嶋選手のCKに森選手が合わせるも、ゴール上へ外れる。


39分、愛媛

中田選手から→左の春山選手→中で小川選手が受けてシュートは左外へ。(オフサイド)


43分、愛媛

中田選手から→左の春山選手へ渡り、ゴール前へ切り込んでシュート→クロスバーに当たりゴールならず。



アディショナルタイム3分後、試合終了。



うらじょ


【試合を見ての感想】
互いにゴール前へ行き来する、点を獲り合うシーソーゲームで見ごたえがありました。

計10点も入るゲームは、どんなカテゴリーでもめったに見る機会は無いですよね。

世田谷の執念を感じる泥臭いゴールや、思わず手が出てしまってもボールを離さない意地からのPK献上、愛媛の素晴らしく連携の合ったパスワークを駆使したチャンスメイクや、CKからのファインゴールなど、見所満載でした。

PKを献上し退場となった田中麻里菜選手は、ベンチへ寄ることもなく、うながれたまま直接にコーナポスト奥の通用口へ消えて行きました。

悔しい思いが伝わってきました。世田谷を強くしたいんでしょうね。


愛媛は、フィールドプレイヤー10人中8人が160cm未満で小柄な選手が多いものの、最後まで衰えることない運動量で世田谷を上回ったのが、勝利に結びついたといえます。

左から再三突破をみせた春山選手、DFラインを抜け出す小川選手、巧みにボールを散らし展開をつくり続けた中田選手、とてもよく走る前線の3選手の活躍が目立ちました。

この155cm未満のトリオから、5得点が生まれました。

また守備陣では、4失点はしましたが、球際でよく粘って有効なチャンスをつくらせないことにがんばり、世田谷の強力攻撃陣を要所で食い止めていたと見受けました。

愛媛には、非力ではあっても、チームとしてのまとまり一体感を感じます。

今季チャレンジリーグ2勝目で12チーム中8位に浮上!

まだ昇格したてのチームとはいえ、健闘が光ります。


うらじょ



世田谷は、個々のレベルでは、愛媛より高いものをもっている選手が多いと思えます。

大きく展開できるキック力と精度の良さ、ひとりで複数のDFを突破できる個人技など、チャレンジリーグの中でも秀でているのではないでしょうか!?

線として結びついた場合、観客を魅了するプレイを時折見せますし、攻撃的な魅力あるチームとして期待を抱かせます。

ただ日体大戦も同様だったのですが、前から来られるとプレッシャーを受けて中盤でつくっていけない、前線が分断され攻撃の枚数が少なく、うまく機能できなくなる場面を見受けます。

世田谷をよく見てる方に教えてもらったのは、中盤の3選手が軸となり左右への展開、バリエーション豊富な攻撃力が世田谷の持ち味であり面白さだということです。

たしかにテクニックに優れたMF森選手が中継役となり、チャンスや得点シーンも生まれてはいますが、もっと全体として厚みある攻撃が出来る気がしますし、もったいない感じがします。


序盤は、ポゼッション優位でチャンスもあるけれど、相手の守備ブロックに苦心する場面が多く見られます。

前後半とも終盤につれ、運動量が落ちると、どうしてもサイドの裏を突かれて度々ピンチを招いて相手ペースになっていきます。

日体大戦、愛媛戦と見て同様の印象があります。

試合全体を通しての修正は、これから求めたいところです。


石渕選手は、1トップとして張っていて守備に下がってくることは全くといっていいほどありません。

でも、そういうストライカー専任がいるのも面白いですし、スフィーダの特徴としてこれからもアピールしてもらいたいとも思えます。

石渕選手にボールが入ったときの期待感、独特のリズムとステップでゴールを目指す姿は、ファンを増やすのではないでしょうか(自分だけ!? ^^;)



うらじょ



可能性をじゅうぶんに秘めた世田谷を、今後も時間があったら期待して見に行きます。

石渕選手がウルトラマンになる試合を楽しみに。

(ウルトラの母は笹子選手かな)