【ヒストリー】
Jリーグでの浦和レッズと名古屋グランパスの対戦は、1993年5月19日、サントリーシリーズ第2節@駒場スタジアムから始まります。
この試合は、名古屋が前半34分に森山泰行のゴールで先制し、後半に2点を加点、浦和は0-3で名古屋に敗れました。
以降浦和は、1994年のニコスシリーズ第5節の名古屋戦まで7連敗し、迎えた同年15節10月26日@大宮公園サッカー場の対戦で、ようやく初勝利を挙げます。
浦和は27分に中島豪のゴールで先制、その後83分に追い付かれ、延長→PKとなった末に競り勝ち、対名古屋初勝利となりました。(PK4-3勝ち)
さらにリーグ戦で名古屋に3連敗した後の1995年11月15日、ニコスシリーズ第23節@瑞穂において、浦和は90分で初めて名古屋に勝利を挙げます。
15分に先制されるも、27分に福田正博のゴールで追い付き、48分に勝ち越され、53分に中島のゴールで同点。65分にはバインが勝ち越しゴール、84分にも福田が追加点を挙げ勝利しました。
名古屋に先制されると7連敗と勝てなかった浦和が、初めて雪辱したゲームとなりました。
その後1996~98年シーズンでは、6戦し3勝3敗と五分に渡り合いましたが、1999年、いまだ浦和の1試合ワースト失点である1-8という大敗を喫した相手が名古屋でした。
1999年5月29日1stシリーズ第15節、場所は…止めときます(>_<)、
呂比須ワグナーに5点を決められた試合は、印象深く残ってる方も多いことでしょう。(TV見てましたです…)
その年の2ndシリーズ第9節でも1-2と名古屋に敗れた浦和は、J2降格となりました。
2001年、J1に復帰した浦和は、3月10日開幕戦@瑞穂で名古屋と当たります。
0-2と敗戦しましたが、11月24日@駒場2ndステージ第15節では、前半44分にやまだのぶひさのゴールで先制。後半に福田のゴールで加点し勝利しました。
2001年~2004年、名古屋との対戦成績は2勝5敗1分けと芳しくなかった浦和。特にこの期間、アウェー4連敗と勝てない時期が続きました。
2005年、ホーム3-0勝利アウェーも2-0勝利を飾り、対名古屋戦でホーム&アウェーとも勝利で終えたシーズンは、1993年の初対戦から2011年の間、この2005年以外にありません。浦和にとってのベストシーズンとなっています。
2004年11月20日@駒場の2ndステージ13節では、浦和のステージ優勝がかかった試合に、名古屋が2-1と勝ち切り見事に興を削がれまして、ガンバが敗れたため優勝という、当時の浦和らしいともいえる栄冠となりました。
2006年11月18日@豊田の31節、勝てばリーグ優勝王手も見えた浦和が、ヨンセンの一刺しで不覚を取り、優勝争いは最終節までもつれました。
2007年10月28日@埼スタの第30節では、浦和はスコアレスドローを喫し、以降34節最終節まで2敗2分けと1度も勝てずに、鹿島に逆転優勝を許しました。
2008年3月15日の第2節@埼スタ、ホームゲームでの0-2敗戦は、内容もいいところなく試合後怒るサポーターも多く大ブーイングで覆われます。この試合後、オジェック監督が解任されました。
浦和の節目に、立ちはがかった相手とも言える歴史がうかがえます。
2009年4月12日@豊田での第5節は、原口元気がリーグ戦で初ゴールを決め先制し勝利しました。
2010年5月5日@埼スタ第10節では、柏木のファインゴールと元気の勝ち越し弾、2011年4月24日@埼スタの第7節では、マルシオが先制、達也、元気と決めて快勝。
この3つの勝利を、2009~2011年の浦和レッズベストゲームとして評価する方も多いです。(それ以外にいい試合が少なかったこともありますが…)
現在、浦和レッズと名古屋グランパスのリーグ戦対戦成績は、
42試合で浦和の13勝24敗5分け(得点47、失点80)となっています。
スコアレスドローが3回、
スコアレスから延長→PKで浦和の1敗。
浦和が先制された試合が25試合、
そのうち、
負けが20敗
勝ちが4勝
引き分けが1分け
浦和が先制した試合が13試合、
そのうち、
勝ちが9勝
負けが3敗
引き分けが1分け
データでいえば、浦和が先制されると80%敗戦、勝利は16%であり、先制すると約70%が勝利、23%が敗戦という過去の集計となりました。
とりあえず、データはデータですが、できれば先制してゲームを優位に運ぶことが望ましいようです。
ちなみに浦和は、名古屋と前半を0-0で終えたとして、後半になって今まで一度もリーグ戦では先制したことがないという結果となっています。
(対名古屋戦、歴代得点ランキングと得点時の勝敗)
8点 福田正博ー4勝3敗
5点 エメルソンー2勝2敗
3点 べギリスタインー2勝
田中達也ー3勝
原口元気ー3勝
2点 中島豪ー2勝
大柴健二ー1勝1敗
オウンゴールー1勝1敗
先制して元気が決めることが、勝利をより手繰り寄せるでしょうか、
元気は今週調子いいみたいですし期待です。
|←1993-----1999→| |←2001--------2011→|
HOME ●●●○●●●○○● ○○△●○△△●●○○
AWAY ●●●●●○○●●● ●●●●○●○△○●△
名古屋との1993年から現在までの対戦表です。
前世紀は5勝15敗と大きく負け越してますが、2001年からの今世紀では8勝9敗5分けとほぼ五分の戦績となっています。
2001年からは、浦和の総得点が25点、名古屋は24点とこちらも互角です。
2005年以降は、苦手だった名古屋アウェーでも7戦3勝2分け2敗と勝ち点を取れるようになった浦和です。
ここ最近の低迷時代でも、決して引けを取らない相手である対戦成績となっています。
名古屋相手に、自分たちのサッカーでしっかり勝ち切る力は、昨年以上にあると思えます。
瑞穂で勝つことは、今後の勢いに繋がります、自信となるはず。勝利を祈ってます!