*以下は、元日まで行われた、第33回全日本女子選手権の得点ランキングです。
2点以上ゴールした選手をリストアップしました。
<7得点>
西川明花(FC高梁・吉備国際大学)
<3得点>
八木彩香(早稲田大)
道上彩花(常盤木学園高)
小島和希子(日ノ本学園高)
高瀬愛美(INAC神戸)
中野真奈美(岡山湯郷Belle)
菅澤優衣香(A新潟レディース)
<2得点>
横山久美(十文字学園高)
中村ゆしか、南野亜理沙(関東学園大)
中田麻衣子、串山早希(愛媛FCレディース)
泊志穂(大体大)
工藤早和子(鳳凰高)
森脇さつき(徳山大)
田中陽子、小島ひかる(JFAアカデミー福島)
川原奈央(日ノ本学園高)
村岡夏希(AS狭山)
上辻綾、川村優理(A新潟レディース)
松長佳恵(伊賀FC)
伊藤香菜子(日テレベレーザ)
南山千明、川澄菜穂美(INAC神戸)
有町紗央理(岡山湯郷Belle)
後藤三知(浦和レッズレディース)
一人の選手だけ、ゴール数が突出しているのがわかるかと思います。
FC高梁・吉備国際大学のFW西川明花選手は、1回戦武蔵丘短大戦に2ゴール、2回戦FC高槻戦3ゴール、敗退した3回戦の浦和レッズレディースにも2ゴールと、ゴールを量産しました。
今季のチャレンジリーグWESTで19得点をあげ、WESTリーグ得点王に輝いています。
特徴としてゴール数が多いのに加え、決定率の高さが他選手より抜きん出ている点です。
今季WESTリーグでは、シュート数39本に対し19ゴールを決め、シュート成功率が48.7%というかなりの高確率でした。
リーグ最終戦のアギラス神戸戦に、一気に9ゴールを決めて5割近い決定率にはなったのですが、アギラス戦を除いても35.7%であり、チャレンジリーグEASTの得点王京川舞選手(30%)や、なでしこリーグ得点王の川澄選手(26%)、大野選手(23%)を大きく上回っています。
全日本女子選手権ではさらに決定率を上げ、3試合で13のシュート数に対して7ゴールで53.8%という驚異的なゴール決定率をほこっています。
JFATV→全日本選手権ダイジェスト
どんなプレイヤーかというと、私は実際には昨年に岡山美作に見に行った浦和戦と、試合ダイジェストの録画でした見ていないのですが、
なんといっても、ゴール前でのヘディングの強さと決定力が抜群で、さらに泥臭く押し込むフィジカルの強さや、裏へ抜け出すスピードをも兼ね備えた、例えて言えば、日本代表FWの永里優季選手にとても似ている印象です。
全日本選手権の浦和戦、ゴール前で浦和DF4人に囲まれながらも、強引にシュートに持ち込み決めた場面が、とても強く印象に残っています。
浦和DFが2点リードで油断していた面はあったかもしれませんが、それにしてもゴール前に林立したDFを押しのけ決めた相手FWは、昨年対戦した中では他に見た覚えがありませんでしたので。
まだ18歳の西川選手、今後かなりの逸材として注目したいと思っています。
今日これから、東京・西が丘競技場では、
全日本大学女子選手権・準決勝の2試合が行われます。
11時から行われる準決勝第1試合に、西川選手擁する吉備国際大学が日本体育大学と対戦、実際見ることができます。楽しみです。
14時からの第2試合では、大阪体育大学と神奈川大学の対戦。
5日の国立での決勝戦へ勝ち上がる2校はどこになるのでしょうか。
自分なりに、これからの有望な選手を見つけに行く楽しみが、今日の西が丘にはありそうです。