6月26日にドイツで開幕するサッカー女子のワールドカップに向け、日本代表「なでしこジャパン」が、21日、中部空港を出発しました。
21日午前9時すぎ、中部空港に姿を見せた代表選手と佐々木則夫監督は、笑顔を見せながら搭乗口に向かいました。主将の沢穂希(INAC)は
「いよいよだな、という感じ。最低でも北京(五輪)のベスト4以上の成績を残したい。メダルはなかなか難しいが、やるしかないので上位を目指して頑張りたい。結果にこだわって走り続けたい。ピッチでは最後まで諦めずにひたむきな姿を見せたい」
と意気込みを語りました。
女子ワールドカップには16チームが参加、日本は1次リーグのグループBでニュージーランド、メキシコ、イングランドと対戦。
6月27日 15:00 (日本時間 22:00) ボーフム
7月1日 15:00 (日本時間 22:00) レバークーゼン
日本 ー メキシコ
7月5日 18:15 (日本時間 6日1:15) アウグスブルク
6月15日 下野新聞よりー
「メダルは絶対」 W杯直前インタビュー・なでしこジャパン・FW安藤梢
いよいよ来週からはじまるドイツ女子W杯に向け、なでしこジャパンは今朝日本を発ちました。
現地ではスウェーデンとの練習試合を含む調整をこなし、27日からの本戦にのぞみます。
1stステージ(予選)のグループBでは、1位通過が必須条件。
2位通過だと、グループAの地元ドイツが1位通過の可能性がひじょうに高いため、2ndステージ準々決勝での対戦になるのは避けたいところ。
1stステージ1位通過とし、グループA2位と予想されるフランスorカナダとの対戦が望ましく、現実的に準決勝ベスト4進出が見込める道程であると思えます。
ベスト4以上を果たすためにも、グループリーグから本来の実力を発揮することが望まれます。
18日、愛媛県松山にあるニンジニア・スタジアムで行われたvs韓国代表との親善試合には、4200人もの観客が集いました。
松山市駅前から、バスで4~50分はかかる山奥にあるスタジアムに、有料の女子の試合としてはとても多くの方が、大雨にもかかわらず観戦に来ました。
この試合がもし、都心部やその近郊で悪天候、アクセスが悪い中行われたとして、これほどの集客があったかを思います。
愛媛の地元の方々の、女子でも代表戦に対する関心の高さがうかがえました。
地元の小中学生とおぼしきグループが、岩淵真奈選手のドリブルに「おー、すげ~!」を連発していました。
「ニッポン!」を叫び、澤選手だけは知っているみたいだから「さわさわさわさわゴーール!」と歌い、ゲームを楽しんでる様子でした。
親子連れや、少年少女たちの来場者が、リーグ戦よりも目立ちましたよ。
純粋に見入り、感化されたぶん、なでしこジャパンが勝ち進めば、よりいっそう応援してくれそうです。
四国松山で親善試合を行ったことは、ファンの裾野を広げる意味ではいい機会になったのではないでしょうか。
特に女子代表は、認知されていない地方がまだ多いはずですから、今後方々へ代表戦行脚することは効果的かと思えます。
W杯ベスト4以上の成績を残し、凱旋試合が組まれることが望ましいです。
そのためにも、
頑張れなでしこジャパン!