~改革の旅は終わった~ フィンケ | うらじょ

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12月1日発売のエルゴラに、退任後のフィンケ監督のコメントが載っていました。

オフィシャルにはないロングインタビューでしたので興味をひきました。


1日発売で3日今日には新刊のエルゴラが出てますからいいかなと思い、以下に写してみました。



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~改革の旅は終わった~                                   

                                                     フォルカー・フィンケ



私はクラブの方ともいろいろなことについて話し合いをしましたけど、彼らは違う方針を持ってこのチームづくりを進めて行きたいという事をはっきりと言っています。

共有することがあまりないのであれば、強制的に仕事を一緒に続けていく必要はありません。

私自身は今回このような決断をして良かったと思っています。後悔はしていません。


私たちはひとつの目標を達成するためにチームの改革という旅に出ました。

プレースタイルを変えて、世代交代を進めなくてはいけませんでした。

ピッチ上での改革を進めていくためには監督がひとつのエンジンになってチームを引っ張らなければなりません。

しかしひとつの蒸気機関車が前進していこうという段階で、それまで運ばれてきた石炭が徐々に入ってこなくなって来たのです。

そういう状態ならば石炭を運んでくる人と一緒にさまざまなことについて話し合いをしなくてはなりませんが、ここ数ヶ月間の動きを見ていてもお分かりのように、クラブは今後、違うチーム方針をもってチーム作りを進めていくようです。

サッカーではすべての人間が同じ方向を向かない限り、成功を収めることは出来ません。


私たちは自分たちが依頼されたことをしっかりとやってきました。

この2年間、新戦力を獲得する資金もなかったわけですし、それぞれも選手の契約状況もリスペクトしなくてはいけませんでした。

このような状況の中で、徐々にチームを改革したのです。そしていま、ピッチの上で躍動している選手たちを見てみてください。

とても一丸となって、ひとつの戦うチームが出来上がっています。

しかも将来性のある選手たちがたくさん集まっています。

少なくともピッチの上ではとても優れた仕事がなされたと思います。



ただし、ひとつだけ私が謝らなければいけないことがあります。

それは多くのサポーターに対してです。

ここ数週間、たくさんの手紙を頂きました。

その中には「あなたは多くのサポーターと約束したじゃないですか。長いたびに出る、と」という内容のメッセージを頂きました。

彼らに対して私は本当に申し訳なく思っています。



さまざまな議論がある中で、クラブサイドからも「こういう選手を獲るべきでは」という話がありました。

ただし、私は今ピッチの上で起きていること、そしてチームの成長や現状を考えれば、クラブサイドが提案してきた選手は合わないのではと思いました。

そのような提案が来るたびに、徐々にクラブは別の方向に向いていくんだなと感じ取ることができたのです。

あと、コレはひとつのプロセスだったのですが、クラブの中の人間がいろいろなことについて語る内容を聞くと、クラブの人間は「こういう方向に傾き始めているんだな」と感じ取ることができました。

その中でも観客動員数は大きなテーマでした。

観客の減少については、いろいろな要素が絡んできますが、観客動員数はとても大きな要素でした。

プロのサッカーというのはお金が必要になります。

観客動員数が減るとクラブは考えなくてはいけません。

なぜ、こうなっているのか。

そしてどうすればこの状況を解決することができるのかと。


(クラブは来季以降もスタイルを継続すると話しているが?)

そういう質問はクラブのほうに直接聞いてください。

私がここで語るよりは、そのほうが良いと思います。

これは日本で学んだことです。

クラブは常に正しいのです。




~引き分けで終わるのがもったいない、悔しい思いが残った前節の川崎戦、

見ていて応援していて、ホントに熱くなる、手応えを感じた終盤の展開でした。


試合後の興奮冷めやらないまま書いた試合後のブログが、後から見るとネガティブな内容になっていて反省でした。

というのも、あともう少しのところでゴールに結び付く機会が多くて残念だったからと、言い訳しておきますm(_ _)m


「いまピッチで躍動している選手たちを見てください!」

そんなフィンケの自負する気持ち、わかる気がします。


「とても一丸となって、ひとつの戦うチームが出来上がっています!」

たしかに、山田暢久のモチベーションが完全に変わりましたもの。


痛みを伴う長い旅路の本当の辛さを、フィンケ就任当初にある程度は覚悟していたとはいえ、目に見えて変化して行くまでにはどれ程の過程を経ていくのかを、今になって全然理解していなかったことに気づかされます。

闘莉王や都築がいなくなったことは、いまだに寂しいのだけれど。



明日の有終の美を飾るために、後押し、ガンバリまっす!!



うらじょ






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