アジアカップグループリーグの対戦成績は、今日16時から(日本時間17時)のAグループ日本ー北朝鮮、タイーミャンマー戦を残して以下のとおりになっていますー
(予選グループA)
日本……… 2勝0敗0分け;12得点;0失点+12;勝ち点6
北朝鮮…… 2勝0敗0分け;5得点;0失点+5;勝ち点6
タイ………・ 0勝2敗0分け;0得点;7失点-7;勝ち点0
ミャンマー… 0勝2敗0分け;0得点;10失点-10;勝ち点0
(予選グループB)
中国……… 2勝0敗1分け;6得点;0失点+6;勝ち点7
豪州……… 2勝1敗0分け;5得点;2失点+3;勝ち点6
韓国……… 1勝1敗1分け;6得点;3失点+3;勝ち点4
ベトナム……0勝3敗0分け;0得点;12失点-12;勝ち点0
これから日本が、北朝鮮に引き分け以上の結果であるなら予選通過1位となり、準決勝はB組2位のオーストラリアと対戦、負けることになればA組1位のホスト国である中国との対戦になります。
韓国が予選グループで敗退とは予想外でした。大会前にブログで予想したものとは異なり、オーストラリアの強さにはまったく無知でした、失礼しましたー
総合スポーツ雑誌NumberのWebページで、スポーツライターの河崎三行さんが、なでしこジャパン特報として今大会前に展望を記していました。
http://number.bunshun.jp/articles/-/23897
↓ ↓
(記事から少々抜粋)
上り調子なのがオーストラリアであり、スウェーデンでプレーする180cmの長身FWギルは空中戦の強さを誇る。アメリカでの澤のチームメイトであるアタッカーのデ・バンナは、世界でもトップレベルの快足。守備陣も大柄な選手揃いで、機敏さにやや欠けるものの単純なクロスの放り込みではまず競り勝てない。ベテラン、中堅、若手の世代バランスもよく、歴代最強チームとの呼び声が高い。
高さ、速さ、強さという日本選手が最も苦手とする要素を備えていることもあり、なでしこジャパンの佐々木監督が参加国中最も警戒していたのが、このオーストラリアである。
~また、韓国が監督交代で今までの手法と異なり選手のモチベーションに欠けることを危惧しており、グループBが熾烈な争いになることをしっかり見据えていたレポートには、他にはない詳細なリサーチを感じた次第です。とても参考になりました。
AFC(アジアン・フットボール・コンフェデレーション)のオフィシャルレポートによればー
北朝鮮は、キム・クァンミン監督でチームが刷新され、2008年アジアカップ・ベトナム大会での優勝メンバーはわずかで、今回のメンバーに入っているのは、27歳のFWキム・ヨンエと24歳のMFキム・キョンファのみ。
最近のオーストラリアとの親善試合では、2-3、2-2の芳しくない結果。
キム監督;
「監督として3大会目となるが、我々はこの大会を3度制しているので、今年も優勝することが目標だ。チャンピオンとなるためにベストを尽くす」
「かなり新しいメンバーをそろえたが、これは彼女たちへのプレッシャーが少ないことを意味する。我々はオーストラリアに敗れたが、これは準備の一環でしかなかった。」
また河崎さんのレポートによれば、北朝鮮は持ち前の走力をベースに隙のないサッカーをする。しかし戦術的・精神的支柱だったFWリ・クムスクの引退が大きい。相変わらず強いが以前の恐さがない。GKに安定感がないのは相変わらずだ。
とはいえ、FIFAランクでアジア最高位の座を長く守り続けているのは並大抵のことではない。今回も間違いなく優勝候補の一角を占めるチームだ、とあります。
準決勝の対戦相手については、佐々木・キム両監督とも、とくに気にすることはないとあります。
たしかに、いずれにせよ準決勝は、ホスト国の利を十分に活かせる中国であり、グループリーグ最終中国戦で主力10人を休養させ万全を期して臨むオーストラリアなのだから。
日本の佐々木監督はー
「次の試合(北朝鮮戦)のメンバーは思案中、最高の結果を得るという我々の目標を達成するために強いチームスピリットを必要とする。」
ならば、すべての試合にベストを尽くし、最高の結果で完遂するよう願っています!
今まで、ここからの「スピリット」が発揮できなかったなでしこジャパン、アジア制覇に届きません。
来年ドイツでのW杯出場権が掛かっているだけに、今回は「絶対に負けられない試合」がここにもあるー
日韓戦を前に、少しでも気に留めていただければ、幸いに思います。
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