火曜日から続いた東京出張の最終日の今日、
朝から認定講師養成講座アドバンスの講師をしながら、
そわそわしていました。
一番下の長男が受験生で、
実家を離れて東京で寮生活で、予備校通い。
昨年4月に家を出てから一度も家に戻らず、勉強漬けの毎日。
この1ヶ月は、毎日のように試験が続いていました。
今日がその最終日、全ての試験日程が終わる日でした。
最終の試験が終わるまで、彼の集中力を妨げないようにと、一切の連絡をしていませんでした。
それが終わる今日の夕方。
私は担当する研修が終わった瞬間、彼にメッセージを送りました。
「東京にいるから、一緒に食事しないか」
そして、待ち合わせて、東京駅で食事をしました。
彼は、受験生なのですが、寄り道をしているので、お酒が飲める歳になっています。
それも、この受験期間中、先月1月に。
「何飲む?」
「せっかくやから、ビールにしよかな」
はじめて、息子と乾杯しました。
酒を酌み交わしました。
息子が誕生した時から、夢見ていたことが叶いました。
ほぼ一年、寮生活で受験に挑戦していた彼は、
目をみはるほど成長していました。
親バカかもしれませんが、本当に有り難いほど、
成長してくれていました。
寄り道してくれて良かった。
心からそう思いました。
2年間、受験に失敗したからこそ、実現できた成長がある。
これから大切にできる時間がある。
彼だけでなく、私たち家族にとっても貴重な経験でした。
いい酒を飲み、彼は寮へ。
私は大阪へ。
彼も、明日には寮を引き払うそうです。
しばしの休養、さらに次の挑戦へ。
まだ最終目標への到達は、確認できていませんが、
公寿、まずはおめでとう!
そして、素敵な時間をありがとう。