今日は、東京でNTTLS(エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ)さん主催の研修でした。
色々な企業から集られる参加者、朝の9時半から午後5時まで、合計6時間半の長丁場です。
今回で3年目、たしか5回目になるかと思います。
内容は、どんどんアップデートして、進化、深化し続けています。
そして、毎回意識していることがあります。
それは、伝える情報量を減らしていくということ。
第一回目は、ひたすら私が話していました。
時間の限り、自分が持っている知識を、
お伝えできるだけ伝え尽くす。
もちろん、ワークも入れているのですが、
盛り込めるだけの内容を、パンパンに詰め込んでいました。
もともと、お伝えする手法として、
「教える」のではなく「思い当たっていただく」ということに主眼を置いていました。
「思い当たる」とは、目の前に提示された情報や知識が、自分の過去の体験とつながる。
教えられたことに対しては、どこか抵抗があるのですが、
自ら思い当たったことは、行動の変容につながりやすい。
そして、今は、さらに伝える情報量を減らす、
ということに挑戦しています。
詰め込むのではなくて、どこかに余韻を残すように伝える。
すると、不思議なのですが、情報量を減らしてお伝えする方が、
研修参加者の満足度が上がっているようなのです。
ただ闇雲に減らすのではなく、吟味して、減らす、
そのさじ加減が大切。
講義の場数を踏み続け、参加者の反応、フィードバックを肌感覚で感じ続けたからこそ、減らすことができるようになったのだと思います。
まだまだ、精進の道半ば、さらに成長していきます。
感謝!
在り難い!・・・本当の意味は、It's a miracle!