西池袋TKデンタルクリニックの武末です
当院では主に健康保険での診療における銀歯などの修復物は開業以来
同じ技工所さんにお願いしています。
お付き合いは、私が開業する以前の勤務先からになるので15年以上。
とても丁寧にお仕事していただくのですが・・・・
昨日、ある患者さんが来院されて、いざその患者さんの修復物を取り出してみると
全く別の患者さんの模型が入ってました。
その患者さんは当院の患者さんではなく、全く別の歯医者さんの患者さんの
ものでした。
つまり、技工所さんが入れ間違いをしたということです。
開業以来、記憶では2度目か3度目。
毎日のように大量の技工をお願いしているので、そのようなミスの確率といえば
０．１％未満でしょうが、当の患者さんにとってはそれがすべて。
せっかく来院していただいたのですが、事情をお話しして、治療を進めることもできず
心からお詫びをした上で、ご理解いただき、おかえりいただきました。
誰が悪いのか？
それは。。。 私ですね。
誰のせいでもありません。
患者さんに対して責任をとるのは、担当医でもあり歯科クリニックの責任者でもある
院長の私です。
もちろん今後同じようなミスが起きないようにと技工所の方とは改善策などを
一緒に考えるつもりですが、他人のせいではないことだけは事実です。
人生において、このようなことは多々出くわします。
その時にどう考えてどう行動をするか？
それこそが問われてるはずだと考えるようになったのはこの10年くらいかも
しれません。それ以前であれば、自分の責任ではないと他人のミスを許せない
部分があったと思います。
ミスをしない人間はいません。
分母が大きくなればなるほどそれは必ず起こることだと思っていた方が
きっと正しいはずだと考えるようになりました。
それでも自分由来のミスは限りなくゼロに近づける努力と工夫を！
他の人のミスも自分と無関係ではないことを知り、感情的になることなく
許すことも覚え、できれば一緒に責任をとったり、改善をする！
ミスから学ぶことって本当に多いですよね。。
人間だもの・・・でからね。
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