最近、ある小学校の先生に聞いたお話です。

 我々の小学生の頃は、お昼に学校給食を頂く際、皆、「いただきます」と言って、手を合わせてから、お食事をしたものですよね。今、小学校で先生がそれを生徒に言うと、一部のお母様方からクレームが付き、「給食代を払っているのに何故、いただきます、と言わなければならないのか?」。と言われたそうです。人様から「モノ」を、タダで頂いたならともかく、お金を払っているのに、と言うのがその理由なんですって。

 そう言うお母様方に言わせて頂きますね。

食前に、「いただきます」と言うのは、我々人間は、地球上のあらゆる生き物である、動植物の犠牲によって「生かされている」のだということを知って下さいね。これらの生き物の「犠牲」に対する「懺悔」の気持ちを、手を合わせて「いただきます」と言う形で表現しているんですよ。要は感謝の気持ちなんですね。お分かりになりましたでしょうか?

 
          株式会社・明西エンジニアリング
            代表取締役会長 《WEP塾塾長》西岡仁克・拝

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