定番料理は、何十年と繰り返し作っているのだけれど、
やはり、年々、そして季節ごとにじわじわとレシピが上書きされていきます。
これは個人的なことにとどまらず、毎日毎日、それはもう沢山の方々の、ありとあらゆる体質と体調に向き合ってきたからこそ、常にレシピを進化させる必要性にかられています。
もちろん、「これは絶対的に動かないこと」っていうのもあります。
それは、原理原則から決してはずれないからこそ確立する。
ここを外したら、基礎から全体が崩れる、っていう。
ゆるぎない芯があってこそ、レシピは進化し続けるのです。
渋めの器は、定番料理にも旬菜にも似合って、料理が引き立ちます。
原理原則からはずれないこと。・・・そしてその上で、変化とは何なのか?
そういう意味での変化は、とても重要です。
むしろ、なくてはならないものです。
それらを理解することが、道を誤らない基本的な思考のヒントなのではと思います。