国内最大サロンを運営するサロンオーナーが語る「無名な人がオンラインサロンを成功させる方法」(2/2)



(つづき)……有名無名関係なく、「オンラインサロンオーナーが売るコンテンツ」を明確にしないことには、サロン運営はニッチもサッチもいきません。

もちろん販売するコンテンツは、各サロンによってそれぞれ違っていて、『西野亮廣エンタメ研究所』でいうと、メインコンテンツは「西野亮廣の挑戦の物語」であり、そこに含まれている膨大量の「仮説・検証結果」です。


西野亮廣エンタメ研究所』のソレは、そもそも西野亮廣一人ではなくチームで動いているので、「うそん! 毎日、そんなに動いて、そんなに考えてるの?」とブッ倒れちゃうレベルなので、個人では真似はできないと思います。
同じ土壌で競争することは、あまりオススメしません。
正攻法になってしまいますが、「自分にしか提供できない価値」を提供するに尽きますね。

もう一つオススメできないのが「習い事(ハウツー)系」ですね。
オーナーもサロンメンバーと同時に成長していれば話は別ですが、「オーナーがすでに持っている情報をサロンメンバーに教える」という形にしてしまうと、

①「学びが為にならない!退会しよう!」
②「学びが為になった!あざす!退会します!」

と、どちらに転んでもサロンメンバーが退会する設計になっているので、サロンが成長していくことはありません。


そして、もう一つ(これ、大事です!)。


| オンラインサロン運営はコスパが悪い!
 

「お金儲けの為にオンラインサロンをしよう!」と考えているのなら、オンラインサロンは死ぬほどコスパが悪いので辞めておいた方がいいと思います。
月額1000円のサロンで、100人集まれば、単純計算、月収10万円です。
手数料を引かれるので厳密に言うと8万円ぐらいです。

不労所得のように捉えている方が多いですが、100人をハンドリングする為には、かなりの時間と精神的な体力が奪われます。
サロンに投稿する記事を書くのも時間をとられますし、その記事のネタを作るのには、更に時間をとられます。
結論、8万円を稼ぐなら、マクドナルドでアルバイトした方が早いです。

なので、基本的には、他の仕事でコンスタントに結果を出していて、「その仕事の裏側が見れますし、ときどきスタッフとしても参加できますよー」ぐらいにしておかないと、ゆくゆく立ち行かなくなっていくと思います。


| 無名な人がオンラインサロンを成功させるには?

すでにファンを抱えている有名人であれば、何もしなくても100人ぐらいなら集められるかもしれませんが、無名であれば、そうはいきません。
無名な人がオンラインサロンを成功させる為には、下の5つぐらいは押さえておかなくちゃいけません。

①自分にしか提供できない価値を提供する
②習い事系に手を出さない
③サロンメンバーに提供する情報は毎回新ネタ
④毎回新ネタが提供できる仕事に就いておく
⑤経営センス


最後の『経営センス』は絶対に必要なのですが(インフルエンサーがオンラインサロンをやっても経営センスがなければ上手くいかない)、そもそも、経営センスがあるのなら経営者になった方が美味しいので、結論、有名無名関係なく「オンラインサロンで成功するのは、ほぼ無理」です。

ですが、可能性はゼロじゃなくて、上の5つを押さえて、秒速で試行錯誤を繰り返すことができる人であれば、無名であろうと上手くいくと思います。


この度、僕の右腕として日夜馬車馬のように働いている田村Pがオンラインサロンを立ち上げたのですが、彼女は上の条件を満たしているので、上手くいくと思います。

面白そうなので、僕もさっそく入ってみました。

オンラインサロン『田村Pのココだけの話』の入会は→コチラから

僕のサロンとは、まったく違うアプローチになってくると思うので、勉強させていただきます。
今日から宜しくお願い致します。


【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は「キングコング西野の新ビジネス」というテーマで記事を投稿させてもらっています。
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