映画『えんとつ町のプペル』に隠された『通貨』と『閉ざされた町』の正体!
昨日、映画『えんとつ町のプペル』のプロローグを公開したところ、大変な反響をいただいたので、今日は、もう少し踏み込んだ話をしたいと思います。
【関連記事】これが映画『えんとつ町のプペル』のプロローグだ
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腐るお金『L』
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映画『えんとつ町のプペル』を語る上で外せないのは、260年以上前に、シルビオ・レターさんが開発した時間が経てば経つほど価値が下がっていく“腐るお金”『L』です。
時間が経てば経つほど価値が下がっていくので、人々は『L』を貯めこむようなことはせず、積極的に『L』を使うようになり町が盛り上がった……まるで夢物語で、「そんな甘い話があるか!」と怒られかねない、あまりにも出来すぎたお話ですが、どっこい、『L』にはモデルがあります。
1900年初頭にドイツやオーストリアの一部で導入され、そこでは“腐るお金”が実際に使われていたのです。
考えたのは、この人。
たぶん、頭がスゲー良い人です。
シルビオ・ゲゼルさんが提案した腐るお金『ゲゼルマネー』は、ドイツの炭鉱町、シュヴァーネンキルヘンでは『ヴェーラ』に、オーストリアのヴェルグルでは『労働証明書』に、それぞれ名を変え、実際に使われ、失業者だらけだった町を見事盛り上げていたのです。
しかしながら、通貨当局に目をつけられ、「疑似通貨だ!」とメチャクソ怒られ、腐るお金は発行を禁止されてしまいました。
当然、町は、元通り。
再び、失業者だらけになりましたとさ。
『お金』が何の為に存在しているかが、よくわらからない一件です。
ゲゼルマネーの仕組みは、レターポットを作るときに、かなり参考にさせていただきました。
ちなみに、レターも4ヶ月で腐ります。
時間が経てば言葉が消えるように設計させてもらっています。
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外の世界を知らない町
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そして、もう一つ、映画『えんとつ町のプペル』を語る上で外せないのが、かれこれ260年以上も外との交流を断っている『町』です。
シルビオ・レターさんが作った『L』を守る為、そして、人々の暮らしを守る為に、レター一族が15代にわたって、町を閉じ続けました。
ところが、ある日。
砂浜に真っ黒な船が流れ着いて、物語は急展開。
真っ黒な船の存在がキッカケで、町を閉ざそうとする勢力と、町を開こうとする勢力の戦いが始まります。
勘の良い人はすでにお気づきかもしれませんが、映画『えんとつ町のプペル』は江戸時代が下地になっています。
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坂本龍馬は誰だ?
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気になるのは、映画『えんとつ町のプペル』における坂本龍馬の存在です。
誰が坂本龍馬をやるのでしょうか?
ゴミ人間のハロウィン・プペルでしょうか?
煙突掃除屋のルビッチでしょうか?
いいえ、違います。
主人公はこの人。
ルビッチの父ちゃんの『ブルーノ』です。
※『ブルーノ』の名前の由来をおもくそ検索すると、全ての点が繋がるので、探せるもんなら探してみてください(*^^*)
『えんとつ町のプペル』は、ブルーノの正義とレター一族の正義の物語で、勧善懲悪ではありません。
そして、そんなもんが絵本に収まりきるわけがないので、絵本では主人公をカットしてみました。
今、世の中に出回っている『えんとつ町のプペル』は本編のスピンオフです。
世界を獲りに行こう
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「ディズニーを越える!」と言った時には、たくさんの方から鼻で笑われましたが、ボケやファッションで言ったわけでもなく、大真面目に言いました。
せっかくエンタメの世界に首を突っ込んでいるのですから、どうせやるなら世界がひっくり返る瞬間をチビッ子にお見せしたいです。
オンラインサロンの交流会をしていると、チビッ子達から「西野さんって、ディズニーを越えるんでしょ?」と訊かれます。
彼らは信じているので、裏切るようなマネはできません(*^^*)
ディズニーが神様だったら諦めもつくのですが、彼も人間なので、彼がやったことは再現可能です。
夢が叶う瞬間を必ずお見せしますね(*^^*)
【8月5日開催決定!】
8月5日に、福岡のイオンモール福津で、映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを全て喋るイベント(制作物発表会)や、その後の交流会の開催が決定しました。
交流会では『えんとつ町のプペル』に限らず、起業に関するアレコレや、挑戦に関するアレコレなんかの相談に本気でのりたいと思います。
参加される方は→コチラ