昨日、飼育放棄現場より保護した猫達を朝いちばんで病院に連れて行きました。今日は病院での猫達の様子や治療内容などについてご報告します。
この記事は『ケージに閉じ込められて汚物まみれになった猫(1)』の続きです。
ケージに閉じ込められていた子。預り宅で少しだけキレイにしてもらいました。
預り宅では、夜泣きもせずにとても静かに過ごしていたそうです。ちょっと猫らしくない様子だったので、色々と辛い思いをしてきたのだと感じさせます。
お姉ちゃんです。他の子達よりも少しだけ臆病なところがあります。でも撫でられると嬉しそうにしていたようです。
この子が2匹のお母さん。預かりさんにお腹をゴロンとするくらい人に懐っこいです。お姉ちゃん猫にベッドを譲るなど優しい子です。
今回の診察内容は…
- ウィルス検査(白血病と猫エイズ)
- スクリーニング(血液検査)
- ブロードライン(ノミダニ駆除)
- ワクチン接種
これらに加えて、個別に必要な検査があれば行います。
耳掃除もしてもらいました!前足がピンってなっちゃう。
血液検査のための採血。幸い猫エイズ/猫白血病共に陰性でした。
痛いはずの注射ですが、暴れることもなく鳴くこともなく…すっごく大人しいです。
そして問題は歯を診察したときに起こりました……
生まれた年が分からない野良猫や保護猫などは歯を見て年齢を判断することができます。この子は「5~6歳なのではないか」ということで一同びっくり!
心配していた関節炎も大丈夫そうで一安心です。
歯…キレイ
この子は9歳と聞いていたのですが、歯からの推定年齢は5~6歳です。お母さんじゃなくて姉妹!?
※綿棒での耳掃除は獣医さんが行うので安全にできます。ご家庭での耳掃除では耳の中を傷付けたり、耳垢を奥へ押し込んでしまう危険があるので、コットンなどを使ってください
さて、最後はケージに閉じ込められていた猫ちゃんなのですが……今回は病院でのシャンプーもお願いしているため、いったん病院で預かりとなりました。
預り宅ではお水をたくさん飲んでいたようで腎臓が心配です。この子も「実は本当の年齢が違うのか…?」というのも気になるところ。
今日中にはお迎えに行って預り宅へと移動する予定なので、また次回の更新にてお知らせできればと思います
今日中にはお迎えに行って預り宅へと移動する予定なので、また次回の更新にてお知らせできればと思います
今回、保護した3匹はみんな人に慣れている良い子達です。これから家猫として暮らしていくために、しばらくは預り宅で過ごすことになります。
そして…
今回の保護で…
当会の保護預り先が満床となってしまいました!
ちなみに、現在も仔猫の保護依頼が数件きている状態です。
新しいお家が決まって当会を卒業する子の数に追い付かないくらい、保護が必要な子がたくさんいる状態です。
保護預りをして下さるボランティアを大大大募集中です!興味のある方は『西東京市 地域猫の会のHP』をご覧ください
医療費ご支援のお願い
いつも『西東京市 地域猫の会』をご支援いただきありがとうございます。
今回の緊急保護では、3匹の猫を保護しました。「飼い猫と同じように充分な医療を受けさせてあげたい」それが当会の方針です。
当会は国からの補助金などはなく、猫の保護や譲渡に必要なすべての経費を募金・支援金・会員からの会費、ボランティアメンバーの自腹などで賄っています。
今年は、コロナの影響で譲渡会などの開催も少なく例年に比べて募金や支援金が少なくなっています。しかし、現在も病気療養中の猫ちゃんがおり、常に資金不足の状態です。
もし宜しければ、この子達の医療費のために皆様のお力をお貸しいただけないでしょうか。
【募金の振込先】
金融機関名:ゆうちょ銀行
店名:018(ゼロイチハチ)
店番:018
口座番号:9409896
口座名義:西東京 地域ネコの会(ニシトウキョウチイキネコノカイ)
頂いたご寄付は今回保護した3匹の医療費や、これから保護されてくる猫ちゃん達のために使わせていただきます。
何卒、よろしくお願いいたします!
病院での診断結果や保護預かり先での様子については『ケージに閉じ込められて汚物まみれになった猫(3)』でご確認いただけます。