4月20日、朝に
りえが亡くなりました。
りえはどうしても
人にも猫にも慣れない子でした。
最後までゴロゴロ言うことも、
すりすりする事もなく、
陽だまりの中で爪とぎするのが
唯一楽しそうな姿でした。
シェルターで保護したばかりの時は、
人には慣れずとも、猫たちと
仲良くなれるかもと希望を持ち
室内フリーにしていたのですが
2度チャレンジして、数ヶ月
様子を見ましたが、
いずれもベッドの下に隠れきりで
たまにご飯を食べに出ると
他の猫にちょっかいを出されてしまい
人が見ていないと、ゆっくりご飯を
食べることが出来ませんでした。
ベッドの下で排泄、排泄しても
その場所を移動せず、眠り、
同じ場所から動けなくなってしまったので
衛生的理由と、猫同士のコミュニケーションが
上手くできないので断念しました。
りえは規則正しい生活をしていました。
保護時から、亡くなるまで、
本当に変わりなくあり続けた印象です。
3段ケージの中で、
ほとんどの時間を1番上で寝て過ごし、
その場でお皿を置いてご飯を食べました。
他の猫や、おもちゃ、
おやつにも興味事もなく、
そもそもご飯もあまり積極的に
食べる子ではなく、
毎日スタッフが優しく撫でても
喉を鳴らすことはありませんでした。
人が居なくなると、中段で水を飲み
爪とぎをして、軽く日光浴をして、
下段で排泄をしました。
排泄は、絶対に砂ではしませんでした。
いつも床を選んでしていたので、
ペットシーツを敷く形になりました。
最後、具合が悪くなってからは、
下段でうずくまっていました。
今まで何度も食欲不振になり
投薬で良くなりを繰り返しましたが、
今回は、回復することはありませんでした。
年齢も不明なので、
長生きだったのか短命だったのかも
よく分からず。それでも、
外に居たら今ほどは
生きながらえなかった命だと思います。
本人にとって少しでも安心出来る場所で
余生を過ごして貰えたのは
良かったのかなと思います。
もし来世も猫に産まれたら、
次はほんの少しだけ、人に
甘えてみて欲しいなと思います。
木下