先週土曜日発売の、『詩とファンタジー・秋栞号』(かまくら春秋社刊)
その冒頭にやなせたかしさんの3つの詩が掲載されています。
その3つの詩のすべてが、やなせさんの遺言とも最期の手紙ともとれるものです。
店頭では売り切れてしまって、追加は今週末か週明けに入荷します。
その時、最初の詩だけあわてて書きうつしましたので記します。
いつも
これが最後と
思って書いています
一世紀近く
生きてきましたから
もうおしまいです
あっというまでしたね
すぎてしまえば
あっけない
ぼくは
未熟の生まれ
死ぬ時も
未熟のままで
かえって
よかったような
気もします
ところであなたは?
天使が天国へ案内するようなイラスト。これもやなせさんのものです。
天国から今日も、子どもたちのことを見ていてくださるでしょう。