すっかり初夏になりました。
昨日、田んぼに水が入りました。
昨日今日と、どの家も水の入った田んぼをトラクターですいて田植えの用意です。
代がき(しろがき)というそうです。
さて先週出たばかりの新刊。
『旅の絵本Ⅷ』作・絵・安野光雅(福音館書店刊)
表紙の絵は、安野さんの故郷津和野のある山口でしょうか?
そして季節はこいのぼりが泳いでいて、代がきの済んだ田んぼが描かれていますね。遠い日の懐かしい初夏の景色です。
待望の日本編です。参考までに・・旅の絵本シリーズ。
Ⅰ・中部ヨーロッパ編 Ⅱ・イタリア編 Ⅲ・イギリス編
Ⅳ・アメリカ編 Ⅴ・スペイン編 Ⅵ・デンマーク編 Ⅶ・中国編
全部そろっていますので、是非一度手に取って見てくださいね。
とっても素敵な絵本です
あとがき・・・
「~国難という言葉をおもいます。
今一番問題なのは、子どもたちが放射性物質に侵されるのではないか、ということです。未来の日本を生きるのは、その子どもたちです。
歳とったせいか、このごろ、二十代のおかあさんがつれている子どもがよく目につきます。昨日も近くのスーパーマーケットで、小さい女の子とそのお兄ちゃんらしい子と三人が、腰を掛けて休んでいるのお見ました。お兄ちゃんが指さす彼方を見て、お母さんが何かいっているところでした。
この子どもや、お母さんたちにとって、これから先の日本が、幸せな国でありますように、願わずにはいられません。」 2013年5月5日 安野光雅
87歳の安野さんが、未来を生きる愛すべき子どもたちに贈られた絵本です。